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いずれ買うなら、早いほうがいい。結婚後すぐにマイホームを購入してよかったこと。

マイホームを購入した人に、物件えらびや街えらびについてインタビューする企画。今回お話を聞いたのは、神奈川県の上大岡エリアに新築戸建てを購入したご夫婦。子どもができてからの家探しは大変だろうし、賃貸物件の家賃を払い続けるのも、なんだかもったいない。マイホームは資産にもなるし、ということで入籍後、結婚式が終わったタイミングで、マイホームを探しはじめました。まだ子どもがおらず、家族構成も見えないなかでの家探しでしたが、どこに軸をおいて物件えらびをしたのでしょうか。話を聞きました。

プロフィール
家族構成:夫・妻・子ども三人の五人家族
居住エリア:横浜
居住歴:13年

「子どもは、二人は欲しいね」具体的な家族計画をもとに選んだ自由度の高い4LDK

結婚を決め「さあ、家どうしよう?」となったタイミングで、マイホーム購入に踏み切ったご夫婦。それまで同棲したこともなかったため、賃貸を少し検討してはみたものの、「やはりマイホーム」という思いが強く、家探しをスタート。

旦那さま:「お互いの両親からアドバイスを受けるうちに、資産として残るマイホームを持ちたいという思いが強くなりました。横浜で生まれ育った私たちは、迷わず地元で家を探すことに。とはいえ、横浜のどのエリアにするかは検討し、子どもができても暮らしやすそうな神奈川県内の横浜エリア・3路線沿いに絞ることに。妻も私も戸建てで育ってきたことや、子どもが泣いたり騒いだりしても周りにそれほど気を遣わなくてよい自由度を考慮し、戸建て一択で探しました」

ネットで探しつつ、新築戸建て2件と中古戸建て3件を内見したというご夫婦。価格を考慮して最初は中古で探していたものの、あまり希望するところが見つからず。結果、お互いに意見を交換して「新築に絞ろう」ということになったそうです。

旦那さま:「私たち夫婦はいくぶん慎重派であるため、築年数が少し気になったり、中古だと耐震性や柱や梁の構造など見えない部分を考えると少し不安も残るかな?という意見がありました。たくさん話し合った結果、予算のこともありましたが、新築戸建てに決定しました。」

家を探した段階では、まだ子どもがいなかったご夫婦。どのような基準で家を選んだのでしょうか。

旦那さま:「正直、子どもが何人できるかまだわからなかったので間取りを想像するのは難しかったのですが『子どもは二人は欲しいね』と夫婦で話していたこともあり、最低限の部屋数は確保したい!と選んだのが、6畳前後の部屋が3つある4LDKの間取りでした。これなら、子どもが産まれてからもある程度自由度をもって部屋を使えるかなと」

奥さま:「夫にある程度DIYの知識があることも含めて、子どもが何人生まれても柔軟に対応ができると思いました」現在、お子さまは3人。小学生2人と未就学児1人で、まだ自分の部屋は設けていません。今はリビング横の和室を上2人の学習部屋として使っていますが、もう少し大きくなったら、寝室や納戸として使っている部屋をそれぞれの部屋として割り振り、リビング横の和室は夫婦の寝室にしようと思っているとか。子どもの成長に合わせて、パズルのように組み合わせられる間取りが楽しいそうです。

長く住む家において、細かな条件よりも大切にしたこと。

子どもがまだいないうちに家を探したからこそ、これから家族がどんなカタチになっていくかのイメージをたくさん膨らませながらの家探しをしたというご夫婦。何人家族になるのか、どういう条件が良いのかはもちろん、「これから先、どんな家族でいたいか」というテーマも大切にしたそうです。

旦那さま:「家探しで大切にしたのは、『リビングが中心となる、人が集まる家』でした。家は、家族の団らんの場。学校から帰ってきたときやご飯を食べた後に集まるリビングは、当然広いほうがいいなと思っていました。子どもが大きくなっても、すぐ自分の部屋に行くとかではなく、まずはリビングで集まれるように」

奥さま:「最終的に今の家に決めたのは、リビングが16畳と広々としていること。また、リビングを通らないと各部屋に行けない間取りになっていることも、自然と家族のコミュニケーションが増えるきっかけになっており、よかったです」

今では、家族5人で賑やかに暮らしているご家族。
このように「どんな家族でありたいか」という大きなテーマを設けて家探しをするのも、一つの方法かもしれませんね。

暮らしは毎日の積み重ねだからこそ、気になる小さな部分も見逃さない家探しを

マイホームを探していると、どうしても「家を買う」ことがゴールになりがち。ですが、本番は、むしろこれからの日々の暮らし。だからこそ住みやすい家にしたい、という観点で家探しをしたご夫婦。「住みやすさを感じるポイントって、意外と細かい部分だったりするんです」その視点はどんなことだったのでしょうか。

旦那さま:「僕は建設関連の仕事をしていることもあり、リフォームや内装設備まわりでお客さまからよく聞く『毎日の使い勝手』にまつわる意見を参考にしようと思いました。絶対につけようと思ったのが『食洗機』と『床暖房』。これらのオプションをどうするかは、必ずといっていいほど検討する問題かと思います。コストがかかるのも事実なのですが、結局後付けにすると余計にコストがかかる場合も。家を購入する際にオプションとして追加しておくことが懸命だと思いました。ビルドインの食洗機は、毎日の家事が格段に楽になります。床暖房は、寒さを感じやすい戸建てで暮らすにあたり、快適に過ごすには必須です。金額はかさみますが、二つとも追加して本当によかったと今では思います」

逆に「ここはもうちょっと、ちゃんと見ておけばよかった…」という部分はあったのでしょうか。奥さまに聞きました。

奥さま:「わが家は坂道沿いに建っていることもあり、実際に住んでみると車庫入れするのがちょっと大変なんですよね。小さい子どもがいる間は、ベビーカーでの移動も大変でした。正直これは、住んでみてはじめて気づいた部分。毎日車を利用する人はとくに、そのあたりをチェックしてもいいかもですね。とはいえ坂道は歩くだけで自然に足腰が鍛えられますし、なんといっても景色がキレイで日々癒やされています。また、わが家は真後ろに山がある土地に建っていて風通しが悪いため、ちょっと湿気がこもりがち。特に山や海のそばは、よりケアをしたほうがいいケースもあるかなと思います」

また、長く住むマイホームだからこそ、戸建ての場合、ゆくゆくのメンテナンス先はどこにお願いすればいいのかをしっかりと見据えておくことが大切だそうです。

旦那さま:「マンションと違い、戸建ては自分たちでメンテナンスする必要があります。わが家でも、購入から5年ほどたったときにフローリングの色が滲み出てきたことがありました。その際は不動産会社の営業担当と話ができ解決しましたが、何かあったときには頼りにできる先を知っておくことが大切だと実感しました。」

「結婚後すぐに家を買うのはお金の面などでの不安があったものの、今では子ども3人と安定した楽しい暮らしを送れています。あのとき思い切って、やっぱりよかったです」と旦那さま。大きな買い物だから慎重に、時期を見て…という考え方もありますが、多少は勢いで決めてしまうことも大切だとか。その際は「自分たち家族がどうなりたいか」のイメージや理想像を、夫婦でしっかり話し合っておくことが大切なのでしょうね。

※このインタビューは2023年1月に行いました。

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