川崎市多摩区の一戸建て賃料データ

神奈川県川崎市多摩区の地域情報

1972年4月に川崎市が政令指定都市に移行したのに伴い誕生した川崎市多摩区は、川崎市の高津区、宮前区、麻生区、東京都世田谷区、調布市、狛江市、稲城市に隣接し、川崎市最北端に位置しています。多摩区北部は多摩川が流れ、南部には生田緑地が広がっています。多摩区内にはJR南武線、京王相模原線、小田急小田原線と複数路線が通り、宿河原駅、登戸駅、中野島駅、稲田堤駅、京王稲田堤駅、向ヶ丘遊園駅、生田駅、よみうりランド前駅の8駅があります。新宿駅、渋谷駅、大手町駅方面など都心へのアクセスが便利なのはもちろん、小田急小田原線で小田原駅へいき、箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本駅方面といった観光地へも便利に行くことが可能です。

JR南武線の宿河原駅は生田緑地内にある川崎市藤子･F･不二雄ミュージアムの最寄り駅ということで、駅舎前にはドラえもんの銅像が建ち、訪れる人を迎えてくれています。また二ヶ領用水も宿河原駅そばにあり、満開の桜が咲く時期になると花見をする人々で賑わっています。小田急電鉄の向ヶ丘遊園駅と登戸駅では、駅内自動放送の列車接近メロディにオルゴール調の藤子･F･不二雄の人気アニメ番組ドラえもんやパーマンなどの主題歌を採用し、多くの利用客に親しまれています。JR南武線の中野島駅から北へ約600m行けば多摩川があるので、ウォーキングやサイクリングを楽しみながら休日にリフレッシュするのもよいでしょう。稲田堤駅から徒歩約10分には多摩川河川敷に面した稲田公園があります。敷地内には、桜の園、少年野球場、児童プール、小さな子どもたちが水遊びを楽しむことができる、長さが約240mあるせせらぎが流れています。多摩区内にある8駅ともに駅周辺にはスーパーマーケットなどの生活施設が揃っており、自然もほどよく残る恵まれた住環境となっています。

多摩区は東京市場の名産品として有名な多摩川梨の生産や、大根、人参、ブロッコリー、ホウレンソウ、白菜、キュウリやナスなど野菜の栽培も盛んで、路上販売をしている農家も多く見受けられます。

多摩区は子育ての支援も充実しています。区内で子育てしている親子を地域で支え、新米の親たちが孤独な状況にならないよう友達作りや親子で楽しむイベントの開催や、子育てについてなどを気軽に相談ができる場を設けています。また、多摩区では区内の地図や暮らしに役立つ情報を掲載した多摩区ガイドブック、多摩区のレジャー施設や観光地をまとめた観光ガイドブックを発行するなど区民の生活が豊かになるよう考えられています。多摩区には家族で気軽に行くことができる行楽地が多数あることも魅力です。小田急小田原線のよみうりランド前駅からバスで約10分にある、よみうりランドはジェットコースターや大観覧車などたくさんのアトラクションが備わった遊園地です。夏には大型プール施設もオープンし、バンジージャンプも体験できます。敷地内には、読売ジャイアンツの練習場、プロサッカーチームのグラウンド、スーパー銭湯やバーベキューパークもあり、子どもから大人まで楽しめる施設となっています。小田急小田原線向ヶ丘遊園駅から徒歩約13分には首都圏を代表する緑豊かな生田緑地があります。生田緑地は179.3haあり、敷地内には川崎市岡本太郎美術館、川崎市藤子･F･不二雄ミュージアム、古民家を集めた川崎市立日本民家園、かわさき宙と緑の科学館などの施設が揃っています。川崎市立日本民家園は東日本の代表的な古民家、水車小屋、船頭小屋、漁村の歌舞伎舞台などを移築したものです。25棟展示され、そのすべてが国・県・市の文化財の指定を受けています。川崎市立日本民家園では年間を通して、日本の伝統的な年中行事の展示を行い、企画展示の解説、古民家めぐりや藍染め体験が開催されています。かわさき宙（そら）と緑の科学館は自然体験、天文体験ができるコーナーがあり、天文体験では太陽系から宇宙全体まで、わかりやすいように展示されています。生田緑地の中央地区にはゲンジボタル、ホトケドジョウなど貴重な生物が生息しています。毎年、生田緑地の中央広場周辺で催される多摩区民祭は多摩区の秋の一大イベントとなっています。数多くの出店が並び、ステージではパフォーマンスが繰り広げられ、多くの区民が参加しています。生田緑地は、春には桜、夏はハナショウブ、秋になったら紅葉と四季折々の自然を感じることができる区民憩いの場所となっています。多摩区内には古い名所、旧跡も多く残っています。多摩区長尾にある妙楽寺は川崎市重要歴史記念物の木造薬師如来両脇侍像などを所蔵し、あじさい寺としても有名です。境内には約1,000株の色とりどりのあじさいが植えられ、梅雨のあじさいが見事に咲く時期には大勢の人々が訪れます。

このように、多摩区は都心へのアクセスも便利でありながら、歴史と自然が共生し、レジャー施設、行楽地へも気軽に行くことができる魅力のあるエリアとなっています。