御所市の一戸建て賃料データ

奈良県御所市の地域情報

御所市は、面積60.58㎢の奈良県南西部の市です。西部に金剛山、葛城山を臨み、南東部にはなだらかな丘陵地が広がる田園都市です。気象被害も少なく住みよい環境で、2022年5月現在、24,274人・12,013世帯が生活しています（御所市「御所市の人口」より）。御所市は、1958年に県下8番目の市として誕生しました。大和朝廷以前からの歴史を持ち、当時権勢を振るった葛城氏の本拠地であったことから多くの史跡や遺跡が残されています。

古代から修道の場であった金剛山初期の山岳寺院は、国の史跡に指定されているほか、多くの重要文化財もあります。伝統行事としては、奈良県指定無形民俗文化財となっているススキ提灯献灯行事が有名です。提灯を三段に組みあげて鴨都波神社に奉納し、夕闇を提灯がゆらめいてすすむ様子と奉納には幻想的な趣があふれています。

御所市のアクセス環境

御所市には、公共交通機関が充実しています。JR和歌山線の4つの駅があるほか、近鉄御所線・吉野線が利用可能です。路線バスでは奈良交通が利用できるほか、御所市コミュニティバスひまわり号などがあります。コミュニティバスひまわり号は、市役所や老人福祉センター、病院、駅間を結ぶもので、乗車料金は1回100円で小学生以下無料です。

交通道路は、近県からは南阪奈道路や西名阪自動車道の利用が便利で、ここから国道などを利用することになります。御所市内には国道24号が南北に走り、国道309号が東西に走っています。そのほか、県道30号などが生活道路として利用されています。

自然に恵まれた市

御所市は、山々に囲まれた自然豊かな市です。ハイキングコースやトレッキングコースは、観光客のみならず地域住民にも利用されています。葛城山には国民宿舎があり、日帰り入浴も可能なため多くの人々が散策に訪れます。とくにツツジ園のシーズンは混雑のピークで、ロープウェイも混みあいます。夜景やほかの植物もすばらしく、写真撮影にも適しています。

金剛山も霊場として有名で、標高約1,125mの山頂の広場からは大阪湾までを一望できます。四季の変化の美しさは登山客にも愛されています。

アクセス環境や観光資源を活かしたまちづくり

御所市は、自動車、鉄道で大阪中心部までのアクセスに優れた環境にあります。

駅を中心とした住宅エリアや隣接する商業エリア、地場産業が盛んな住工複合エリアなど住みやすい都市整備が進められる一方で、観光資源を活かした区域や緑を保全する区域など、地域の特色に根ざした都市計画が進められています。さらに、行政は地域産業振興などで人を集めることにより活気あるまちづくりを計画しています。