担当者さんと最後に探し出した物件で書いています
振り返れば、このアンケートで当方から伝えたい事はたくさんあり、とても書き切れないのですが、テーマを大きく3つに絞って整理しています。
テーマ1:基本的考え方の共有
私たち夫婦が担当者さんと初めて会ったのは昨年夏の夜、当時担当者さんが勤務していた自由が丘センターです。
自宅の売却を前提とした住み替え先の購入をサポートしていただきたく、当時、気に入っていた自由が丘で、地元の情報に強そうな東急リバブルを訪ねた経緯があります。
しかし、初めての面談でしたから、私たちは縁あって目の前に座っている担当者さんに、いきなり希望物件の条件について詳細を語ることなく、まずは私たちの住み替えに係る“基本的考え方”を伝えようと思っていました。
それは「家を買うのではなく、環境を買う」という考え方です。
この考え方は、買いの反対側、つまりそれまで住んでいた家の売却という、人生において比較的大きく、不安な事ばかりが先に立つ決断において、サポートをお願いしていた他社Z社にも初回の面談において伝えた、私たち夫婦の心の拠り所のような価値観です。
担当者さんは、私たちのこの基本的考え方によく耳を傾け、理解してくれていた様子でした。
“環境”について、私が面白おかしく、しかし少しの冗談でもなく申し上げた「例えば自宅の周りを散歩すると力フェがあるような環境」のコメントを、その日から長く記憶してくださったのは、たまたま担当者さんが私たちのそれまでの住まいの近隣の街に精通していて、今の自宅周辺には確かに力フェがないという事実を知っていたからだけではなく、自由が丘での初対面の夜に、真剣に私たちの話を聞いてくれていたからだと思っています。
以後、担当者さんが私たちと共有してくれている基本的考え方を踏まえて紹介してくれる物件は、私たち夫婦だけで出向いて下調べをしたり、担当者さんと一緒に内覧をさせていただいたり、延べ件数において68件に上るのですが、いずれもその立地や環境に見るべきものがありました。
一番始めに内覧をさせていただいた物件は、結局縁がなく見送りましたが、妻は一人だけで2回も現地をその足で訪問し、歩くコース別に駅からの雰囲気を調べるほどに捨てがたい物件であり、私たち夫婦が永く記憶に留めるマンションでした。
私たちの基本的考え方をしっかりと把握、共有した担当者さんの紹介によるところです。
テーマ2:顧客第一主義
その①複敏な動き
生まれて初めてのマンション内覧だった前述のそれは、担当者さんと自由が丘で初対面の挨拶をしたわずか3日後でしたが、それは事前に予定されていたものではなく、当日の午後私たち夫婦が現地を下見し、その場で担当者さんに「今から見たい」と電話にてお願いして実現したものです。
私たち夫婦はそれを決して当たり前とは思わなかったのですが、以後数十件に及ぶ内覧のうち、いくつもの場面はこのように「今から見たい」、「今日見せて欲しい」といった担当者さんへの急なお願いによってでした。
そして、担当者さんはただの一度も「今日は出来ない」と言いませんでした。
私たち夫婦が主に週末土日しか活動できない事を知っている担当者さんは、時間のやりくりをして、何とか私たちと現地集合で案内をしてくれたものです。
中目黒の街の良さを気づかせてくれた2件目の物件、憧れの自由が丘駅徒歩圏で、その場で購入申込みまで進んだものの、先約があって見送ることになった3件目の物件、その他、担当者さんに無理を言った内覧を数え始めればきりがありません。
もう一度書きますが、私たちは担当者さんのその行動を当たり前と思ったことは一度もないのですが、担当者さんはその全てに応じてくれました。
その②変わるニーズへの対応
私たち夫婦は当初、自由が丘こそ最良の環境と思い、東急リバブル自由が丘センターを訪ねたわけですが、その後、時間の経過とともに自分たちでも驚くほどにその価値観が変わり、対象エリアをもっと都心へシフトする事が明確となっていきました。
新しいエリアについて考える時、私たち夫婦はそれまでの物件探しに係る担当者さんの苦労、努力を知っていましたから、エリアを広げたり変更したりの相談に際しては、恐縮するばかりでした。
私たちは、真夏に担当者さんが背中を汗びっしょりにしながら案内してくれている姿をよく覚えていましたから、そのエリア変更に係る相談を躊躇もしました。
しかし、大切なこととて、いつも結局心変わりを打ち明けると、担当者さんはただの一度も表情の片隅にも“嫌な顔”を見せることなく、私たち夫婦の考え方を聞いて、「お気持ちはよく分かりました」と応じてくれました。
また、物件の間取りでさえ、それまで2LDKか3LDKで共有していた条件を、あるタイミングで1LDKまで広げた時も、快く応じてくれました。
さらには、購入申込みまで行っていたマンションについては、台風による大雨を経験した翌日に、その物件が建物の一階部分であったことを理由とした、万一における災害に対する私たち夫婦の心配を背景とした申込み取り下げも、その心情をよく汲んで、心の底から理解してくださった上で、申込み取り消しを受け入れていただいています。
夏に始まった「家を買うのではなく、環境を買う」家探しは、思いがけなくも秋、冬まで続いたのですが、私たち夫婦の様々な方針変更が、担当者さんによってその長い期間に快く受け入れら続けたのは、初対面の自由が丘センターにおける担当者さんと私たちにおける“基本的考え方”の共有があったから、というだけではなく、どうしても私たち夫婦の考え方を大切にする担当者さんの“誠意”を前提としなくては説明がつきません。
テーマ3:気持ちの理解
既に少し触れましたように、私たち夫婦の家探しは、それまでの家の売却を前提とした所謂“買換特約”条件付でしたが、売却対象の家が建築基準法第43条の但し書きに該当していたため、大変苦労した経緯があります。
前述のとおり、売却はその営業を他社Z社に託していましたが、担当者さんは常にその進捗を気にかけてくれていました。
その気配りは、東急リバブルとして行う購入物件紹介という営業活動の前提としての意識を超えて、常に私たち夫婦の苦労、心配を共有、理解し、寄り添ってくれていた印象があります。
私たち夫婦は、梅雨真っ盛りの蒸し暑い日、地元区役所の建築指導課に出向いて様々な疑問点を整理し、改めてその家の売却に係るハードルの高さを認識させられ落胆もしたのですが、担当者さんはその心配を吐露する私たち夫婦の話を真剣に聞き、いつも「でもZ社さんならきっと買い手を見つけてくれますよ」と元気づけ、絶えることなく新しい物件を紹介し続けてくれ、今の苦労を忘れさせるような楽しい未来を見せながら、背中を押し続けてくれました。
真夏の暑い日、担当者さんとともにあるマンションを内覧した際も、私たち夫婦の心の殆どは自分たちが売却する物件の道路付けの問題で一杯だったのですが、その心中を理解している担当者さんは、内覧後、そのマンションの話よりも、その敷地内で私たち夫婦の心配を聞いてくれたものです。
私たち夫婦がその心配に挫けなかったのは、Z社の営業のみならず、実はどんな時にも私たちの話を自身のことのように真剣に聞き、ともに考え、例えば私道の“隅切り”に係る考え方など、具体的な事柄についても前向きなアドバイスを行い、そして物件の紹介を通して、その心配を忘れさせてくれるような夢のある未来を見せ続けてくれた担当者さんのおかげです。
私たち夫婦は、「この住み替えは絶対に正しい」という“信念”をもって活動していましたが、その信念が揺るがなかったのは、担当者さんが常に私たちの心に寄り添い、私たちの期待の一歩、あるいは二歩先を行く提案をし続けてくれたから、と実感しています。
真夏にどんなに暑くてもウチワやセンスでバタバタと涼をとることなく、ひたすらハンカチで静かに汗をぬぐう姿や、真冬の寒風の中をともに走り回った姿を、私たち夫婦は生涯忘れません。
私は今、この“お客さまアンケート”の「所謂自由意見、感想」を、担当者さんと最後に探し出した物件で書いています。
「家を買うのではなく、環境を買う」住み替えは、東急線を含む鉄道4路線が乗り入れる駅から徒歩4分の立地です。
家の周りを散歩すると力フェがあります。
最寄り駅前からは私の生まれ育った町に行くバス路線があり、その路線の途中には物件を探した街並みが徒歩圏にあります。
また、入居前には知らなかったのですが、ここは昔から都内でも指折りの所謂お屋敷街で、静かな街を散歩しています。
入居から間もないある日、妻は仕事であの自由が丘方面へ出向く際、東急線でわずかのところが仕事場の最寄り駅であることで、その近さ、便利さに、車内から私宛に「ばんざーい!!」とLINEして来ました。
私は、妻のこのメッセージが、今回の担当者さんと一緒に動いた住み替えの答えだと思っています。
センターからの返答
この度は新居のご購入誠におめでとうございます。
S様と当初自由が丘センターにご来店いただいた際にキーワードとしてあった「家を買うのではなく、環境を買う」は私の心にずっと残っておりました。
S様がお住まいだった場所は私の住まいの隣駅だったため街の雰囲気は知っておりましたが、実際にご自宅まで資料をお届けに伺い、近隣にはどのようなお店がありS様が今後どのようなお住まいをなさりたいのかすぐに把握することができました。
私は常々お客様とはキーワードを共有するようにしており、S様とは上記のキーワードの他に「散歩が楽しい街」があったことを深く覚えております。
S様とは数多くのマンションを一緒に拝見しましたが、当日にご内覧のご希望を頂戴した際にはお時間の調整をしていただいたり、数時間お待たせしてしまうこともあり申し訳ございませんでした。
一緒にご内覧していくにつれ、ご希望条件が徐々に移り変わっていくことを率直にお伝えいただき、またご内覧したものがなぜ見送りとなるのかを理由をお教えいただけたことが次にご紹介するマンションの参考になりました。
ご購入いただいたマンションはS様と共に様々なエリアのマンションを見てまわり、S様と私でしっかりと購入のイメージが醸成できていたため巡り合えたものと思っております。
今も自信をもってS様にこのマンションをご購入いただいてよかったと言えます。
お引越し直後はコロナウイルスの影響から緊急事態宣言が発布されてしまい、街を愉しむことが阻まれてしまい残念でしたが今は店舗営業も再開しておりお散歩を楽しんでいらっしゃること、私も嬉しく思います。
近くに寄った際には遊びに伺わせてください。
今後とも末永いお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。