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こたつの電気代はどれくらい?1ヶ月の電気代の目安と節約方法を紹介

執筆者プロフィール

東本隼之
ファイナンシャルプランナー、マネーライター

独立系ファイナンシャルプランナーとして執筆業を中心に活動中。金融記事を中心に執筆・編集・監修を担当。税金・社会保険・資産運用・生命保険・不動産・相続分野を得意とし、自身の経験に基づいたライティングを強みとしている。難しい金融知識を初心者にわかりやすく伝えることが得意。

ざっくり要約!

  • こたつの電気代は1時間あたり約4.5〜5.5円、1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使うと約500〜700円程度が目安だと考えられます。
  • こたつは床暖房やホットカーペットと併用すると電気代が節約できます。

こたつを1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用したときは、約500〜700円程度の電気代がかかるとされています。こたつの電気代は、消費電力量や使い方によって変動するので、どのような使い方をすれば電気代を安く抑えられるのかを知ることが大切です。

本記事では、こたつやエアコン、ホットカーペットの電気代の目安を紹介します。こたつの電気代を節約する方法も紹介しているので、月々の電気代に負担を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

こたつの電気代はいくら?「1時間」「1ヶ月」の目安を算出

こたつの電気代は「電力量(Wh)÷1000×使用時間数(h)×電気料金(円/kWh)で求められます。こたつのヒーターには、石英管ヒーターとハロゲンヒーター、フラットヒーターがあり、どのヒーターが搭載されているかによって消費電力量が異なります。

まずは、こたつを1時間使った場合と、1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用した場合の電気代の目安を見ていきましょう。

ヒーターの種類想定消費電力量1時間1ヶ月
石英管ヒーター 80Wh 170Wh 2.48円 5.27円 297.6円 632.4円
ハロゲンヒーター 70Wh 180Wh 1.9円 4.9円 260.4円 669.6円
フラットヒーター 80Wh 145Wh 2.48円 4.495円 297.6円 539.4円

※電気料金は「31円/kWh」で計算する

こたつの消費電力量は、製品によって異なるので、正確な電気代を知りたい場合は、取扱説明書や商品概要を確認したうえで計算しましょう。

エアコン・ホットカーペット……他の暖房器具を使うより電気代は安い?

寒い冬場に活躍する暖房機器には、エアコンやホットカーペットがあります。こたつを使ったときと電気代にどれほどの差が生まれるのかを見ていきましょう。

エアコンの電気代の目安

エアコンを1時間使った場合と、1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用した場合の電気代は、下表の通りです。

対応畳数想定消費電力1時間1ヶ月
6畳540W16.74円2,008.8円
8畳815W25.265円3,031.8円
10畳920W28.52円2,422.4円

部屋全体を暖める必要があるエアコンは、こたつより電気代が高くなる傾向があります。また、家の断熱性能が低い場合は、さらに多くの電気代がかかることとなります。

ホットカーペットの電気代の目安

次にホットカーペットを1時間使った場合と、1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用した場合の電気代を見ていきましょう。

畳数想定消費電力量1時間1ヶ月
1畳130Wh4.03円483.6円
2畳270Wh8.37円1,004.4円
3畳350Wh11.78円1,413.6円

1畳用のホットカーペットであれば、こたつの電気代とほぼ変わらない金額となります。ただ、2畳用や3畳用とサイズを上げていくと、こたつの2倍以上の電気代がかかることがあります。

ホットカーペットの消費電力量は畳数だけでなく、製品によって大きく異なるので、電力をどれほど消費するのかを取扱説明書や商品概要で確認しておきましょう。

こたつの電気代は「つけっぱなし」or「こまめに消す」どちらがお得?

こたつの電気代は、こまめに消したほうが安く抑えられる傾向がありますが、温度センサーや人感センサーが搭載されているかによって異なるケースがあります。

温度センサーが搭載されている場合は、こたつ内が設定温度に達したときに出力を自動調整する機能が備わっているタイプが多く、余計な電力を消費せずに済みます。人感センサーが搭載されているタイプは、こたつに人がいないことを検知し、出力を抑えたり電源を切ったりすることで消費電力が抑えられるのです。

これらの機能が備わっているこたつは、つけっぱなしにしていても消費電力が抑えられるので、電気代の節約につながるでしょう。

一方、温度センサーや人感センサーが搭載されていないこたつは、人がいない状況や設定温度に達している状況でも電力を消費し続けてしまうので、こまめに消したほうが電気代が抑えられます。

こたつの電気代を節約する方法

こたつを1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用したときの電気代は約500〜700円と、エアコンに比べて安く抑えられる傾向がありますが、1日の使用時間が多くなったり、電気料金が上がることで電気代の負担が大きくなったりすることが考えられます。

こたつの電気代を少しでも抑えたい人は、以下の節約方法を取り入れてみましょう。

  • 床暖房と併用する
  • ホットカーペットと併用する
  • 敷布団の下に断熱シートを敷く
  • 大きめの掛け布団を選ぶ

それぞれの節約方法を詳しく紹介します。

床暖房と併用する

自宅に床暖房がある場合は、こたつと併用するのがおすすめです。

床暖房は温まるまでに時間がかかる傾向があるため、温まるまでこたつを使い、心地のよい温度になったらこたつの電源を切りましょう。床暖房の熱をこたつの中に閉じ込められるので、こたつの電源を入れなくても温かい状態をキープできます。

なお、こたつと床暖房の間にホットカーペットや断熱シートを敷くと、熱が伝わりにくくなったり、フローリングが変形したりする原因になるので注意しましょう。

敷布団の下に断熱シートを敷く

こたつの熱を床から逃がさないように、敷布団の下に断熱シートを敷くのもおすすめです。こたつの中が温まった段階で、出力を落としたり、電源を切ったりすることで電気代を節約できます。

大きめの掛け布団を選ぶ

こたつで使っている掛け布団のサイズが小さすぎると、床との間にすき間ができてしまい、こたつ内の熱が逃げてしまうので、大きめの掛け布団を選ぶことが大切です。掛け布団を選ぶ際は、天板の縦横の大きさに100〜130cmプラスしたサイズを目安にするとよいでしょう。

掛け布団の大きさ以外にも、重さがあるものを選んだり、2枚重ねたりすることで熱を逃すのを防止する効果が期待できます。

まとめ

こたつを1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使用したときの電気代は約500〜700円が目安となります。ただし、こたつの消費電力量や使い方によって、電気代が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

こたつの電気代を抑える方法としては、敷布団の下に断熱シートを敷いたり、、大きめの掛け布団を使ったりするのが効果的です。ほかの暖房機器と組み合わせながら、電気代を安く抑えていきましょう。

この記事のポイント

こたつの電気代はいくらかかる?

こたつの電気代は1時間あたり約4.5〜5.5円、1日4時間のペースで1ヶ月(30日)使うと約500〜700円程度が目安といわれています。ただし、製品や使い方によって使用電力量が異なるので、商品仕様と使用状況を確認したうえで計算することが大切です。

詳しくは「こたつの電気代はいくら?「1時間」「1ヶ月」の目安を算出」をご覧ください。

こたつとエアコンの電気代はどちらが安い?

こたつの電気代は1時間あたり約4.5〜5.5円、6〜10畳用のエアコンの電気代は1時間あたり約16〜29円となることから、こたつのほうが電気代が安い傾向があります。

詳しくは「エアコンの電気代の目安」をご覧ください。

こたつの電源をつけたり消したりすると電気代が高くなる?

こたつの電源をつけたり消したりすると電気代が高くなる傾向がありますが、温度センサーや人感センサーを搭載しているタイプを使っている場合は、つけっぱなしでも電気代を抑えられます。まずはこたつの仕様を確認してみましょう。

詳しくは「こたつの電気代は「つけっぱなし」or「こまめに消す」どちらがお得?」をご覧ください。

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