ざっくり要約!
- バルコニーはウッドパネルを敷いたり、フェンスを取り付けたりなど、DIYでもおしゃれに変えることが可能
- マンションのバルコニーは共用部であるため、使用に制限が出る場合もある
家の中でありながら、屋外空間でもある「バルコニー」。お部屋のインテリアを変えるように、バルコニーもおしゃれにできると、暮らしが楽しく豊かになります。
この記事では、おしゃれなバルコニーの作り方を戸建て・マンション別にご紹介。DIYで安価にできる方法や、マンションならではの注意点まで解説します。
記事サマリー
バルコニーとは?
バルコニーとは、一般的に建物から外側に設けられた屋根のないスペースを指します。屋根はないものの、バルコニーの周囲は安全のために手すりや柵で囲まれています。
日当たりが良く、開放的に過ごせるのがバルコニーの魅力です。
・「バルコニー」に関する記事はこちら バルコニーとは?ベランダとの違いや使い方、相場も解説 |
ベランダとの違い
バルコニーと同様に、建物の外側に張り出して設けられたスペースを指しますが、雨をしのぐ屋根や庇があるものをベランダと呼びます。
屋根があるので、バルコニーより開放感はなくなりますが、雨の日でも洗濯物を干せるなどのメリットがあります。
テラスとの違い
テラスとは、1階の庭に張り出すように作られたスペースのことで、リビングの延長として使える屋外空間です。
リビングの床とフラットにつなげるために、地面よりも一段高く作られるケースが多く見られます。
・「テラス」に関する記事はこちら テラスとは?ベランダとバルコニーとは何が違う? 設置するメリットや活用例も紹介 ・「バルコニー」を含む物件一覧はこちら |
DIYでもバルコニーをおしゃれにできる?
バルコニーは、DIYでもおしゃれな空間に変えることができます。気軽に模様替えしてみましょう。
タイルや人工芝はDIYで設置可能
簡単に設置できて、印象を大きく変えられるのが「床材」です。床材にはタイル・人工芝・ウッドパネルなどがあり、いずれもDIYで設置できます。
明るい雰囲気にしたいなら人工芝、洗練された印象にするならタイル、暖かみのある空間にしたいならウッドパネルがおすすめです。
バルコニーに床材を敷く場合は、排水経路をふさがないようにする必要があります。
特にマンションの場合は、適切に排水されないと、階下に被害を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
また、避難用のはしごがある場合は、その部分には何も敷かずに空けておきましょう。
既製品も塗装・加工することで統一感が出る
既製品のウッドパネルやフェンス、室外機カバーなども、木製であれば塗装することができます。塗装によって、耐久性が向上するだけでなく、デザインの統一感を出すことが可能です。
また、塗料を変えて再塗装すれば、物自体が変わらなくてもバルコニーの雰囲気を変えることができます。
工夫次第で安価な材料もおしゃれに変身
100均やホームセンターで購入できるアイテムでも、バルコニーをおしゃれに変えることができます。
万能に使えるアイテムが「すのこ」です。すのこを着色してニスを塗り、角材に打ち付けてすのこを連結。柵などに固定すれば、ウッドフェンスを簡単に作れます。すのこなら釘打ちも自由なので、好きなものをディスプレイしましょう。
また、すのこは結束バンドで柵に固定すると、目隠しにもなります。
他にも、ストリングライトやランタン、キャンプ用品など、安価でも屋外使用できるアイテムは数多くあるので探してみましょう。
マンションのバルコニーをおしゃれにするには注意が必要!
マンションのバルコニーは共用部であるため、使用に際しては注意が必要です。
バルコニーは共用部
マンションのバルコニーは、「共用部」に該当します。専有して使える空間のため、自由に使えると思われがちですが、実はさまざまな制限があります。
制限や禁止事項はマンションによって異なるため、管理規約の確認が必要です。高層のタワーマンションでは、さらに厳しく制限される可能性もあります。
また、基本的にマンションのバルコニーはリフォームすることができません。すぐに原状回復できるような内容にとどめておきましょう。
バルコニーに置けるものは?
マンションのバルコニーは、火災時に避難経路として使うため、簡単に移動できないものを置くことは原則禁止されています。
隣住戸とのバルコニーの境には「蹴破り戸」があり、緊急時に蹴破って逃げられるように空けておかなくてはなりません。避難ハッチ(避難はしご)も同様に、すぐ使える状態にしておく必要があります。
バルコニーにものを置く際には、管理規約や使用細則をよく確認し、避難経路をふさがないことを意識して選びましょう。
・「バルコニー」を含む物件一覧はこちら |
マンションのバルコニーをおしゃれにするには?
制約があるマンションのバルコニーですが、規約を守った上でおしゃれに活用することもできます。
床材を変えて雰囲気を変える
マンションのバルコニーの壁は、塗装したり穴を開けたり、外観を大きく変えるような変更はできません。床であれば、タイルやウッドパネルを敷くことが可能です。床は面積が大きいので、イメージをガラッと変えることができます。
室外機はカバーを付けておしゃれに
バルコニーに置くことの多い室外機は、生活感が出やすいのが難点です。
室外機は、木製のカバーを付けるとおしゃれ度がアップします。プランター台として使えるタイプもあり、ディスプレイを楽しむことができます。
コンパクトなテーブルセットやベンチを置く
マンションは眺望が良いことも多く、気軽にカフェタイムを楽しめる場所になります。コンパクトなテーブルセットを置いて活用しましょう。
狭いバルコニーには、収納ベンチがおすすめです。屋外収納としても使え、奥行きの浅い省スペースなベンチとして使える仕様になっています。
戸建てのバルコニーをおしゃれにするコツ
戸建てのバルコニーは、マンションのような制限はないため、おしゃれなアウトドアリビングをつくりやすくなります。
リビングとの段差をなくせば開放感アップ
リビングとバルコニーの床に段差があると、別々の空間として感じられますが、段差のないフラットな床に仕上げると、外へとつながる開放的なリビングになります。
また、バルコニーの床材は、リビングの床材に合わせてウッドデッキにするのがおすすめです。床材をコーディネートすることで、一体感と広さを感じられるアウトドアリビングになります。
屋外家具を置いて居心地の良い空間に
戸建てのバルコニーはマンションのような制限がないので、家具を自由に配置することができます。
ただし、家具は屋外専用のものを選ぶことが大切です。屋外家具は、耐久性や撥水性に優れ、水洗いもできるなど、メンテナンス性に優れています。
安心して使える屋外家具を置いて、バルコニーをおしゃれで居心地の良い空間に変えてみましょう。
おしゃれな屋根や目隠しで活用しやすく
屋根のないバルコニーは、後付けも可能なオーニングがあると活用しやすくなります。
オーニングは、日除けや雨除けになるテントのことで、可動式のため不要なときはテント部分の収納が可能です。布製でデザインの種類が多く、バルコニーをおしゃれに彩ることができます。
また、バルコニーの利用頻度が下がる原因として、プライバシーの問題があります。目隠しとしては、簡単に取り付けできるサンシェードもおすすめです。
・「アウトドアリビング」に関する記事はこちら アウトドアリビングとは?インテリア選びのポイントや注意点を解説 |
まとめ
バルコニーをおしゃれにするには、さまざまな方法がありますが、手軽にイメージを変えられるのが床材の変更です。タイル・人工芝・ウッドパネルなど種類も多いので、用途やイメージに合わせて選びましょう。
マンションのバルコニーは、共用部のため活用法や置けるものに制限があります。管理規約や使用細則をよく確認することが大切です。
・「バルコニー」を含む物件一覧はこちら |
この記事のポイント
- バルコニーをDIYでおしゃれにするにはどうしたらいいですか?
バルコニーは、DIYでもおしゃれな空間に変えることができます。気軽に模様替えしてみましょう。
詳しくは「DIYでもバルコニーをおしゃれにできる?」をご覧ください。
- マンションのバルコニーをおしゃれにするにはどうしたら良いですか?
マンションのバルコニーは共用部であるため、使用に際しては注意が必要です。
詳しくは「マンションのバルコニーをおしゃれにするには注意が必要!」をご覧ください。
- 戸建てのバルコニーをおしゃれにする方法を教えてください。
戸建てのバルコニーは、マンションのような制限はないため、おしゃれなアウトドアリビングをつくりやすくなります。
詳しくは「戸建てのバルコニーをおしゃれにするコツ」をご覧ください。
ライターからのワンポイントアドバイス
マンションのバルコニー活用法のひとつとして、ガーデニングが挙げられますが、花壇の設置は原則禁止されています。花や野菜は、プランターで育てましょう。ただし、プランターの場合でも、水やりの際に流れた土が排水溝に詰まる可能性もあり、定期的な清掃は欠かせません。また、植物の枝葉が伸びすぎて隣住戸に及ぶことのないよう、適切な管理も必要です。
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