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北葛城郡川合町は、奈良盆地西部にある馬見丘陵の北東に位置する町です。面積は約8.27㎢で、2022年5月現在17,178人が生活しています（河合町「月ごとに見る人口の動き」より）。この地域の歴史は古く、旧石器時代の生活の痕跡が残るほか、各時代の遺跡が見られます。

近世になって大和川の水運で栄え、明治以降には果樹栽培が始まり、灌漑水路網が発達しました。近年では大阪のベッドタウンとして発展し、西大和ニュータウンには大規模な住宅地があります。

北葛城郡河合町は、奈良市から約1㎞、大阪都心から約25㎞の距離に位置しています。町域内には西名阪自動車道法隆寺ICがあり、JR関西本線〔大和路線〕、近鉄田原本線が走っていることから、大阪や名古屋方面への交通の要所となっています。

バスは奈良交通のバスがあるほか、町内巡回ワゴン「すな丸号」があります。すな丸号は、総合福祉会館を出発してまほろばホールや公共施設、駅を経由する住民の生活の足です。交通道路は西名阪自動車道が通っているほか、県道5号や県道14号、県道132号などが利用できます。

歴史と自然を同時に感じられる公園として県営馬見丘陵公園があります。馬見丘陵は、香芝市・広陵町・河合町など2市3町に跨る丘陵地です。古墳の集積地であることから自然や古墳の保護のため都市公園になりました。

大型遊具や大芝生広場、花の道などがあり、バラ園や3万株の菖蒲園が楽しめます。さらに、国指定史跡の乙女山古墳やナガレ山古墳をはじめとする多くの古墳郡を鑑賞できます。公園館では、自然や土器を模型で紹介しています。

また、大和川は大和と河内をつないでおり、大和川沿いに船着場があったことから、古い街道沿いには今でも当時の賑わいの面影があります。

北葛城郡河合町は、田園や丘陵の緑と市街化された地域のバランスがとれた町です。地域住民の活動として、河合町スポーツ協会や河合町文化協会、河合町商工会などの団体が地域活性化のための役割を果たしています。

また、河合町シルバー人材センターでは、高齢者の技術を活かし仕事を紹介することで、住民の活気ある自立した生活を支援しています。

北葛城郡河合町は、歴史遺産を守り自然との調和を目指しながら、活気ある街として発展しています。

※上記に掲載されている情報は、現在の状況とは異なる場合がございますのでご了承ください。