東急リバブルの「Lideas(リディアス)」は、世帯ごとに異なるライフスタイルや変わっていく時代に合わせたリノベーションを施したマンションです。
今回ご紹介するのは、3つのリノベーション事例。どの物件も、担当者の想いとこだわりが詰まった物件です。
INTERVIEWEE |
東急リバブル株式会社 事業開発部 事業開発課 山村、佐々木、渡邉 東急リバブル株式会社 事業開発部 事業計画課 佐藤、樋口 |
記事サマリー
古材を使ったリノベーション
佐藤:こちらは私がリノベーションを担当した物件です。世界的に取り組まれているSDGsの観点からも、かねてから古材を利用したリノベーションをしてみたいと思っていました。この物件は、神奈川県茅ヶ崎のマンション。エリア的にも、自然素材を使ったリノベーションの需要はあるだろうと思い、資材探しから着手しました。
資材探しに難航
佐藤:古材を使ったリノベーションをしてみたいとは思っていたものの、実際に問屋さんのツテがあったわけではありません。古材を扱っている問屋は何軒もあたりました。弊社に卸してもらえなかったり、予算が合わなかったり……。古材リノベの前提となる資材探しには、非常に難航しました。
やっと問屋さんが見つかっても、全面に古材を使ってしまっては予算オーバーになってしまうという新たな課題が。加えて、やはり自然素材なのでささくれやトゲがあるため、床材としては使えず、実際に使えたのは壁の一部だけです。それでも、古材に合わせて建具や床をチョイスするなどして、できる限り古材が活きるプランを企画しました。
デザインだけでなく「暮らし」もリノベーション
佐藤:リノベーション前は、リビングが部屋の真ん中にあったんです。築30年を超えるマンションには、こういった間取りが多いんですよね。それを西側の窓に面するように間取り変更したうえで、キッチンを対面に。天井高も上げ、南西角部屋の良さを活かして全ての部屋に明るい日差しが入るような開放的な間取りにしました。
キッチンや浴室、トイレ、洗面化粧台もすべて交換し、見違えるような内装になりました。もちろん、工事前も工事後も専門の第三者機関に点検してもらっています。まさに、リディアスの目指す「くらしごと変える」を体現できたリノベーション事例となりました。
北欧風リノベーション「HYGGE(ヒュッゲ)」
渡邉:HYGGE(ヒュッゲ)とは、デンマーク語で「居心地の良い空間」や「団らん」という意味を持つ言葉です。北欧風の家具やデザインが流行っていますが、中でもビビットカラーを使ったデザインではなく、どんな家具や家電にも合うグレイッシュなカラーを取り入れ、本物のタイルを使用し素材感にもこだわりました。デザインだけでなく、便利な家事動線や生活動線を取り入れているのもヒュッゲの特徴の1つです。
窓のないサービスルームをどう生まれ変わらせるか
渡邉:こちらの物件は一見すると3LDKなのですが、一部屋はサービスルーム。窓がなく採光がとれないので表示上サービスルームになるのですが、ファミリー向けのマンションでせっかく4.5畳あるのに、明かりが取れないのはすごく勿体無いと思いました。
そこで考えたのが、窓がないなら「室内窓」をつけるということ。外からの明かりが取れなくても、窓があるだけで圧迫感は解消されるものです。お部屋全体の統一感を図るため、室内窓は金物の色を合わせました。開放感が出るよう大きくL字に開口しました。
こだわりの洗面室
渡邉:ヒュッゲは「女性目線」をコンセプトの1つとしています。この物件は大胆な間取り変更こそしていないのですが、洗面化粧台の位置を変えたんです。当初は1人しか立てない洗面化粧台だったのですが、シンクの横にメイクや家事ができるスペースを確保。化粧台には、拡大鏡のエクステンションミラーも付けました。
また、洗面室の電球は昼白色に変えました。当初、電球色の照明が付いていたのですが、電球色のお部屋でお化粧するとメイクが濃くなってしまうこともありますからね。ターゲティング通り、奥様に気に入っていただき即決していただけた物件です。
和室が活きるデザイナーズリノベーション
佐藤:こちらも私の担当ですが、デザイナーの原田一穂さんにデザインしていただいた物件です。原田先生にはリディアスの物件を多く手がけていただいていているのですが、どの物件も住む人のことを考え尽くしたデザインで反響も非常に大きいです。
和室をアクセントに
佐藤:「和室は使いにくい」と感じている方も少なくありませんが、この物件はあえて「和室をアクセントにしてみよう」というコンセプトでリノベーションしました。ただの和室ではなく小上がりのスキップフロアにすることで、腰掛けることもでき、空間にメリハリが生まれます。天井にはルーパーを入れ、和室には格子を。和モダンの落ち着いた空間に仕上がりました。
買取担当・デザイナー・企画担当が連携してリノベーション
佐藤:デザイナーズリノベーションって、一種の「挑戦」なんですよ。良いデザインであれば売れるというものではありませんので、現場の買取担当に市場のニーズを聞きながら、デザイナーの原田先生と話し合いを重ねて企画・デザイン・施工をしました。
「比較的、年齢の高いご夫婦」をターゲットにしていたのですが、まさにご購入いただいたのは60代のご夫婦。工事完了前に購入を決めていただいた物件です。
リノベーションは「流通」の歯車になる
佐々木:弊社は、お客様から買い取った物件をリノベーションし、再販させていただいています。私たちがリノベーションすることで新たな価値を生み出し、買主様にご満足いただければ、売主様にとっても市場にとってもメリットとなるでしょう。リノベーションは、まさに“三方良し”の歯車となるものです。東急リバブルのネットワークを活かし、不動産の価値を高めて次の方につなげるリディアス。これからも挑戦と試行錯誤を重ね、唯一無二のリノベーションマンションをご提供いたします。
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