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マンションの寿命はどのくらい?マンションのリフォーム時期は?などをまとめました

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マンションの寿命は平均どのくらいですか?

国土交通省の発表(「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書取りまとめ後の取組紹介内、小松幸夫(2013)「建物の平均寿命より」)によると、鉄筋コンクリート造のマンションを取り壊したタイミングの平均は68年となっています。
しかし、旧耐震基準(1981(昭和56)年5月31日まで適用)で建てられたマンションか、新耐震基準で建てられたマンションかによっても大きく変わってきます。
適切に管理・修繕がなされているかどうかによっても違ってくるでしょう。

マンションのリフォーム時期はどのくらいですか?

設備機器によってリフォームの時期は異なります。
網戸の張替えやトイレのパッキンなどは5年程度で実施。
キッチンコンロやガス給湯器などの設備機器、壁紙の張替えなどは10~20年程度を目安にするといいでしょう。

一戸建ての寿命は?何年住める?

固定資産台帳の滅失データから求めた「木造専用住宅の平均寿命」(2011年の調査)によると、64年という結果が出ています。
ただし、日ごろのメンテナンスや手入れをしっかりすることは重要なポイントです。
また、ここ20~30年の間に建築された住宅は、リフォームを適切に行えば、100年以上もつともいわれています。

マンションの寿命がきたらどうなるの?

寿命がきた場合、修繕では対応できないケースでは建替えを検討することになります。
まずは、区分所有法による建替え決議を実施。
単棟のマンションであれば、区分所有者の5分の4、もしくは議決権の5分の4以上の賛成が必要です。
可決されたら、事業計画、定款の作成をし、都道府県知事の認可を得ます。
そして、マンション建替え組合を設立し、権利変換計画の策定、権利の変換を経て建替え工事を行います。
登記の申請はマンション建替え組合が行い、再建築物へ入居という流れです。

長く住めるマンションを見分けるポイントはある?

「マンションは管理で選べ」といわれるように、マンション購入に際しては、管理がしっかりなされているかどうかが大きなポイントです。
適切に管理されているマンションは、清掃やメンテナンスが行き届いているはず。
専有部分だけでなく、共用部分がきれいに保たれているかをチェックするようにしましょう。
また、幹線道路や海の近くなどにあるマンションは、対策がなされていない場合、劣化が早い可能性があります。

ライター紹介

住まいと地域の評論家/福祉住環境コーディネーター
橋本 岳子(はしもと たかこ)

約20年間、不動産情報サービスの会社に在籍。独立後は、売買・賃貸・管理・投資など、不動産のさまざまな分野での執筆を行っている。また、2018年より東京都内の商店街を毎月取材し、地域の抱える問題点などについてもリサーチを続けている。

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