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大阪府豊中市の地域情報

豊中市は、大阪府北西部の豊能地域にあり、2022年2月現在人口400,741人、世帯数177,933世帯を数える大阪の衛星都市です(豊中市「豊中市推計人口」より)。北が高く南へ行くに従って低くなる北高南低型の地形で、市北東部は、千里丘陵と呼ばれる起伏のある高台になっており、隣接する吹田市や箕面市にまたがる千里ニュータウンが広がっています。交通機関は、市内西部を走る阪急宝塚本線、東部の北大阪急行電鉄が梅田駅とつながっています。北大阪急行電鉄はOsakaMetro御堂筋線と直通運転しており、終着駅の千里中央駅からでも梅田駅へ約21分、なんば駅へも乗換えなしでアクセスできます。市北部は大阪モノレールが東西方向を結んでおり、大阪空港[伊丹]駅へ乗換なしで行くことができます。北大阪急行電鉄と阪急宝塚本線の間のエリアには阪急バスが市内全域へ数多く運行しており、沿線地域は都心まで約15kmと通勤や通学に便利な立地にあることから、大阪のベッドタウンとして人気となっています。市内の中心部を国道176号、東部を大阪市内から箕面市へと続く新御堂筋、西部には宝塚方面へと抜ける府道10号があり、3本の道路が並行して南北に走っています。府道10号の上には阪神高速池田線が通り、中国自動車道や山陽自動車道などへの乗り継ぎルートとなっています。東西方向には中央環状と呼ばれる府道2号が走り、市の北部を中国自動車道、南部を名神高速道が通っており、車でのアクセスが非常に便利な地域です。

阪急宝塚本線沿線について

豊中市西部の阪急宝塚本線が旧街道に並行して走っており、阪急宝塚本線蛍池駅周辺は、かつての麻田藩の陣屋のあった地域で閑静な住宅街が広がっています。再開発によって整備された駅前には図書館、公民館やパスポートセンターなどの公共施設が入ったビルがあり、便利で都会的な印象です。中核駅である豊中駅は駅高架下施設や直結のショッピングビル、複数の商店街もあり、賑やかな街が形成されています。豊中駅から岡町駅、曽根駅にかけての地域は、大正、昭和期の住宅開発で造成されました。ゆったりと敷地面積をとった一戸建て住宅が並ぶ高級住宅街が多いことで知られ、なかでも曽根駅付近は「西の芦屋、東の曽根」と呼ばれる地域です。街道の宿場町、服部天神の門前町として、明治以前より栄えてきた服部天神駅や庄内駅界隈は、下町情緒が残る商店が建ち並ぶストリートや昭和の香りがする商店街があり、青果や鮮魚などが格安だと評判の豊南市場もあり、活気と人情味に溢れています。

北大阪急行電鉄沿線について

市の東側には、大阪万博の開催を機に開発された日本初の大規模ニュータウン、千里ニュータウンが広がっています。あわせて開業したのが北大阪急行電鉄の千里中央駅、緑地公園駅などで、千里中央駅を中心に広がる千里ニュータウンは、ゆるやかな起伏の地形を複数のエリアにわけ、エリアごとに小・中学校などの教育機関や公園、商業施設、医療機関などを整備するとともに計画的に住宅棟が作られました。こういった計画をもとに、豊かな自然と便利な環境が整った「町」が形成されました。2000年代に入ってからは老朽化施設の大規模な再開発が始まり、近代的な機能を持つ多数のマンションや団地が登場しています。緑地公園駅の西側には広大な面積の服部緑地が広がり、周辺には中規模マンションなどが建ち並んでいます。北大阪急行電鉄沿線は大阪市内へのアクセスが良いこともあり、県外から転勤してきた短期在住の住人が多いのも特徴です。豊中市の北側を東西に走る大阪モノレールの少路駅周辺には府営住宅や大規模マンションが建ち並び、整備された道路沿いにはおしゃれなショップも多く見られます。柴原駅の北側には「待兼山」と呼ばれる丘陵地があり、大阪大学豊中キャンパスを取り囲むように高級住宅地が広がっています。待兼山は和歌の歌枕にも詠まれ、枕草紙や新古今和歌集にも登場する山で、待兼山で発見された30万~50万年前の日本に生息していたワニの化石は、マチカネワニと名づけられ、豊中市のマスコットとなっています。

レジャー環境・文化・スポーツ環境について

市の全域に、千里丘陵などの竹林や原生林が残り、緑地や池などの自然を残した公園が整備されています。特に市の中央部にある服部緑地は、甲子園球場の約33倍の広さを誇る自然公園で、乗馬センターや野外音楽堂、バーベキュー広場、植物園などもあり、休日には市内外から多くのファミリーやグループなどが訪れています。西側にある豊中ローズ球場は、高校野球発祥の地でもあり、高校野球の地区予選の一部が豊中ローズ球場でも実施されています。大阪音楽大学が有するオペラハウスや、演劇や音楽公演などが行われるローズ文化ホール、民衆的な美術工芸を中心にした奥内陶芸美術館や、漫才や落語なども行われる伝統芸能館などの文化施設も多く、市内には11カ所の図書館があります。

子育て環境について

豊中市では、乳幼児連れの保護者が安心して外出できるように授乳やおむつ交換が可能なスペースや乳幼児の遊び場を「赤ちゃんの駅」として設置しています。また、市内の幼稚園、図書館など多くの施設が無料開放されています。仕事などの理由で自宅を不在にすることが多い保護者を持つ、小学1~4年生(支援学級在籍児童は6年生)までの子どもを対象に、遊びを通じて自主的・自発的な生活態度や習慣を身に付けることをめざす放課後こどもクラブも実施されており、共働きの夫婦にも安心な環境です。

※上記に掲載されている情報は、現在の状況とは異なる場合がございますのでご了承ください。