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【鎌倉】日常の中に非日常が溢れる、海と山に囲まれた「鎌倉」の魅力とおすすめの地域を紹介

海が美しい由比ヶ浜や稲村ヶ崎と、自然豊かな山の間に広がる鎌倉駅周辺は、海に近いのんびりとした雰囲気の街です。

JR横須賀線で品川駅まで45分、東京駅まで53分でアクセスできる立地の良さと、ゆったりとしたスローライフを両立できる鎌倉は、観光地としても居住エリアとしても人気があります。

今回は鎌倉駅を中心として、ライフスタイルから選んだ3つのエリアを歩きながらご紹介します。

古い街並みと海を臨む緩やかな時間が流れる街「鎌倉」

観光地としても人気が高い鎌倉は、平安時代から続く歴史のある都市であり、マリンスポーツを愛好する人たちにも人気の街でもあります。

鎌倉の海を臨む街は、のんびりとした独特のゆるやかな時間が流れ、人々を魅了しています。

平安時代まで遡る歴史ある鎌倉駅の今昔

鎌倉の歴史は1063年に源頼義が鶴岡八幡宮(元八幡)の社殿を造営したことに始まります。その後、1192年に源頼朝が開いた鎌倉幕府とその都が鎌倉の街の始まりです。

鎌倉時代、鎌倉の街は政治、軍事、外交、文化などあらゆる面で日本の中心地となって発展しました。

江戸時代に鶴岡八幡宮の門前町として発達した鎌倉は、17世紀後半、徳川光圀が編んだ「新編鎌倉志」によって、江の島の景色とともに、史跡めぐりを楽しむ江戸の町人が増え、江戸後期には観光地として親しまれるようになりました。

鎌倉が近代化するのは、1889年の横須賀線開通に起因します。東京からの交通の便がよくなったことから、海水浴場や別荘地、住宅地として注目されるようになりました。

その後、昭和に入ってからは、作家や文人たちが次々に移り住んだことから、「鎌倉文士」という言葉が産まれています。

第二次大戦の戦争の被害が少なかったため、緑豊かで落ち着いた古い街並みがそのまま今も残り、戦後はさらに観光地として愛されるようになりました。

[参照]

鎌倉市の歴史(鎌倉市HP)

東京駅までJR横須賀線直通!都内への通勤も可能な鎌倉駅

鎌倉駅はJR横須賀線・湘南新宿ラインを利用することで、横浜駅まで24分、東京駅まで53分と、都心への通勤も可能です。そのため、鎌倉に暮らして都内に出勤している人も少なくありません。

また、鎌倉駅は藤沢と鎌倉を繋ぐ江ノ島電鉄の始発・終点駅でもあります。

[参照]
JR東日本路線図

江ノ島電鉄路線図

3社のバスが鎌倉から武蔵野各地、新宿や空港を繋ぐ

JR鎌倉駅には、江ノ電バスと京浜急行バスが乗り入れています。

江ノ電バスの乗り場は東口、降り場は西口にあり、湘南、藤沢、大船、七里ガ浜方面に向かうバスが7路線運行されています。

京急バスの乗り場も東口にあります。大船、金沢八景、江ノ島、逗子など、鎌倉市全域と鎌倉駅を結ぶ19系統が運行されており、JR横須賀線と江ノ島電鉄の駅から離れた広範囲の交通網をカバーしています。

また、鎌倉駅からは、江ノ電バス、京急バス共に羽田空港に向かうリムジンバスを運行しているので、他県からの観光で訪れる人にも便利な立地といえます。

【鎌倉駅周辺の今】鎌倉時代からの歴史ある街並みと海に囲まれてゆるやかに過ごす静かな街

鎌倉の魅力はなんといっても、古く歴史のある街並みと、駅から徒歩の距離にある由比ヶ浜です。

山に囲まれた天然の要塞ともいえる鎌倉は、現在は豊かな緑と海の両方を楽しめる、ゆるやかな自然に包まれた街になりました。

歴史を活かしたまちづくりによって、今と昔を繋ぐ鎌倉駅周辺

鎌倉の街は、海と山の美しい自然環境と豊かな歴史的遺産を活かし、古都としての観光資源を高め、高度の文化都市を目指して再開発を進めています。

少子高齢化対策として子どもに対する福祉を強化するとともに、ブランド力があり都心へのアクセスが可能な立地を活かして転入の強化を行っているため、新しく鎌倉へ移り住む人が増えています。

[参照]

鎌倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略(鎌倉市)

鎌倉に暮らすなら考えておきたい海沿いの生活

鎌倉は自然がとても豊かなので、海と山の両方を楽しめる立地です。特に海が近く、いつでもマリンスポーツを楽しめるため、海岸に近いエリアには平日は東京都心で勤務し、休日は鎌倉の海で過ごす人も多く暮らしています。

また、古くから観光地として栄えてきたので、鶴岡八幡宮をはじめとして古い建物や歴史を感じられるものが多く、観光スポットが豊富にあります。日常と非日常の二面性を工夫しながら楽しむことが、鎌倉でゆったりと暮らすコツといえるでしょう。

鎌倉駅周辺の暮らしやすい3エリアを、ライフスタイル別にご紹介

鎌倉はゆったりとした生活と東京での仕事を両立させたい世代に人気が高いエリアです。

マリンスポーツや釣りが好きな人が海沿いに居を構えるケースも多く、海沿いのマンションには洗濯物に混じってウェットスーツが干されている光景も珍しくありません。

JR横須賀線沿線の横浜近郊で勤務する人が多く暮らしています。

【鎌倉駅周辺でおすすめの居住エリア(1)】駅が近く、歴史ある街並みが楽しめる「鎌倉小町」

歴史のある街並みが続く鎌倉小町通りは、鶴岡八幡宮の参道脇に栄えた門前町です。通りの裏手に入ると歴史を感じさせる古い住宅が広がっており、古民家をリフォームして暮らす人も増えています。

今回は小町通りと平行して流れる滑川との間にある鎌倉小町をご紹介します。

鎌倉駅東口を出て東に進み、県道21号線へ向かいます。

交差点を南に向かうと由比ヶ浜、北へ向かうと鶴岡八幡宮に至る県道21号線は、もとは鶴岡八幡宮の参道でした。

観光客向けの店舗と、鎌倉に暮らす人をターゲットにした店舗が入り交じる駅前は、いつも活気であふれています。

鶴岡八幡宮の二ノ鳥居。この周辺は観光客向けの店舗、オフィス、飲食店が多く集まっています。

通り沿いにはドラッグストアやクリニックなどもあり、生活に密着したエリアであることがわかります。

二ノ鳥居交差点を東へ曲がり、通りを進むと、次第に観光地から閑静な住宅街へと雰囲気が移り変わります。

小町大路へ出ると、古い街並みが続いています。敷地の広い戸建てが多く、屋敷森があるような家も珍しくありません。

コンビニや小さい商店があり、ちょっとした買い物も便利にすませられます。

道を歩いていると、数多くの名所旧跡と出会えます。歴史ある街だけあり、鎌倉時代から昭和初期まで多くの史跡があり、周辺が小さな公園になっていることも多く、街中の緑がいっそう豊富になっています。

歴史ある街ならではの古民家だけでなく、新築の戸建ても多く並んでいます。

大きい敷地を分割し、小さなテーマパークのようなデザインの外構を共有している一戸建てもあり、洗練された住宅が集まっています。

通り沿いには個人商店やクリーニング店、花屋など、生活に寄り添った店が多く、駅前まで出なくても簡単な買い物などは住宅街の中で完結できます。

小町大路を進み、突き当たりを左へ曲がって横大路を直進すると、鶴岡八幡宮の前に出ます。鶴岡八幡宮は観光スポットとしても人気が高いだけでなく、地元の人からは緑豊かな散歩道として親しまれています。

門前町として歴史のある住宅街は、人気が高まっているエリアです。

【鎌倉駅周辺でおすすめの居住エリア(2)】海を感じながら暮らすなら、潮風を感じる「由比ヶ浜」

鎌倉駅から若宮大路を南に向かった海に近いエリアは、マリンスポーツが好きな人や、海を感じながら暮らしたい人におすすめの場所です。

鎌倉駅東口を出て、県道21号線の鎌倉駅入口交差点から南へ向かうと由比ヶ浜です。道沿いには由比ヶ浜を訪ねる観光客をターゲットにした飲食店が多く、和食だけでなく多国籍な店が多く軒を連ねています。

南へ向かう道の途中には、新鮮な地場の野菜を扱う「鎌倉市農協連即売所」や、さまざまな食材を販売する「鎌倉中央食品市場」があります。

水産物や野菜を販売する地元スーパーもあり、日常的な買い物にはとても便利な通りといえます。

まっすぐ道を進むと、一ノ鳥居です。

鶴岡八幡宮の参道はここで終わります。海が近くなったためか、街路樹はかつての防砂林の面影を残す松に置き換わっていきます。

一ノ鳥居を過ぎると、街並みは戸建てと低層の集合住宅に変わります。公園などの外構を共有する大型のマンションが多く、高級感を感じさせます。

海岸線交差点から西に向かって県道21号線を離れると、由比ヶ浜に近い住宅街が広がっています。

交差点付近には観光客向けの宿泊施設や飲食店が多く集まっていますが、路地を一本進めば空気はがらりと閑静な住宅街に変わります。

道を進むと、洋館風の住宅が集まるエリアが広がっています。スクールゾーンが設けられているとおり、近隣には小学校や幼稚園が多く、子育て世代に適しています。

広い敷地を持つ家が多く、防風林を兼ねた緑が豊かなのも、このエリアの特徴といえるでしょう。

和田塚入り口交差点から北上し、住宅街の内側へ向かうと、戸建てに混じってアパートや低層のマンションがちらほらと増えてきます。

学校が近いこともあり、下校時には子どもたちの声がとてもにぎやか。

まっすぐ北に向かって進むと、江ノ島電鉄和田塚駅に出ます。

のんびりとした由比ヶ浜のエリアは、閑静な街並みと観光地の非日常感がどちらも味わえます。海が近く、マリンスポーツも楽しみやすいので、海が好きという方にはとくにおすすめです。

また、鎌倉市立第一小学校や総合体育館も近いので、ゆったりとした雰囲気で子育てがしたいというご家庭にも適したエリアといえます。

【鎌倉駅周辺でおすすめの居住エリア(3)】駅近で利便性と古都の雰囲気の両方を味わえる「御成町」

市役所や小学校、中学校が集まり、駅近ならではの利便性が高い御成町は、観光地としての古都の雰囲気と、駅周辺の利便性、教育機関の近さなどが特徴です。

御成町は鎌倉駅西口が最寄りの出口になります。

東口と比較すると静かな駅前は、観光向けの売店だけでなく、生活雑貨や生鮮食品を扱う商店が集まっており、通勤通学の途中の買い物にも便利です。

駅を出てまっすぐ進むと、市役所前交差点があります。交差点には大型のスーパーがあり、こちらでも買い物ができます。

スーパーの向かい側には交番と市役所があり、大きな駐車場も併設されています。

交差点を左へ曲がると、今小路に入ります。

観光客向けの店舗はなくなり、しばらくは低層の集合住宅や戸建てが続く街並みは、駅から2~3分歩いたくらいで静かになり、時々鳥の声が聞こえるのどかな雰囲気に変わります。

通りに並ぶ緑豊かな生け垣の内側には、鎌倉市中央図書館と小学校が併設されています。広大な敷地内には、このほかにもさまざまな市の福祉施設が集まっています。

鎌倉市役所も近く、タウンバスの巡回ルートなので、公共機関に対する利便性も高いといえるでしょう。

広い駐車場や公園などの外構を共有した築浅の低層マンションが多く、一部屋ずつが大きめでファミリー向けの物件が集まっていることがわかります。

閑静な街並みが続き、新旧の戸建てが並ぶ街並みを抜けて、六地蔵交差点まで来ると、再び商店が増えてきます。御成町の通り沿いには小学校が二つと中学校や市役所、福祉センター、病院もあり、公共施設が集まっていてとても暮らしやすいのが特徴です。

古い街並みを活かした個人商店やカフェもあり、ゆったりとした雰囲気の古都と利便性が両立しているため、鎌倉でも人気の高い住宅地のひとつです。

古さと新しさ、日常と非日常が交差するゆるやかな時間が流れる生活が楽しめる「鎌倉」

鎌倉は歴史的な建物や史跡が多く残り、時間の流れを忘れてしまうような、ゆったりとした雰囲気がある街です。

鎌倉幕府の都として栄えた歴史の香りを残しながら、街の機能が暮らしやすくコンパクトにまとまり、自然豊かな海辺の街が広がっています。

観光地である側面も、鎌倉で暮らす楽しみの一つとして生活できると、より鎌倉生活が楽しめるのではないでしょうか。東京都心までアクセスが良い鎌倉駅周辺での暮らしに興味をお持ちであれば、東急リバブルが物件探しをサポートいたします。

この記事のポイント

鎌倉駅周辺の今とは?

鎌倉の街は、海と山の美しい自然環境と豊かな歴史的遺産を活かし、古都としての観光資源を高め、高度な文化都市を目指し再開発を進めています。

詳しくは「歴史を生かしたまちづくりによって、今と昔をつなぐ鎌倉駅周辺」をご確認ください。

鎌倉駅周辺で暮らしやすいエリアとは?

鎌倉駅周辺で暮らしやすいエリアは以下の通りです。

  • 鎌倉小町
  • 由比ヶ浜
  • 御成町

詳しくは「鎌倉駅周辺の暮らしやすい3エリアを、ライフスタイル別にご紹介」をご確認ください。

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