松本利夫さんプロフィール |
2001年、EXILEのメンバーとしてデビュー。パフォーマーとして活躍する傍ら、2007年には俳優としての活動を開始。2015年にEXILEのパフォーマーを卒業し、現在は映画やドラマ・舞台など俳優業を中心に活躍中。スニーカーやフィギュアなどのコレクターとしても知られており、自身の公式YouTubeチャンネル「MATSUぼっち IN THE HOUSE」で公開した自宅の「趣味部屋」が話題に。 <SNS情報> Instagram:exile_matsu YouTube:MATSUぼっち IN THE HOUSE |
憧れのライフスタイルを送る話題の人に、暮らしと住まいのこだわりをお聞きする本企画。今回登場いただくのは、EXILEのパフォーマーとして活躍し、現在は映画やドラマ・舞台を中心に活躍する松本利夫(MATSU)さん。お子さんの誕生を機に建てた東京都内の一軒家は、スニーカーやフィギュアなどのコレクションが詰まった「趣味部屋」が、YouTube等で話題に。夢と家族愛溢れる“理想の暮らし”を叶えた松本さんに、ご自宅のこだわりについて伺いました。
記事サマリー
限られた「子どもと過ごす時間」を大切に
EXILEのパフォーマーとして活躍し、現在は映画やドラマ・舞台などで俳優として活躍する松本さん。プライベートでは、8歳と1歳のお子さんを育てるパパでもあります。
SNSでは家族と過ごす休日の様子が話題ですが、忙しい日々のなかでどのように家族との時間を作っているのでしょうか。
「舞台のお仕事をいただいたときなどは、家にいられる時間がかなり少なくなることも。その分、家族との旅行や遊びの予定は、先にスケジュールに組み込むようにしています。もちろん後から仕事が入って変更することもありますし、マネージャーさんと相談しつつですが。基本的には仕事優先、そのなかでいかに家族との時間を確保するかという感じですね」
松本さんが家族との時間を大切にするのには、こんな想いも。
「子どもと一緒にいられる時間って、すごく限られているじゃないですか。中学生くらいからは、家族と遊ぶよりも友達とどこかに出かけちゃうイメージなので、子どもの時期にこそ、一緒にいる時間をたくさん作って、教えられることは教えてあげたいし、愛情をたっぷり子どもたちに伝えていけたらいいなと思っています」
より良い家に住むことが仕事の原動力だった
これまでに6回の引っ越しを経験されてきた松本さん。一人暮らしの期間も含め、現在のご自宅に至るまでの「自宅遍歴」を伺ってみました。
「はじめての一人暮らしは26歳で、ちょうどEXILEがスタートしたばかりのころ。当時は都内だと5畳くらいのマンションがギリギリでした。同じマンションには、当時のEXILEメンバーが2人住んでいたのですが、僕の部屋は階段なしの5階だったので、なかなかキツかったですね(笑)」
そんな“EXILEマンション(?)”での暮らしを経て、世間ではEXILEブームが到来。
「そこからは、少しずつグレードアップして、デザイナーズマンションに住んだりもしましたね。印象的だったのは外観が“ラスタカラー(アフリカ系の国旗に多用される赤・黄・緑・黒の配色)”のマンション。当時はファッションにも原色カラーを取り入れることが多くて、発見したときは運命を感じました(笑)」
EXILEとして多忙な生活を送っていた当時の松本さんにとって「より良い家に住むこと」は、仕事を頑張る上での原動力にもなっていたそう。また、頻繁にお引っ越しをするのには、松本さんならではのこんな理由も。
「ものがすごく多いので、どうしてもある程度の広さがないとだめで(笑)。一度はレンタル倉庫を借りたこともあったんですけど、倉庫にしまうと今度は一切出さなくなってしまうんですよね。なので、全く使ってないもののために毎月お金を払うくらいなら、家に収納できるようにしようと思ったんです」
約3年かかった理想の住まいづくり
松本さんが家の購入を決めたのは、1人目のお子さんが生まれたあとのこと。注文住宅の一軒家を建てました。
「当時は子どもが1人でしたが、理想としては子どもが2人できたらいいねと夫婦で話していて。僕自身、いずれは自分で家を購入したいという夢もあったので、いい機会なのかなと思って土地探しから始めました」
松本さんの住まいづくりは、かなり熱量高め。土地探しから約3年の時間をかけて、理想の住まいが完成したそうです。
「土地は70件くらい見たんじゃないかなと思います。理想の土地を見つけてからも、建築士の方と何度も話し合いを重ねて……というか、完成するまでずっと話し合っていましたね(笑)」
ご自宅内には「趣味部屋」以外にも松本さんの譲れないこだわりがたっぷり。なかでも、2階にあるリビングの吹き抜けは、かなりこだわったポイントだそうです。
「これを実現するのにはかなり苦労しました。というのも、家を建てる際には建ぺい率と容積率というのがあって、土地に対して天井の高さが決まっているんです。リビングが1階なら吹き抜けを作れるんですけど、2階を吹き抜けにすると3階を作るのと同じことになってしまって。その土地は3階建てがNGだったので、実現するためには屋根を斜めにするという方法しかなくて。でも、僕はボックス型の家が理想だったんです(笑)。結果、前から見ると四角っぽく見える三角屋根にしてもらうことで吹き抜けのリビングが実現しました」
また、子ども部屋への動線づくりにもこだわりが。
「夫婦で話し合って、子ども部屋へ行くには必ずリビングを通らなくてはいけないつくりにしました。たとえば思春期になったとき、親の顔も見ずに自分の部屋へ直行なんてこともよくあるのかなと。子どもからしたらそっちの方が楽だと思うんですけど、顔を合わせるということを大事にしていきたいなって」
まるでギャラリーみたいな屋根裏の「趣味部屋」
松本さんが現在のご自宅を建てる際、必ず作りたかったと話す屋根裏の「趣味部屋」は、自身の公式YouTubeチャンネル「MATSUぼっち IN THE HOUSE」でも話題に。
およそ20畳ほどの秘密基地のような空間に、これまで収集してきた「ベアブリック(BE@RBRICK)」や「カウズ(KAWS)」などのフィギュアや、スニーカーのコレクションが並んでいます。
ベアブリックは1000%という大きめのフィギュアと400%、そのほかにもさまざまなフィギュアがずらり。
「1つ1つに思い入れがあって、出会ったときのことは鮮明に覚えています。なかでも、EXILE版のベアブリックや自分のフィギュアを作ってもらったときは、すごくうれしかったですね」
夢が詰まった「趣味部屋」を手に入れた松本さん。この空間では、どのように過ごしているのでしょうか。
「特に何かをしているということはなくて、片付けていることが多いですね(笑)。作る前は、“コレクションを眺めながらお酒を飲んだりしたいな”なんて思っていたんですけど、実際作ってみるとなかなかしないんですよね。ただ、人が遊びに来たときには、入ってみたいと言われることが多いので案内しています」
履くよりも眺めたいスニーカーコレクション
趣味部屋にあるコレクションだけでも数の多さに圧倒されますが、実はまだまだ入り切らないものがたくさんあるとのこと。
なかでも、玄関に飾っているカウズの特大フィギュアは、特別な宝物。
そのほかにも、今では手に入らないレアなコレクションたちがちらほら。
「実はフィギュアやスニーカーのなかでも一軍のお気に入りたちは、趣味部屋ではなく廊下のガラスケースに飾っているんです。子どもたちが割ってしまわないよう分厚い強化ガラスにしてもらったのもこだわりですね」
そして、松本さんといえば膨大な数のスニーカーコレクション。所有するスニーカーは約700足で、そのほかブーツや革靴などを合わせると1,000足近い靴が自宅にあるそうです。
「700足入るシューズインクローゼットを作ったのですが、今はそこにも入り切らなくなってしまったので、趣味部屋にも収納しています(笑)」
元々かなりの綺麗好きで、物持ちが良いタイプだと話す松本さん。コレクションを綺麗な状態で保つためには、手間を惜しみません。
「スニーカーって古くなると加水分解といって、ソールの部分がボロボロになって剥げてきちゃうんですよ。なので、劣化を防ぐために、1足1足シダの木のシューキーパーを入れて、それを防虫剤と一緒にジッパーバッグにしまって、掃除機で空気を抜いた密閉状態で箱に保管しています」とのことで、1年おきに中の防虫剤を交換するという几帳面っぷり。
「僕のなかでは“スニーカーを履く”という概念がもうなくて。劣化してしまっているものも、見た目が好きなのでなかなか捨てられずにいるんですよね(笑)」
たくさんのコレクションを所有する松本さんですが、最近はフィギュアやスニーカーをあまり購入しなくなってきたそう。
「昔は衝動買いをすることも多かったんですけど、今は一度冷静になって、色々調べた結果本当に欲しいのかを考えるようになりました。だから前ほどはものが増えなくなったんです。
自分より子どもと一緒にいるためにお金をかけるようになったのも理由の1つですね。子どもを育てるのって、めちゃくちゃお金かかるんですけど、我慢しているというよりは、自然にそうなってきていて。年を取るにつれ、お金の使い方が変わってきたような気はしますね」
子ども心くすぐる秘密の「書斎」
SNSやYouTubeでは、あまり公開されていない松本さんのご自宅内。趣味部屋以外でお気に入りの場所について伺ってみると「実は“秘密部屋”があるんですよ」と松本さん。
その部屋は、一見すると何もないリビングの真っ白な壁を開けると現れる3畳ほどの「書斎」。壁から天井まで木で統一されたツリーハウスのような空間です。
あえて天井を低く設計した空間は、まさに「秘密部屋」。防音になっているため、お芝居の練習やセリフを覚えるときにもぴったりなのだとか。
「最初は何もない空間にしていたんですけど、最近は子どもが気に入っちゃって、そこで勉強とか宿題をしています。僕が子どものころに憧れていた部屋を実現したので、そりゃ子ども心くすぐるよなぁって(笑)」
また、玄関から続く動線も、松本さんの理想を忠実に実現したスペースの1つです。
玄関から入ると、2階へ上がる階段と大きな木のあるパティオ(中庭)がお目見え。さらにその奥にはバスルームがあり、ライトアップされたパティオの木を眺めながらバスタイムを楽しめます。
「モデルルームを色々見に行って、“この家のこの感じがいいな”というのをいくつもピックアップして、それを掛け合わせていきました。住まいづくりは、キッチン以外はほとんど僕が担当していて。もちろん妻に『こういうのどうかな?』と相談はするんですけど、基本は『いいじゃん』と言ってくれたのがありがたかったですね」
家族が帰ってきたくなる理想の住まい
自宅では、ほとんどの時間をリビングで子どもたちと過ごしているという松本さん。理想を詰め込んだリビングも、今では“子ども仕様”になっているそうで。
「かっこいいリビングにしたい気持ちはあるんですけど、どうしても子どもが小さいと危ないものは置いておけないし、何でも触ってしまうので、色々カバーをかけたり、頭を打っても危なくないように分厚いラグにしたりしていて。ソファや家具もガンガン汚すので、一時期は頭を抱えていましたが、今は“もう少し大きくなったら理想の形に戻そう”と割り切っています(笑)。
とは言いつつ、ずっと今の家に住み続けるのかは未定ですね。元々、家族4人で住む家として建てたので、子どもたちが巣立っていったあと、妻と2人で住む画があまり見えないというか。なので、もしかしたら夫婦2人になったときには今の家を売って引っ越すかも。やっぱり年とったらワンフロアの方が楽ですもんね(笑)」
最後に、松本さんにとって「理想の住まい」とは?
「“帰ってきたくなる家”ですかね。寝る時間も含めたら、1日の1/3以上は過ごす場所なので、リラックスできるのはもちろんですが、“気分が上がる”ということも大事な要素。たとえばいいホテルや高層マンションって、その空間にいるだけでテンションが上がるじゃないですか。そういう“アガる”要素がある住まいが僕の理想です」
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