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奈良県北葛城市王寺町の地域情報
北葛城郡王寺町は奈良県の西北部、北葛城郡の北端に位置する面積約7㎢のまちです。町の中心部には片岡山があり、ふもとには大和川の支流である葛下川が流れています。令和2年時点で約24,000人、約10,000世帯が生活しています(令和2年国勢調査)。
明治22年(1889年)に合併して王子村ができ、1926年には町政がしかれて王寺町となりました。もともとは農村でしたが鉄道が開通することで物資が行き交い商業が発展するようになったのです。現在では商都大阪の衛星都市の役割を果たしています。
北葛城郡王寺町のアクセス環境
北葛城郡王寺町は衛星都市として発展してため交通アクセスに優れています。鉄道はJR関西本線とJR和歌山本線が利用できます。王寺駅からJR大阪駅までは大和路快速で約30分、JR奈良駅へは大和路快速で約15分です。近鉄生駒線と田原本線も利用できます。
バスの利用も便利です。奈良交通のバスが王寺駅から王寺町文化福祉センターや記念病院などを通っています。交通道路では国道25号と国道168号が通るほか、香芝市ですが西名阪香芝ICから王寺町まで15分ほどです。
歴史を散策できるまち
北葛城郡王寺町には多数の歴史的文化財があります。有名なものは達磨寺です。日本書紀の聖徳太子に関する説話が元になり鎌倉時代に開基された寺です。重要文化財に指定されている聖徳太子像や達磨像が安置されています。また聖徳太子が飼っていたという愛犬雪丸をかたどった雪丸像があるほか、6世紀末の古墳もあり土器などが出土しました。
地元住民に愛される施設としては舟戸児童公園があります。近畿日本鉄道とJRの線路の間の土地を利用して作られた公園で公園の中央にはSLが置かれています。王寺町が鉄道で発展してきた歴史を示すとともに、桜並木があり憩いの場となっています。王寺町にはほかにも多数の寺社や遺跡があります。王寺町では王寺町散策和らぎウォークとしてそうした名所や公園、河川などを周遊できる案内地図を作製しています。
交通と福祉のまち
北葛城郡王寺町はその交通の利便性から交通の町といわれます。鉄道が開通しベッドタウンとしての役割を担うようになったのは近年のことです。宅地開発が始まると駅前には道路が整備され、信貴山の参詣道であったため商店街も広がりました。住環境の整備も進められています。未来をつくる子どもが安心して夢を育むまちを基本理念として子育て支援が実施されています。子育て支援サービスの子育て教室は広く認知され、利用もされています。保育の充実と母親の就労支援に力を入れているほか、教育に関しても設備充実が進められています。
このように王寺町は発展した衛星都市であるとともに、住民のための福祉が進んだ町です。住環境整備、若い世代への就労支援など、地域で広く暮らしを支えていく環境が整っています。
(※表示の電車所要時間は日中平常時のものです。実際の所要時間は時間帯により異なります。また、乗り換えや待ち時間は含まれておりません。ダイヤ改正などにより変更になる事もあります。)