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目隠しフェンスのメリット、デメリットとは?費用相場、安く済ませるコツも解説

ざっくり要約!

  • 目隠しフェンスは、プライバシーを守りおしゃれな印象を与える
  • フェンスの高さや設置範囲にこだわると、圧迫感が少ない
  • DIYで設置すると、業者に頼むより費用を抑えられる

戸建ての住宅に目隠しフェンスを設置しようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
目隠しフェンスは、プライバシーを守りデザイン次第でおしゃれな印象を与えられる反面、圧迫感などのデメリットもあります。

また、設置には、どのくらいの費用がかかるのかも気になるところです。

この記事では、目隠しフェンスのメリットやデメリット、費用相場、安く設置するコツを紹介します。目隠しフェンスを設置しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

目隠しフェンスのメリット

目隠しフェンスには、以下のようなメリットがあります。

  • プライバシーを守れる
  • おしゃれな印象を与える
  • 敷地の境界をわかりやすくする

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

プライバシーを守れる

目隠しフェンスを設置すると、家の外からの視線を遮れます。人目が気になりにくくなり、家族のプライバシーを守るのに有効です。

また、家の様子が見えにくくなることで、在宅しているかどうかわかりにくく、防犯対策にもつながります。

おしゃれな印象を与える

目隠しフェンスは、家の外観の印象を変えるのに便利で、空間をおしゃれに演出できます。

目隠しフェンスの素材や形状はさまざまです。家の雰囲気に合うものや、自分好みのものを選べば、より魅力的な外観に仕上げるでしょう。

敷地の境界をわかりやすくする

道路と私有地の境界線や、隣家との境目をわかりやすくできるのも目隠しフェンスのメリットです。壁がなければどこまでが道路で、どこから居住地なのかが理解しにくく、子どもや動物などが入ってくる場合もあります。

目隠しフェンスを設置することで、道路と私有地を仕切れるため、外部の人物が入ってくることは少なくなるでしょう。

目隠しフェンスのデメリット

目隠しフェンスには、以下のようなデメリットもあります。

  • 日当たりが悪くなる
  • 強風に弱い
  • 圧迫感を与える

日当たりが悪くなる

目隠しフェンスは視線とともに日光も遮ってしまうので、設置場所によっては日当たりが悪くなる場合があります。

庭で植物を育てたい場合などは、使える場所が限られてしまうのがデメリットです。また、日当たりが悪くなったところにカビや苔が生えてしまい、お手入れの手間が増えることもあります。

強風に弱い

目隠しフェンスはメッシュフェンスなどに比べて、風が当たる面積が大きくなります。風による力を直接受けてしまうので、強風に弱く破損しやすい点もデメリットのひとつです。

素材ごとに耐久性が異なるので、風が強い地域にお住まいの場合は、目隠しフェンスの種類や素材をよく検討してください。

圧迫感を与える

目隠しフェンスでは、外側から見えにくくなる代わりに内側からの視線も遮ります。開放感がなくなるため、圧迫感の原因になり得ます。

デザインや目隠しフェンスの高さを工夫することで、機能性を保ちつつ圧迫感を軽減できる場合があるので、形状に気を付けて設置しましょう。

目隠しフェンスの素材や種類

目隠しフェンスの素材にはさまざまな種類があります。ここでは、代表的な素材とその特徴をまとめました。

素材特徴
アルミ・耐久性が高い
・錆びにくく、お手入れの手間が少ない
・軽量である
・デザインの幅が少なくやや無骨な印象
・軽量で加工しやすい
・木の温かみを感じるデザインになる
・耐久性は低め
・メンテナンスが必須
スチール・アルミよりさらに強度が高い
・比較的安い
・比較的錆びやすい
・メッシュ状になることが多く、その場合は目隠し効果が薄い
樹脂・お手入れがしやすい
・デザイン性に優れている
・腐食、変色しにくい
・コストは高め

素材により、見た目や費用だけでなくお手入れのしやすさや耐久性にも違いが出てきます。

完成した時点での希望だけでなく、耐久性など長期的な視点も含めて素材を選ぶと後悔しにくくなるでしょう。

目隠しフェンスを設置するポイント

目隠しフェンスを設置する場合は、以下のポイントを考えて選びましょう。

  • フェンスの高さ
  • 設置位置と範囲
  • デザイン

フェンスの高さ

目隠しフェンスで内部を隠したいのか、仕切りとして用いたいのかによっておすすめの高さは変わってきます。

通行人の目隠しを目的にするなら、家の内部が覗きにくくなる180〜200cm程度が良いでしょう。

一方、隣家や道路との境目を明確にするために設置するなら、低くしても問題ありません。目隠しフェンスが低いほど圧迫感は抑えられるので、庭の開放感も残したい方などにおすすめです。

設置位置と範囲

目隠しフェンスをどこにどれくらい設置するのかも、よく考えたいポイントです。

家全体を囲むのであれば、圧迫感は増す反面、視線を遮る効果は高まります。洗濯物やリビングの様子だけを隠したいのであれば、部分的に設置しても良いでしょう。

フェンスの設置範囲は、目的によって変わってきます。設置理由や建物との距離、道路との高さの関係性も踏まえて検討すると良いでしょう。

デザイン

目隠しフェンスは家全体の印象にも影響するため、好みのデザインのものを選ぶのが重要です。コストや機能面だけでなく、外壁の色や建物全体の雰囲気も踏まえて、馴染むものを選びましょう。

目隠しフェンスは、一度設置すると簡単には外せません。設置後に違和感を覚えることがないように、よく考えて選ぶ必要があります。

目隠しフェンス設置の費用相場

目隠しフェンス本体の費用は1mあたり15,000〜40,000円が目安になります。ただし、素材や形状によって費用は異なります。アルミは比較的安く、木製は高めになる傾向があります。

また、設置費用は1mあたり5,000円〜が目安になります。設置する範囲や場所によっても金額が異なるので、設置範囲などの希望を伝えたうえで、見積もりをとって確認してください。

目隠しフェンスの設置費用を抑えるコツ

目隠しフェンスの設置費用を抑えるコツには、以下のようなものがあります。

  • 設置範囲を最低限に留める
  • DIYをする
  • 見積もりを取る

それぞれについて、詳しく解説します。

設置範囲を最低限に留める

フェンスの枚数が増えるほど、費用は高くなります。コストだけを考えるならば、設置範囲は最低限に留めた方が良いでしょう。

家の全面を囲うのではなく、リビングなどの視線が気になる部分だけに設置することで、費用を抑えられます。

DIYをする

DIYをすれば、本体費用のみで施工費用がかかりません。また、自分でフェンスの種類を選べるため、自由度が高いのもメリットです。

ただし、業者が設置した場合と比較すると、強度が低くなる場合があります。風が強い地域など、とくに強度が求められる場合は、修理などで余計にコストがかかっててしまう可能性があります。

見積もりを取る

業者に設置依頼をする場合は、複数の業者に見積もりを取ることがおすすめです。費用を客観的に比較できるため、より安いところを探せます。

なお、業者によりアフターサービスなどの範囲も異なります。どこまで対応してくれるのか、保証はあるのかといった点もあわせて確認しましょう。

目隠しフェンスを設置しておしゃれにプライバシーを守ろう

目隠しフェンスは外観をおしゃれにしつつ、視線を遮る効果が見込めます。プライバシーを守りたいならば、設置を検討してはいかがでしょうか。

目隠しフェンスは、設置範囲や素材によって価格が異なります。目的や求める機能を明確にしてから、比較すると満足のいく仕上がりになるでしょう。

この記事のポイント

目隠しフェンスにはどんな種類があるの?

アルミやスチールといった耐久性の高い金属製のほか、デザイン性に優れた木製、樹脂製のものもあります。

「目隠しフェンスの素材や種類」にて代表的な種類や特徴をまとめているので、こちらもご覧ください。

目隠しフェンスの費用はどれくらい?

目隠しフェンス本体の費用は1mあたり15,000〜40,000円が目安です。設置を業者に依頼する場合は、さらに1mあたり5,000円〜の施工費用がかかります。

詳しくは、「目隠しフェンス設置の費用相場」にて解説しています。

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