世田谷区宇奈根の一戸建て賃料データ

東京都世田谷区宇奈根の地域情報

東京都世田谷区宇奈根は、多摩川と野川に挟まれた細長い地形です。西側に東名高速道路が通っています。この地域一体は、多摩川をはさんで左岸が本村、右岸が宇奈根山野（山谷）と呼ばれており、渡船（宇奈根の渡し）によって結ばれていました。多摩川の流路が変わり、「中の島」と呼ばれていた時期もあったようです。古くから稲作が盛んな土地で、『武蔵名勝図会』という書物にその様子が記されています。

宇奈根の由来については諸説があります。古代稲作用の溝渠を「ウナニ」と呼び、ウナニが転じて宇奈根になったという説、宇奈根神という穀物の神様の名前からつけられたという説、畦目（うなめ）、畝目（うねめ）からつけられたとする説など様々です。

宇奈根の周辺情報

この地域は路線バスの運行が多く、宇奈根地区からコミュニティバスを利用して東急田園都市線二子玉川駅、小田急小田原線の成城学園前駅、狛江駅に行くことができます。

東京都世田谷区宇奈根周辺には、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ファミリーレストランのほか、イタリア料理店、蕎麦屋などの飲食店もあります。エリア内にある駒澤大学玉川キャンパスは、敷地内にグラウンド、体育館、テニスコートなどを設置。講義は駒沢キャンパスで行われるため、主に体育の授業や部活・サークル活動で利用されています。

あたたかい地域の交流

東急田園都市線二子玉川駅からバスで約10分の北西に位置する宇奈根氷川神社は、1927年に分祀して建立されました。今でも村の鎮守の面影を残しています。周辺は住宅地となっており静かですが、時折、境内で遊ぶこどもたちの姿が見られます。夏の盆踊りと秋の祭礼は多くの人が境内を訪れ、こどもたちの笑い声や活気ある声でにぎわいます。

地域の交流に力を入れており、2014年には、多摩川河川敷にて、「世田谷区子ども夢プロジェクト」の一環として対岸の川崎市への渡し舟「宇奈根の渡し」が64年ぶりに復活しました。東京都世田谷区宇奈根のこどもたちが多摩川を舟で渡り、対岸の川崎市高津区宇奈根のこどもたちと交流を深めました。

自然の豊かさを感じられる町

朝の多摩川沿いでは、犬の散歩やウォーキング、ジョギングを楽しむ人も多く、日中や休日はサイクリングやランニングを楽しみ、アクティブに過ごす人の姿が見られます。晴れた日の夕暮れ時は、夕焼けがきれいに見えますので、多摩川から眺める景色はおすすめスポットです。世田谷区と大田区との区境にある多摩川緑地広場には、テニスコート、サッカー場、野球場があり、地元の人だけでなく、駒澤大学玉川キャンパスの体育会系クラブやサークルの活動拠点として、多くの学生がスポーツを学んでいます。東京都世田谷区宇奈根周辺は、緑が豊かですので、自然にふれあいながらのびのびと暮らせる町です。