リノベーションマンションLideas(リディアス)を提供する東急リバブル。私たち仲介会社の役割は“つなぐ”ことです。
リノベーションの魅力は、中古住宅の価値を高めてつなげられること。暮らしをも変えられるリノベーションの価値と役割を考察します。
INTERVIEWEE |
東急リバブル株式会社 事業開発部 事業計画課 課長 井上 貴雄 |
記事サマリー
そもそも「リノベーション」って何?
「リノベーション」という言葉について世間で統一された定義はありません。ただ、リフォームや修繕とは異なり「元に戻す」「原状回復」といった意味合いではなく、元の状態を上回る機能や付加価値をつける改修をリノベーションと呼ぶケースが多いのではないでしょうか。少なくとも弊社では、現状以上の性能・機能を付帯させる改修をリノベーションと呼んでいます。
リノベーションのメリット
たとえば、キッチンを例に挙げると今のキッチンは非常に使い勝手がよく、スタイリッシュなものになってきています。住宅設備の性能の革新はすさまじく、浄水器、食洗器といった新たな機能に加え、掃除がしやすいとか交換がしやすいなどの面でも優れた機能を有しています。
また、間取りについても、築40年以上の物件では、リビングがバルコニーに面していないものも多くみられます。可能な限り間取り変更を行い、今の暮らし方に合わせることも可能です。
中古マンションの魅力を一層高めるのがリノベーション
駅近などの好立地にすでにマンションが建っていることが多いと思います。その理由は、簡単にいえば先行者利益です。一昔前に比べ新築マンションのデベロッパーは好立地のマンション用地の取得に苦労していると思います。
加えて、昨今では新築マンションの供給数が減少し、価格も上昇傾向にあることから同じ3LDKでも専有面積はどんどん小さくなっています。新築住宅より安く、立地も良い中古マンションの設備、間取りを最新のものにリノベーションすれば、その魅力は一層高まるでしょう。
リノベーション需要が上がっている理由
国土交通省が策定した「新生活基本計画」には、2030年までに既存住宅流通およびリフォームの市場規模を2018年の12兆円から14兆円へ拡大する目標が盛り込まれています。新築住宅価格の高騰や供給数の減少などもリノベーション需要を押し上げている要因の1つですが、脱炭素社会実現に向けた良質な住宅ストックの形成に向け、昨今では国をあげてリフォーム・リノベーション市場の成長を推進しているのです。それに伴い、リフォーム・リノベーションにはさまざまな助成・減税制度が設けられています。
「新築神話」なんて言葉もあるほど、日本では新築住宅の需要が高かったものですが、それも今は昔。これからは、中古住宅をリノベーションして住み続けることが一般的になっていくことでしょう。
最近のリノベーションの傾向
新型コロナウイルス感染症によって、私たちの暮らし方、働き方は大きく変わりました。それに伴い「テレワークスペースが欲しい」という声が新たに上がりました。コロナ禍で、リノベーションの需要がもう一段上がったような印象もあります。
リノベーションには、単に設備を一新させるだけでなく、変わっていく暮らし方や家族の年齢などに住まいを適合させられるといった効果も。コロナ禍に限ったことではありません。ライフスタイルは、常に変わっていくものです。その時々の流行や傾向はありますが、固定概念に捉われる必要がないというのもリノベーションの魅力の1つでしょう。
リノベーションマンション 4つのメリット
「中古住宅×リノベーション」の選択肢は、次の2つに大別されます。
- 中古住宅を購入して自らリノベーション
- リノベーション済みの物件を購入する
東急リバブルの「リディアス」は、後者のリノベーション済みの物件に該当します。すでにリノベーションされた中古マンションを購入するメリットは、次の4つです。
1.販売価格にリノベーション費用が含まれている
リフォームローンは、住宅ローンと比較して金利は高めです。リノベーションマンションは販売価格にリノベーション費用が含まれており、まとめて住宅ローンが組めます。
2.すぐに入居できる
リノベーションには、時間がかかります。中古住宅のリノベーションは、所有権がご自身に移ってからでなければ着手できません。自らリノベーションされる場合は、購入してから入居するまでに一定の期間が空いてしまうこともあるでしょう。その点、リノベーションマンションは、購入後すぐにご入居いただけます。
3.眺望や周辺環境、管理体制を確認したうえで購入できる
実際に現場を見て購入できるというのは、中古住宅の大きなメリットの1つです。リノベーションマンションは、そのメリットを損ないません。新築マンションは、モデルルームだけを見て購入の判断をしなければならないことも少なくありません。また、マンションの「コミュニティ」は実際に生活が始まってから形成されていくもの。新築マンションは、住んでみないことには住人や管理組合の運営状況を知ることができませんが、中古マンションは共用部の様子や管理体制を見て購入を判断できます。
4.住宅ローン控除で優遇される
中古マンションを購入してからいくら綺麗にリノベーションしたとしても、住宅ローン控除上の扱いは「中古住宅」のままです。一方、リノベーションマンションは新築並みの優遇が受けられます。新築住宅と中古住宅の最大控除額の差は、数十万円から数百万円。さらに、リノベーションマンションは販売価格にリノベーション費用が含まれていますので、実質的にリフォーム費用分の控除も受けられます。
※住宅ローン控除を受けるには適用要件を満たす必要があります。詳しくは国税庁ホームページをご参照ください。
リノベーションマンションを選ぶときのポイントとは?
リノベーションさえしていれば安心ということはありません。リノベーションマンションを選ぶときには、次の2つのポイントをチェックすることもおすすめします。
共用部や管理状態を見る
「マンションは管理を買え」という言葉があるように、マンションの管理は非常に重要です。いくら綺麗にリノベーションされたお部屋でも、エントランスや廊下などの共用部は通常リノベーションの対象外です。マンションのような大規模建築物は定期的に大規模修繕をするものですが、実施状況は管理組合次第です。管理が行き届いていないマンションは、見た目にも他のマンションと差があります。居住スペースだけでなく、マンション全体の清掃状況や修繕計画などもよく確認することが大切です。
売主(施工業者)
宅建業者が売主のリノベーションマンションは、2年以上の契約不適合責任が付帯しています。しかし、その他の保証制度は売主によって大きく異なる部分です。法律に則った責任だけを負うのか、独自の保証制度があるのか。そして、見えない部分まで安心できるような改修がされているのか。リノベーションマンションということで過信するのではなく、これらの点もよく見極めるようにしましょう。
リディアスは「暮らし」も提供するリノベーションマンション
東急リバブルが「リディアス」として提供するリノベーションマンションは、専有部分の全てを改修しています。「キッチンだけ変える」「壁紙だけ変える」といった局所的なリフォームだけを実施した中古マンションではありません。
ご購入いただいたあとの安心、安全までご提供し、確かな価値を感じていただける次世代型リノベーションマンションです。
確かな安全を追求
一般的なリノベーションマンションは工事完了後に竣工検査をしていますが、リディアスでは工事完了後だけでなく、解体工事完了後の工事前の検査も実施しています。工事前は、躯体や配管部分をしっかりチェックできるチャンス。普段見えない場所こそが、性能上、安全上、主要な役割を担っているのです。工事完了後は見えなくなってしまう部分ですので、点検結果は書面で買主様に報告しています。
設備の10年保証
専有部分の全ての箇所には、2年間のアフターサービス保証を付帯しています。さらに2022年5月からは、給湯器やユニットバス、洗面台、キッチン、トイレ、床暖房などの主要設備については10年間のアフターサービス保証をお付けしています。加えて、入居後のアフターサポートは365日24時間受付対応。一般的な中古住宅では実現できない「安心」をご提供します。
価値の高いマンションをリノベーション
リディアスは、東急リバブルが買い取ってリノベーションの品質を保証した中古マンションです。買い取らせていただく物件には、こだわりがあります。リノベーションしても、共用部や管理、立地などは変えられません。我々の手で価値を高めることはできない部分であるからこそ、安心・安全かつ資産価値が維持できる物件であるかという視点を持って、買い取るマンションを吟味しています。
確かな価値のあるリノベーションマンションを
リノベーションには、あらゆる可能性があります。中古マンションの良さを活かしたうえで、新築時を上回る価値を創造し、生活をまるごとアップデートできる……東急リバブルは、そんな暮らしとともに、ご購入後も、永く確かな価値を感じていただけるリノベーションマンションをご提供いたします。
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