今、出かける際にはマイボトルを持ち歩く人が増えています。マイボトルがあると、こまめに水分補給ができ、一部のコーヒー販売店では料金が割引になることもあります。
また、廃棄するゴミを減らす、二酸化炭素の排出量を減らすなどからSDGsにも寄与し、大切な地球を次世代に引き継ぐ取り組みにもなるでしょう。
マイボトルの選び方や長持ちさせるお手入れ方法について、解説しますので、ぜひ参考にしてください。
記事サマリー
マイボトルを使う人が増えている背景
タンブラーや水筒などのマイボトルを持ち歩く人が増えている背景には、金銭的なメリットや自分の好きなドリンクをどこでも飲めること、さらにはゴミ問題、環境問題への取り組みにもなるという理由があります。
メーカー各社で、さまざまなマイボトルが販売されているのも要因のひとつです。
また、マイボトルを持ち歩くライフスタイルがスマートでおしゃれであるという認識が広がっていることも、使う人が増えている理由といえるでしょう。
マイボトルを利用するメリット
マイボトルを持つことにはさまざまなメリットがあります。とくに次の3つのメリットは、マイボトルを持ち歩く積極的な動機になるでしょう。
- 日々の生活費の節約になる
- 自分好みのドリンクを楽しめる
- 環境保護にもつながる
日々の生活費の節約になる
ちょっと喉が渇いたときに、マイボトルがあれば、すぐに喉を潤すことができます。自動販売機やコンビニで飲み物を買わずに済みますので、生活費の節約にもなるでしょう。
例えば、ペットボトルを毎日1本買えば、週におおよそ1,000円の支出になります。年間に換算すれば52,000円もの出費です。
コーヒーショップでドリンクを買えば、さらに高額な出費になります。1回300円~500円程度でも、週に換算すれば2,000円~3,500円、毎日飲めば、年間で10万円を超える出費になります。
コーヒーショップでの1回の消費額は少額ですが、トータルすると大きな金額になることから「ラテ・マネー」と呼んで、注意が必要と考えている人もいます。
マイボトルを持ち歩けば、ちょっと何かを飲みたいときにも、お金を使わずに済むでしょう。
また、コーヒーショップに行く場合でも、マイボトルにドリンクを入れてもらうことで、割引を受けられたり、使い捨てカップやストローなどのゴミを減らしたりできます。
自分好みのドリンクを楽しめる
保温性のあるマイボトルを選べば、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく飲めます。
また、自宅で作った手作りコーヒーや紅茶など、自分だけのドリンクをどこでも楽しめるのも、マイボトルのメリットといえるでしょう。
健康に気を遣っている方であれば、市販のドリンクにどの程度の糖分が入っているのか気になるかもしれません。自分で作ったドリンクであれば、糖分も自分好みに調整できますので、成分表をチェックする必要がなくなります。
また、マイボトルやドリンクの内容が、コミュニケーションのきっかけになることもあります。職場のマイボトル仲間とおいしいドリンクレシピやおすすめのボトルメーカーなどの情報を共有することで、マイボトルを通した交流が深まるかもしれません。
環境保護にもつながる
繰り返し使えるサステナブルなマイボトルなら、紙やプラスチックの無駄な生産を減らし、生産時の二酸化炭素削減にもつながります。
また、プラスチックごみが海洋汚染や生態系に影響をおよぼす「海洋プラスチック問題」の対策にもつながり、SDGsへの取り組みにもなるでしょう。
マイボトル購入時の3つのチェックポイント
さまざまなメーカーが多種多様なマイボトルを販売しています。どのマイボトルを選ぶか迷ったときは、次の3つのポイントをチェックしてください。
- 容量
- デザイン・素材
- 機能
容量
マイボトルは、自動販売機で扱っているペットボトルと同様、300mlから500mlぐらいの容量が主流です。なかには120mlなどの一口サイズもあり、水分を摂るためというよりは、服薬目的のものもあります。
学校や会社で自由にお茶や水を飲める場合は、通勤通学の移動時間だけ飲めれば良いので、少量のマイボトルでも問題ないでしょう。
一方、学校や会社では自由に飲めない場合や、好みのドリンクが提供されない場合は、多めの容量のマイボトルを選びましょう。そのほか、バッグに入るサイズなのかも確認しておきましょう。
デザイン・素材
現在、かわいいデザインから、シックなデザインまでさまざまなマイボトルが販売されています。
素材はステンレスが主流ですが、プラスチックやガラスのものなどもあります。
暖かい飲み物を持ち運ぶ場合は、耐熱性があり、保温効果も高いステンレスが良いでしょう。
ハーブティーなど、味だけではなく色味も楽しむドリンクを持ち運ぶ場合は、クリアなガラスを選ぶと見た目がおしゃれです。
内側の素材によっては、スポーツドリンクや炭酸飲料が入れられないボトルもあります。そのため、購入するときは、耐熱温度と入れられるドリンクの種類を確認しておきましょう。
機能
保冷機能・保温機能のあるタンブラーであれば、冷たい飲み物は冷たく、温かい飲み物は温かく飲めます。
また、通勤通学の途中で買ったドリンクを入れたいとき、学校や会社で作ったドリンクをゆっくりと楽しみたいときも、自宅からオフィスに持ち運べるタンブラータイプが適しているかもしれません。
フタ付きのタンブラーなら、保温に効果的なだけでなく、ホコリが入りにくいというメリットもあります。そして、マグカップの代わりとして、タンブラーを使うこともできるでしょう。マグカップよりは長時間温度をキープできますので、おいしさが長持ちします。
そのほか、漏れやすい構造であるか、飲み口、洗いやすさ(パッキンの有無など)ストラップ付きかどうかなども確認してください。
使いやすさとメンテナンスのしやすさに問題があるマイボトルを選んでしまうと、使う機会が減り、節約やエコ活動にもつながりません。
マイボトルのお手入れ方法
飲み終わったら、すみやかに洗うことが、マイボトルのお手入れの基本です。飲み物を入れたまま放置していると、ボトルの底に飲み物の成分が付着し、取れにくくなります。
職場などの外出先で飲み切った場合も、できれば洗剤などを使って早めにきれいに洗うようにしましょう。洗い場がない、洗剤がないなどの場合は、水ですすぐだけでも汚れが取れやすくなり、マイボトルを長持ちさせられます。
ボトル用のスポンジブラシがあると、いつでも底まできれいに洗えて便利です。
なお、ステンレス製のマイボトルには、塩素系漂白剤を基本的に使用できません。長持ちさせたいなら、中性洗剤で丁寧に洗うようにしましょう。ときには、重曹を使って洗うこともおすすめです。マイボトルについた臭いも取り除くことができ、新品同様のさわやかな状態を保ちやすくなります。
ただし、素材によっては重曹を使えない可能性もありますので、各ボトルの使い方を詳しくチェックしておきましょう。重曹や塩素系漂白剤を使えるかどうか不明なものに関しては、メーカーに直接問い合わせる必要があります。
お気に入りのマイボトルで毎日の生活を楽しく
マイボトルを持ち歩くことで、プラスチックゴミを減らすことにつながり、エコ活動に参加することができ、毎日の生活が楽しくなる効果も期待できます。
今日はどんな飲み物を持って行こうかと考えるだけでも、日々の生活が変化に富んだものになるでしょう。
休日のお出かけにも、マイボトルはよく合います。喉が渇いたときにすぐに飲めるだけでなく、糖分やカロリーをコントロールしやすくなりますので、健康に注意を払っている方にもおすすめです。
最初のうちは洗うのが面倒に思うかもしれませんが、習慣化するとお手入れの手間も気にならなくなります。ぜひお気に入りのマイボトルを見つけて、地球にも自分にも優しい活動を始めていきましょう。
この記事のポイント
- マイボトルのメリットとは?
マイボトルを利用するメリットは以下の通りです。
- 日々の生活費の節約になる
- 自分好みのドリンクを楽しめる
- 環境保護にもつながる
詳しくは「マイボトルを利用するメリット」をご確認ください。
- マイボトルを購入するときのポイントとは?
マイボトル選びで悩んだ際は、容量やデザイン・材質・機能といった項目にポイントを絞って選ぶと良いでしょう。
詳しくは「マイボトル購入時の3つのチェックポイント」をご確認ください。
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