片付けが苦手で、整理整頓がうまくできないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?実は、整理整頓はやり方やコツを理解することで、誰でもできるようになります。
片付けに時間をさくのは面倒くさいと思う方もいるかもしれませんが、整った部屋で過ごすメリットは多くあります。気分が良くなるだけでなく、生産性もあがるため、家で仕事をしている方は特に取り組んでみるのがおすすめです。
この記事では、整理整頓をするメリットに加え、やり方や注意点も紹介します。これから部屋や作業スペースを片付けたい方は、ぜひ参考にしてください。
記事サマリー
整理整頓とは
「整理」と「整頓」にはそれぞれ下記の意味があります。
- 整理:いるものといらないものをわけて、いらないものを捨てること
- 整頓:いるものをスムーズに取り出せるように配置すること
片付けが苦手な方は、いらないものを手放さずにいきなり整頓してしまう傾向があります。最初に持ち物を確認し、整理をすることで、広々としたスペースを確保でき、仕事や家事がしやすい空間を作れます。
整理整頓の手順
整理整頓をしたくても毎回失敗してしまう方は、以下の手順に従って作業をしてみましょう。
- 持ち物を全部出す
- いるものといらないものをわける
- いらないものを処分する
- いるものを収納する
ポイントは、まず整理をするために持ち物をすべて出して、1箇所に集めること。整理整頓が苦手な方は、物の総量を把握できていないことが多いからです。
最初に物を全部確認することで、片付けの達成感も味わいやすくなります。
次に、いるものといらないものを分けます。先に基準を作っておくと、作業が捗るためおすすめです。
分け終わってから、いらないものをまとめて処分します。廃棄するほか、状態が良いものは売却しても良いでしょう
また、リサイクルするのもひとつの方法です。
最後にいるものを収納していきます。取り出しやすい位置に物を配置すれば、リバウンド知らずの環境ができあがります。
整理整頓を成功させるコツ
整理整頓を成功させるためのコツを4つ紹介します。
- 持つ物の量を決めておく
- 使う頻度で収納場所を決める
- 使う場所の近くに収納する
- 片付けを習慣化する
スッキリした部屋や作業スペースを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
持つ物の量を決めておく
物のストックが多いと整理が難しくなります。
最初に持ち物の上限を決め、それ以上のストックは持たないようにしましょう。持ち物の数を決めるほか、収納ボックスに入る分以上は買わないなどの基準を持つのがおすすめです。
使う頻度で収納場所を決める
使う頻度が高いものを手に取りやすい位置に置くと、効率よく動けます。
最初に使用頻度別に物を分けて、取り出す機会が少ないものは戸棚の上や床下などに収納します。逆に、毎日使うものは手の届く範囲に置くと、片付けやすくきれいな状態が長続きするでしょう。
使う場所の近くに収納する
使う場所の近くに収納をするのも整頓のコツです。
仕事の書類は作業デスクのそば、料理に使うものはキッチンなど、使うときの動線まで考え、なるべく少ない歩数で取れる場所に収納すると便利です。
片付けを習慣化する
習慣的に片付けを行うと、家の中のものの状態がすぐに把握できるようになります。散らかった状況にも戻りにくくなるため、ぜひ継続しましょう。
こまめに片付けることで、一回あたりの片付けの時間も減るため、負担も少なくなります。
整理整頓する際の注意点
ここからは、整理整頓を始める前に知っておきたい注意点を紹介します。
- 家族のものは勝手に捨てない
- 収納ボックスやラックは計画的に購入する
- 思い出のものは最後に整理整頓する
家族のものは勝手に捨てない
共有スペースや個人のものが片付いてくると、家族のものが目についてきます。しかし、自分以外が所有するものを勝手に捨てるのはおすすめしません。
トラブルのもとになり、今後の整理整頓に協力してもらえなくなることもあります。家全体が片付いてきて、家族が「自分の荷物も整理したい」と思ったときに協力してあげるほうが、揉める可能性は大幅に減ります。
どうしても気になる場合は、仮判断をして分別するだけにして、最終判断は本人に任せましょう。
収納ボックスやラックは計画的に購入する
片付けるために、最初に収納グッズを買う方もいますが、これは要注意です。
先にグッズを購入すると、結局使わずに終わって無駄になる可能性があります。また、買ったラックがスペースに合わなかったというのもよくある失敗です。
先に整理を終え、必要な分量に合わせて計画的に購入するのがきれいに整頓するコツです。
思い出のものは最後に整理整頓する
整理整頓を進めるには、順番も大切です。思い出のものは残すか悩んでしまい、取捨選択が難しいので最後に仕分けを行うと良いでしょう。
最初に取り掛かると、判断が進まず嫌気が差してしまうこともあります。まずは他の部分に着手し、選択に慣れてから仕分けすると捗ります。
整理整頓された部屋で生活するメリット
整理整頓には以下のようなメリットがあります。
- ストレスが軽減する
- 時間に余裕ができる
- 無駄遣いが減る
- 掃除が楽になる
- 単純なミスが減る
それぞれ具体的に解説します。
ストレスが軽減する
家が片付くことで、スッキリとした気持ちで過ごせます。
散らかっている部屋だと必要なものが見つからずにイライラしやすくなったり、気分が落ち込んだりすることもあるでしょう。
部屋を整えて日々の生活のストレスを減らせるのは大きなメリットです。
時間に余裕ができる
片付いた部屋で暮らせば、時間に余裕ができます。物を探すのに使う時間を減らし、生活導線も整えられるためです。
もし1日5分間の探し物をしている場合、年間で30時間以上を浪費していることになりますバタバタした生活を送っている方は、整理整頓で改善できるかもしれません。
無駄遣いが減る
整理整頓をすると無駄遣いが減る傾向にあります。
家が散らかっていると持ち物を把握できなくなるため、同じものを購入してしまうことがあるからです。さらに、しまう場所を決めておくことで置き場のない物は買わず、必要な物だけを選ぶ意識付けにもなります。
整理整頓を続けているうちに、欲しい物の基準が明確になり、浪費をしにくくなるでしょう。
掃除が楽になる
床や机にものがない状態ならば、ほこりも溜まりにくく、掃除が楽になります。一回の掃除にかかる時間が減るため、こまめに片付けられるようになり、清潔な状態を保ちやすいのもメリットです。
単純なミスが減る
職場や自宅内の作業スペースが整理整頓されていると、気が散らなくなります。やる気になったときにすぐに集中できる状態が作れ、注意力散漫によるミスも軽減できるでしょう。
物を取り間違えたり、作業するときの動線を確保できていなかったりして怪我をするリスクも軽減します。
整理整頓を進めるメリットは、快適に過ごせる環境が作れるだけではありません。生活が充実したり、日々の時間に余裕が持てるようになったりするので、ぜひ周囲を整えてみてください。
最初は負担に感じるかもしれませんが、習慣化してしまえば短い時間で居心地の良い環境を維持できるようになります。
この記事のポイント
- 収納場所はどうやって決めたらいい?
使う頻度を考えた上で、よく利用するものを取り出しやすい位置に設置するのがおすすめです。
詳しくは、「使う頻度で収納場所を決める」をご確認ください。
- 家族のものが多くて片付かないけどどうしたらいい?
基本的に家族のものに勝手に触れるのはおすすめしません。どうしても気になる場合は、仮判断をしておき、最終的に捨てるかどうかは本人に任せましょう。
詳しくは、「家族のものは勝手に捨てない」で解説しているので、ぜひご確認ください。
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