葛飾区のマンション賃料データ

東京都葛飾区の概要と交通アクセスについて

葛飾区は東京都の東部に位置し、23特別区の1区です。東は千葉県松戸市、北は埼玉県八潮市・三郷市と接しており、区内中央部には中川・新中川、東に江戸川、西に荒川が流れています。JRの駅を除けば区内の各駅前は個人商店が軒を連ね、活気溢れる商店街が形成されています。駅前を抜けると、すぐに住宅街が続いていますが、一方では工業集積地域でもあり、特に家内制の小規模工場が多く見られ、23区中で第3位の工場数を有しています（平成27年～令和2年）。区内は平坦なところが多く、橋や踏切などが多いため、小回りの利く自転車や軽自動車を利用する風景をよく見かけます。映画「男はつらいよ」にも描写された下町情緒がある土地柄は健在で、どこか懐かしさが感じられる街並みがあります。区内を通る鉄道路線は6本あり、JR常磐線（亀有駅・金町駅）、JR総武線（新小岩駅）、京成本線（堀切菖蒲園駅・お花茶屋駅・青砥駅・京成高砂駅）、京成押上線（四ツ木駅・京成立石駅・青砥駅）、京成金町線（京成高砂駅・柴又駅・京成金町駅）、京成成田空港線・北総鉄道（京成高砂駅・新柴又駅）が走っています。主要な道路は環状七号線や水戸街道ほか、首都高速道路中央環状線が西側の荒川沿いを通っています。

水元～金町・新宿地域について

埼玉県と接する東京都最北部の水元エリアは、長閑な住宅地で、町域内は碁盤目の道路が整備された計画的な街並が広がっています。エリア全体が緑豊かなロケ―ションで、特に約93ヘクタールの都立水元公園には、都内で唯一の水郷があり、森林浴やバーベキューが楽しめます。エリア内は京成バスを中心としたバス路線網が充実しています。金町・新宿地域も住宅が多い地域ですが、金町駅北口周辺地区は東京理科大学の開校をきっかけに再開発が行われました。北部の工場跡地は研究所として利用されているほか、マンション、老人ホームなどが建設されました。松戸市との境を流れる江戸川沿いには、敷地面積約26ヘクタールの金町浄水場があり、都民の上水道をまかなっています。JR常磐線と京成金町線が停車するこのエリアには、タワーマンションやスーパーマーケット、スポーツジムなど、新しい街並みが広がっています。

柴又・高砂地域について

柴又・高砂地域の中心となるのは京成高砂駅で、京成本線・金町線、京成成田空港線・北総鉄道が分岐するターミナルとして賑わっています。柴又駅近くには柴又帝釈天として知られる題経寺（だいきょうじ）があり、映画『男はつらいよ』の舞台となったことから、観光客も多いエリアです。江戸川沿いには、寅さん記念館や矢切の渡し、河川敷のスポーツ広場などを総合的に含む柴又公園が広がり、区民の憩いの場として親しまれています。周辺は昔ながらの下町の雰囲気が残る街並みが続く住宅地となっています。

立石・四つ木地域について

四つ木は住宅地の中に中小工場が点在する地域です。立石エリアには、葛飾区役所があるほか、税務署や警察署、文化ホールのかつしかシンフォニーヒルズ、保健所、葛飾エフエム放送など多くの公共施設が集中し、区の行政の中心となっています。葛飾区役所に隣接する通りの両側には、ソメイヨシノの並木があり、桜の開花時期は圧巻です。一方で、商店街や路地が密集しているため、京成立石駅前の大規模再開発が検討されています。

奥戸・新小岩地域について

JR総武線新小岩駅を中心にしたエリアは、江戸川区と接する葛飾区の南端に位置しています。西に荒川、北に中川、東に新中川に囲まれた地域で、川沿いには新小岩公園や中川左岸緑道公園、総合スポーツセンター運動公園、北沼交通公園など、広々とした公園がいくつかあります。新小岩駅の南側には全長420mの新小岩ルミエール商店街があり、葛飾区内で初めてアーケードが設置された商店街には約140軒の店舗が並び、夕方ともなると多くの買い物客で賑わっています。駅周辺には高層のマンションが見られますが、駅を離れると整然とした戸建てを中心とした住宅街が広がっています。