港区のマンション賃料データ

東京都港区の概要と交通アクセスについて

港区は東京都の23区特別区のひとつで、東京西部に位置し、多くの企業が本社・支社を構える、日本のビジネスの中心的なエリアです。昼間人口数は23区中1位の約94万人で、夜間人口（居住者数）は約24万人との差は約60万人となっており(平成27年国勢調査による各総合支所管内別の町丁目別面積・昼夜人口等より)、事業所数も一番多い区となっています。約80カ国の駐日大使館や領事館が区内に立地しており、外国人居住者は人口の約1割(国籍別外国人住民数より)を占めています。歴史的には、江戸時代に大名屋敷や旗本屋敷が建ち並んでいたエリアで、これらの屋敷跡の多くが東宮御所や迎賓館（赤坂離宮）、芝公園、白金台の自然教育園、青山霊園など、区内の大規模な施設などに継承されており、都心にありながら自然環境が豊かです。また港区は、青山・赤坂・六本木などの商業エリアや麻布・白金台などの住宅街、汐留・台場などの大規模開発地区など、エリアによって趣が異なり、多面的な魅力をもつ区です。鉄道は、JRや地下鉄をはじめとする多くの路線が走る交通アクセスの大変良いエリアです。JRは山手線、京浜東北・根岸線、東海道線、横須賀線。東海道新幹線、都営地下鉄は浅草線・三田線・大江戸線、東京メトロは南北線・銀座線・千代田線・日比谷線・丸の内線・半蔵門線が走り、ほかにも京急本線、ゆりかもめ、東京モノレールなどが通っています。

芝地区について

芝地区は虎ノ門・新橋・芝をはじめとしたオフィス街で、区の助成制度を活用して屋上緑化に取り組む企業も多く、ヒートアイランド現象の緩和だけでなく、一部を畑にして芋掘りやイチゴ狩りなどの機会を設けて区内の保育園児に開放しています。また、路上禁煙促進や清掃などのクリーンキャンペーンの活動を積極的に行うなど、区と企業が協働して、さまざまな活動に力を入れているエリアです。

麻布地区について

六本木・西麻布など、東京でも有数の歓楽街のあるエリアですが、意外にも住宅の多いところです。一帯は起伏に富んだ地形で坂道が多く、高台にある宅地は地価も高く、高級住宅街となっています。麻布地区の中では比較的低地にある麻布十番は、下町情緒が残る土地柄で、麻布十番商店街には、おしゃれなカフェや老舗の店など多くのショップが軒を連ね、活気ある街をつくっています。また、外国人居住者の多いこの地域では、外国人ボランティアも組織され、落書き消去活動や災害避難訓練など、日本人と一緒に活動している姿もよく見られます。

高輪地区について

白金台や三田、高輪など、大きな屋敷の多い閑静な住宅街が広がるエリアで、東京都庭園美術館や自然教育園、高輪森の公園などに代表される緑豊かなスポットも多いところです。聖心女子学院や明治学院大学、北里大学や東京大学医科学研究所などの附属病院も併設する広大な文教施設も点在し、住環境とともに教育面や医療面でも充実した環境となっています。またこのエリアには、春の桜、秋の銀杏など美しい並木道が多く、子ども連れのファミリーや高齢者、若いカップルなど、さまざまな世代がゆったりと散策する姿もよく見かけます。

赤坂地区について

青山・赤坂などの商業エリアは、ハイセンスな街として住まうにも魅力あるところです。東宮御所や迎賓館を含む赤坂御用地や青山霊園が区域の大部分を占めていますが、一帯は起伏がある土地で坂道が多く、歩道のない生活道路も数多くあるため、港区では「区民とともにつくる魅力ある歩行空間整備事業」として、高齢者や障害者、来街者などが安心して通行できる街並み作りに取り組んでいます。また、都心にありながら、寺主催の盆踊りや餅つき大会など地域のコミュニティ活動も活発に行われています。

芝浦港南地区について

芝浦・汐留・台場などの大規模開発地区は、運河や海があり、水辺と緑に恵まれたロケーションです。多くのメディアやIT系の情報通信企業が本社を置くビジネスエリアとなっていますが、高級高層マンションが建ち並ぶ芝浦アイランドなどもあり、近年は居住者が増えている地区でもあります。ここでは、区民参画組織「港区ベイエリア・パワーアッププロジェクト」が発足し、水辺フェスタのイベントや風景カレンダーの制作など、地域の発展とコミュニティ作りで積極的な活動が行われています。