暑い日、寒い日が続くと、衣替えを考え始めるものです。しかし、気温の変化が激しいと、いつ衣替えをしたらいいのだろうと悩む方も多いのではないでしょうか。
また、去年の服を取り出したらシワが多かったり虫食いがあったりして着られなくなっていたという苦い経験をした方もいるでしょう。
この記事では、衣替えをする時期の目安や、衣服を収納するときのポイントを解説します。具体的な手順も解説しているので、手を動かし始める前にぜひご覧ください。
記事サマリー
衣替えのタイミングはいつがいい?
衣替えのタイミングは、暦もしくは気温の変化に合わせると良いでしょう。
一般的に、制服などの衣替えは暦に合わせて行います。6月1日から夏服、10月1日から冬服になる場合が多いです。
ただし、私服の衣替えは気温に合わせるほうが良いでしょう。温度の変化に合わせることで、季節の変わり目を快適に過ごせます。
衣替えを考え始める目安は以下のとおりです。
- 春秋は15〜21℃
- 夏は22℃以上
- 冬は15℃以下
これらの気温が数日続いたら衣替えを考え始めましょう。
衣替えを進める手順
衣替えのシーズンになったら、以下の手順で衣服を整理していきます。
- 不要な服を処分する
- 残った服を選択する
- 収納道具やクローゼットを掃除する
- しまう服と使う服を入れ替える
手順を飛ばしてしまうと、翌シーズンに服が傷んでしまったり、必要なものが取り出しにくくなったりします。ぜひ、こちらを参考に入れ替えをしてください。
Step1 不要な服を処分する
服をしまう前に、処分を始めましょう。服を減らすことで衣替えの手間が減り、翌シーズンに買うべき量も把握しやすくなります。
以下のような服は、処分の対象です。
- ワンシーズン着ていない
- 黄ばみやほつれがある
- サイズが合わない
Step2 残った服を洗濯する
残す服は一度すべて洗濯します。皮脂汚れが残っていると黄ばみの原因になり、ダニが付いていると保管中に服が傷むためです。
家で洗濯できないものは、衣替えのタイミングでクリーニングに出しましょう。
Step3 収納道具やクローゼットを掃除する
服の洗濯が終わったら、収納道具やクローゼットも掃除しておきましょう。ホコリや髪の毛は、カビの栄養源になるため、しっかり取り除きます。
掃除機をかけたり雑巾で乾拭きをしたりして、髪の毛やホコリといった汚れをしっかりと除去します。
Step4 しまう服と使う服を入れ替える
服と収納場所の清掃が済んだら、服の入れ替えを行います。これから着る服を取り出し、取り出しやすい位置に並べ替えてください。
シーズンが終わった服は、ハンガーに掛けたり引き出しにしまったりして衣替えは完了です。
衣替えで衣服を傷めないコツ
せっかく衣替えをしたのに、翌年取り出してみたら服が傷んでいて着られなかった経験がある方もいるのではないでしょうか?
ここでは、衣替えで服を傷めないためのコツを4つ紹介します。
- 天気がいい日に衣替えを行う
- クリーニングのビニールカバーは外す
- 衣替え前は丁寧に洗濯する
- 衣替えごとに除湿剤や防虫剤を取り替える
大切な衣服を守るために、ぜひ取り入れてください。
天気がいい日に衣替えを行う
衣替えは晴れた日に行うことがおすすめです。湿度が高い日に収納すると衣服が湿気を含むため、カビが生えやすくなってしまいます。晴れて湿度が低い日に実施しましょう。
クリーニングのビニールカバーは外す
衣服をクリーニングに出した場合は、ビニールカバーを外して収納してください。ホコリよけのためにカバーごと収納する方がいますが、ビニールは通気性が悪くカビの原因になってしまいます。
なお、不織布製のカバーが付いていた場合はそのまましまっても問題ありません。通気性が良く、カビの原因とはなりにくいためです。
衣替え前は丁寧に洗濯する
衣替えの前は普段より丁寧に洗濯しましょう。普段より長い期間保管することになるため、汚れをしっかり落とすのが衣服を守るコツです。
衣替え前に自宅で洗濯するならば、弱アルカリ性の洗剤を選びましょう。皮脂汚れに強く、黄ばみの防止につながります。ただし、粉末洗剤を用いる場合は、溶け残りに注意してください。
また、衣服を洗濯機に詰め込んでしまうと汚れがしっかり落ちないため、洗濯物の量に余裕をもたせましょう。すすぎ洗いは2回にして、汚れを残さないようにするのもポイントです。
衣替えごとに除湿剤や防虫剤を取り替える
除湿剤や防虫剤は衣替えのタイミングで取り替えます。
期限が切れた除湿剤や防虫剤は、効果を発揮できません。まだ期限が残っていたとしても、次のシーズンまで持たない場合は取り替えましょう。
消臭剤や防虫剤は種類を混ぜるとかえって匂いが気になる場合があります。衣替えの収納スペースに設置する場合は、無臭のものを選び、残っているものと同じ種類が用意できない場合はすべて取り替えましょう。
衣替えをするときの注意点
衣替えをするときは、以下の注意点も意識しましょう。
- 中身がわかるようにする
- 衣服に合わせた収納を選ぶ
- 衣替えは1〜2週間かけて行う
スムーズに衣替えを行うために、ぜひ実践してください。
中身がわかるようにする
衣替えをしたときに、どこに何があるかわかると、次の衣替えが楽になります。以下のような工夫をすると、中身を把握しやすくなるでしょう。
- 収納ケースにラベルを付ける
- 前面が開くケースを使う
- 厚さや素材が似た衣服は近くに収納する
収納時に少し手間は増えますが、次に使うときに気候にあった服を取り出しやすくなります。衣替えをするときに部屋が衣服でぐちゃぐちゃになってしまうという方におすすめです。
衣服に合わせた収納を選ぶ
衣服に合わせた収納方法を選ぶことも大切です。
畳むと癖がつくコート類や、シワが気になるシャツ類は、ハンガーでの保管をおすすめします。一方で、ニット類はハンガーを使うと伸びるので畳んで収納しましょう。
衣替えは1〜2週間かけて行う
衣替えは一気に行わず、1〜2週間かけて段階的に実施するようにしましょう。
衣替えの時期は気温が安定しません。急に気温が上がったり下がったりして、前シーズンの服が必要になる場合がよくあります。
一気に衣替えを済ませてしまうと、気候が変わったときにせっかくしまった服を取り出す羽目になり、かえって手間が増えてしまいます。
そのため、最初の衣替えでは一部の服を残すことをおすすめします。1回目に8割くらいの服をしまい、その1〜2週間後に残りを片づけるようにすると、あとで困りません。
衣替えを気持ち良く済ませて快適に過ごそう
衣替えは、シーズンを意識して実施することで気候の変化に柔軟に対応でき、季節の変わり目も快適に過ごせます。直近の気温を目安にして、適切な時期に行いましょう。
また、保管方法や収納方法を意識することが大切です。正しく衣服を洗い、それぞれに合わせた保管をすることで、翌シーズンもきれいな状態で着用できます。
この記事を参考に、ぜひ衣服を守る衣替えを実践してください。
衣替えに関するQ&A
ここでは、衣替えに関するよくある疑問に回答していきます。
この記事のポイント
- 衣替え前の洗濯は普段どおりで大丈夫?
衣替え前の洗濯は、衣服の傷みを避けるために普段より丁寧に行いましょう。
- 弱アルカリ性の洗剤を使う
- すすぎ洗いを2回にする
など、汚れを残さないようにするのが重要です。
詳しくは「衣替え前は丁寧に洗濯する」をご確認ください。- 衣替えはいつ頃やればいい?
制服など、衣替えをする日付が決まっているもの以外は、直近数日の気温を確認して時期を決めましょう。
季節ごとに衣替えをするべき気温の目安は、「衣替えのタイミングはいつがいい?」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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