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「不動産取引市場調査」(2019年下期)-取引額は上期に比べ減少-

 一般財団法人日本不動産研究所は4月3日「不動産取引市場調査」(2001年上期~2019年下期)の結果概要を発表しました。
 不動産取引市場の規模(取引金額が公表されている取引事例についての取引金額の合計)は、2007年上期に約3兆円に達しピークを迎えています。リーマンショックが生じた2008年下期には約1兆円程度まで市場が縮小し、ピーク時の約1/3 の規模となっています。政権交代を経た2013年上期以降は2兆円超えと大幅に拡大し、2015年上期まで半期ベースで2.0~2.6兆円程度で堅調に推移しました。2015年下期は約1.8兆円と大幅に減少しましたが、その後は緩やかな増加傾向で推移し2018年上期には約2.3兆円となりました。その後も概ね2兆円程度の状況が続いていましたが、2019年下期はオフィス取引の減少等から約1.8兆円となりました。

取引金額総計

一般財団法人日本不動産研究所発表「不動産取引市場調査」(2019年下期)より転載。著作権は一般財団法人日本不動産研究所に帰属します。