横浜での観光といえば、横浜駅よりも、みなとみらい駅の近辺に来る機会が多いのではないでしょうか。横浜赤レンガ倉庫や中華街などの観光スポットが近いエリアですが、実はタワーマンションが増えており住む人も多いエリアです。今回は「みなとみらい駅」周辺の住宅地情報を紹介します。
記事サマリー
みなとみらい駅周辺の移動はバスで楽々!横浜駅なども使うと利便性向上
観光スポットが多く、街並みもおしゃれなみなとみらい駅周辺。湾岸エリアの移動手段は電車・バスともに充実しており、さらに横浜駅や新横浜駅へのアクセスが良好なのも魅力といえます。
横浜駅と元町・中華街駅の中間にあり、埼玉県へも乗り換えなしのみなとみらい駅
横浜高速鉄道「みなとみらい線」で横浜駅と元町・中華街駅の途中にある「みなとみらい駅」。「東急東横線」に乗り入れて、武蔵小杉・自由が丘・渋谷などの感度の高い街にもアクセス良好です。渋谷駅から先は「副都心線」に直通のため、埼玉県内へも乗り換えなしで行けます。
6社9路線が乗り入れるターミナル駅「横浜駅」にも、みなとみらい線で2駅・徒歩でも20分弱で行ける利便性の高さが人気です。徒歩15分程度で行ける「横浜市営地下鉄ブルーライン」の高島町駅から、東海道新幹線が停まる「新横浜駅」にも6駅で着きます。
駅南側へのアクセスはバスが便利!周辺駅のバスも豊富
みなとみらい駅周辺からバスを使うなら、「桜木町駅前」のバス停からの利用が便利です。横浜市営バスの多くの路線が利用できるほか、京急バス・神奈川中央交通・相鉄バスが県内各所に向かうバスを走らせています。横浜は坂が多いといわれますが、みなとみらい駅周辺の湾岸エリアから坂になっている内陸部に移動するなら、ぜひバスを活用してみてください。
また横浜の各所を回って羽田空港に向かう空港連絡バスも運行されています。横浜駅まで歩けば利用できる路線の数も増えるため、全国各地へのバス移動がしやすいエリアといえるでしょう。
【みなとみらい駅周辺の今】横浜の中心地、みなとみらい駅周辺は都市開発や災害対策が進む
みなとみらい駅周辺は、安心・安全に住むための災害対策や都市開発が積極的に進められています。エリア独自で進められてきたまちづくりについて紹介します。
横浜駅周辺と関内・伊勢佐木町地区をつなぐ「みなとみらい」の再開発
みなとみらい駅周辺は、横浜駅周辺と関内・伊勢佐木町周辺で二分されていた横浜の都心を一体化する目的で開発が進みました。また東京に集中した首都機能を分担する受け皿とする狙いもあり、自立したまちづくりが進んでいます。
国際交流や港湾管理の機能を集積させビジネス面での利便性も高めつつ、公園や緑地を整備しウォーターフロント空間を創造することで、居住地としても人気が高いエリアになりました。2022年5月の「ウェスティンホテル横浜」や2023年10月の「Kアリーナプロジェクト」など観光や娯楽のための施設が開業間近であり、“来てよし・住んでよし”の街として進化を続けているといえます。
[参考]
みなとみらい21地区 事業概要
湾岸でも安心して暮らすために、みなとみらいでは独自の防災対策が進む
みなとみらい駅周辺の湾岸エリアであるため、住むとなると水害が心配な人もいるでしょう。埋立地であるため地盤沈下や液状化のリスクが想定されますが、軟弱地盤の地中に砂の杭を作ったり、セメントを混ぜ込んで地盤を固めたりする工法をもちいて地盤改良を施しながら開発が行われました。
また津波や高潮の対策では、震度7程度の地震が起きた場合を想定して、中央地区は護岸が標高3.1m・宅地が標高3.1〜5.0mと計算された上で建物などが作られています。そのほかにも冷暖房供給が横浜のほかの地域から独立して行われていたり、観光客の身を守るために帰宅困難者の一時滞在施設などのリスト化もされていたりと、独自の防災施策を進めて安心・安全なまちづくりが行われてきました。
[参考]
安全確保計画
みなとみらい二十一熱供給株式会社
みなとみらい駅周辺で住むのにおすすめのエリア3つ
みなとみらい駅の周辺は、再開発が進んで人が集まっています。新興のマンション群はもちろん、にぎわいが絶えない昔ながらの商店街などもあって、好みの住宅地を探してみるとおもしろいです。今回はおすすめの3エリアを紹介します。ぜひ物件探しに出掛けてみてください。
(1) タワーマンションが立ち並ぶベイエリア「西区」
ハイグレードなタワーマンションが並ぶ「西区」。「ぴあアリーナMM」や「神奈川大学みなとみらいキャンパス」など近年開業した施設も多く、まさに再開発が進んでいるエリアです。
「みなとみらい駅」といえば、直結している「MARK ISみなとみらい」の印象が強い人も多いのではないでしょうか。買い物や食事がここだけでも完結できるほどの便利な駅ビル。施設から出た南側には、遊園地の「よこはまコスモワールド」など人気の観光スポットが広がっています。
けやき通りを西に進み、みなとみらい大通り(栄本町線)を北上。ウェスティンホテル横浜・ぴあアリーナMM・神奈川大学みなとみらいキャンパスなど、新しい施設が増えているのもこの辺りです。ビルの合間には、日常生活で重宝しそうなコンビニやファミリーレストランも揃っています。
いちょう通りを東側に進めば、みなとみらい駅の北口に到着。目の前には「M.M.TOWERS FORESIS」のL棟とR棟がそびえ立っています。道幅も広く洗練された雰囲気が広がり、ペットの散歩に出かける人や家族で並んで歩く人などが行き交っていました。ほかにもタワーマンションが増えており、あらゆる物件に出会えます。
東に進み「パシフィコ横浜」を超えると、海に面した「臨港パーク」があります。海沿いの公園で、芝生などでゆったり過ごすのに最適です。ほかにも高島中央公園・高島水際線公園などの公園がマンションの麓にあります。高島中央公園の北側には「オーケーみなとみらい店」があり、スーパーを利用したい人も安心です。
(2) 元町・中華街へとつながる観光客にも人気のエリア「中区」
湾岸エリアから少し離れた、馬車道駅と元町・中華街駅の界隈も観光客に人気で人が集まっているエリアです。観光エリアやオフィス街より少し入ると住宅用の物件も点在しています。個人店も多く、“地元の街”の雰囲気が楽しめるエリアです。
西区のエリアはもちろん、横浜赤レンガ倉庫やよこはまコスモワールドなど観光スポットにも近い「馬車道駅」。駅の真北にあるタワーマンション「ザ・タワー横浜北仲」をはじめ、関内駅や桜木町駅の周辺にも集合住宅が点在しています。都市的でにぎやかな生活が送れるエリアです。
馬車道駅の近くにはオフィスビルが多く、ビジネスパーソン向けの飲食店などが豊富です。関内駅へとつながる馬車道沿いには、洋風の建物も並び、おしゃれな雰囲気が漂います。一戸建てを探すのは難しいですが、繁華街のなかに集合住宅は点在しています。にぎやかな生活が楽しみたい人は物件を探してみるとよいでしょう。
南西側には横浜スタジアムがあります。野球の「横浜DeNAベイスターズ」が試合をする日には盛り上がりを見せるエリアです。周りを囲っている横浜公園には、草木や遊具も多く、お子さん連れで利用している人も多く見られました。
さらに南東に進むと、元町・中華街駅の近くに到着。西側には、観光客が集まる一大フードスポットの「横浜中華街」が広がります。横浜開港後、来日した中国人向けに食料品店や中華学校が開業。「関帝廟」の誕生をきっかけに、中華料理店が集まるエリアになったといわれています。
より南側の山手のエリアにも住宅地は広がっています。とくに一戸建てでの生活を検討している方には山手のエリアもおすすめです。
(3) 繁華街と新興マンション住宅地が密集する「伊勢佐木町」
明治初期からの伝統をもつ、横浜を代表する繁華街。関内駅を出てすぐ、馬車道とは反対側のエリアです。フォークデュオの「ゆず」がストリートライブをしていた場所として知られ、青江三奈さんが歌った「伊勢佐木町ブルース」の曲名にも登場するなどエンターテインメントと縁の深い街。人通りの多い商店街から逸れれば、オフィス街はもちろん、住宅地も広がっています。
関内駅の西側、「イセザギモール」がこのエリアの入り口といってもいいでしょう。1-2丁目がイセザキモール、3-7丁目は伊勢佐木町商店街と呼ばれる全面歩行者天国の商店街です。
イセザキモール入り口の両脇には「マリナード地下街」の入り口が。関内駅からここまでつながっている地下街で、食事や買い物が楽しめます。
イセザキモールは、通り沿いに多くの個人店・チェーン店が豊富で、平日の昼間でも多くの人でにぎわっています。日常的な買い物に困らないのはもちろん、少し脇に逸れたところにも個人経営の銘店が。歩行者天国なので、車を気にせずゆっくり散歩するだけでも楽しいです。
伊勢佐木町3丁目の信号で南側に曲がりしばらく歩くと「伊勢佐木長者町駅」が。この辺りはオフィスビルが多くスーツ姿のビジネスパーソンが行き来するエリアです。市営地下鉄ブルーラインに沿うように、緑が続く「大通り公園」も隣接。椅子などがあり、木陰でゆっくり休憩できます。
イセザキモールなどの繁華街から北上すると、大岡川沿いの道に出ます。マンションが多く密集しているエリアです。にぎやかな伊勢佐木町のイメージとは違った、落ち着きのある雰囲気。大岡川は散歩コースにも最適で、取材に訪れた4月ごろは川沿いに咲く桜を目当てに多くの観光客でにぎわっていました。
太田橋から大岡川を越えて黄金町駅付近に到着。黄金町駅付近も商店街があったり個性的な飲食店があったりして楽しい街です。京急線で横浜駅へも一本のため交通の便も申し分ありません。黄金町駅付近で物件を散策するのもよいでしょう。
近未来的なベイエリアや風情の残る商店街が魅力のみなとみらい駅周辺
エンターテインメントの要素だけでなく、災害対策にも力を入れている街「みなとみらい」。再開発によって生まれ変わっていく部分だけでなく、開国当時のノスタルジーが感じられる街並みは、遊ぶだけでなく住むのにもぴったりです。
にぎやかで利便性の高い繁華街の近くにも住宅地は存在しています。観光スポットが近く、物件を見に行くために歩くだけでも楽しい街です。もしみなとみらい駅周辺での暮らしに興味をお持ちであれば、東急リバブルが物件探しをサポートいたします。
この記事のポイント
- みなとみらい独自の防災対策とは?
震度7程度の地震が起きた場合を想定して、中央地区は護岸が標高3.1m・宅地が標高3.1〜5.0mと計算された上で建物などが作られています。そのほかにも独自の防災施策を進めて安心・安全なまちづくりが行われています。
詳しくは「湾岸でも安心して暮らすために、みなとみらいでは独自の防災対策が進む」をご確認ください。
- みなとみらい駅周辺で住むのにおすすめのエリアとは?
みなとみらいの駅周辺で住むのにおすすめのエリアは以下の通りです。
- 西区
- 中区
- 伊勢佐木町
詳しくは「みなとみらい駅周辺で住むのにおすすめのエリア3つ」をご確認ください。
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