更新日:  

二人暮らし向け賃貸物件の選び方のコツを解説!物件探しの確認ポイントも紹介

これから二人暮らしを始めようと考えている方のなかには「賃貸物件の選び方がわからない」、「生活に必要なものがわからない」と悩んでいる場合もあるでしょう。

二人暮らしの場合、一人暮らしとは異なり、パートナーの好みや意見も踏まえて決める必要があります。

そこで本記事では、二人暮らしの物件選びのコツや確認すべきポイントを紹介します。

二人暮らし向け賃貸物件の選び方のコツ

二人暮らし向け賃貸物件の選び方のコツは、大きく分けて3つです。

  • 無理のない予算計画を立てる
  • 不動産会社選びは慎重に行う
  • 二人で一緒に内覧する

賃貸物件の場合は、一戸建てやマンションの購入よりも比較的容易に引越しができますが、一度の引越しで家賃数ヶ月分の費用が発生します。

入居後に「失敗してしまった」とならないためにも、その前に二人で検討することが大切です。

無理のない予算計画を立てる

ゆとりのある生活を送るためには、家賃を手取り収入の30%を上限に設定するのが一般的です。

手取り収入が20万円であれば6万円、手取り収入が25万円であれば7.5万円です。手取り収入の30%を超えてしまうと、生活が苦しくなってしまうリスクがあるため、二人の総手取り収入から逆算して考えましょう。

また、引越し時には多くの初期費用がかかるため、二人暮らしを検討し始めた頃からしっかりとお金を貯める必要があります。

引越し時にかかる主な初期費用の目安は、以下のとおりです。

  • 敷金:家賃の1〜2ヶ月分
  • 礼金:家賃の0〜1ヶ月分
  • 仲介手数料:家賃の1ヶ月分
  • 保証料:家賃の1ヶ月分
  • 鍵交換代:2万円前後
  • 火災保険:1〜2万円(年間)
  • 引越料金:距離や荷物量、階数による

一度の引越しで家賃半年分の費用がかかるケースもあるため、二人でよく話し合い、資金計画を立ててください。

不動産会社選びは慎重に行う

新居を探す際には、不動産会社選びが大切です。

不動産会社によって、得意としているエリアや入居までのサポート、物件探しの提案内容が異なります。親身になってアドバイスしてくれる不動産会社を選ぶことで、物件探しだけでなく、入居後の満足度もアップします。

具体的には、以下のような項目を確認してください。

  • 口コミ
  • 営業時間
  • 営業担当者の言葉遣いや態度
  • 免許の更新回数

免許の更新回数を見ることで、宅地建物取引業を何年間、営んでいるかを確認できます。

各不動産会社のホームページや名刺に記載されている「国土交通大臣(1)」「東京都知事(1)」のように括弧内の番号を確認してください。

免許の更新は5年に1度必要なため、免許番号が2であれば5〜10年営んでいる会社、3であれば10〜15年営んでいる会社、といったように1つの実績として判断できます。

また、賃貸物件を決める際にはスピードも重要なため、すぐに内覧に行けるように希望のエリアにある不動産会社に相談するのがおすすめです。

二人で一緒に内覧する

二人暮らしを始める際には、可能な限り二人で一緒に内覧することで、失敗を避けられます。

仕事や諸事情で時間が合わないため、パートナーの意見を聞いたうえでどちらかが内覧をして契約するパターンもありますが、入居後に「イメージと違った」ということにもなりかねません。

基本的には、二人で内覧をしたうえで決めるのがおすすめです。

二人暮らし向け賃貸で確認するポイント

二人暮らし賃貸物件の選び方のコツを解説しましたが、実際の物件選びでは以下のようなポイントを確認してください。

  • 間取り
  • 築年数
  • 構造
  • 設備
  • 立地や環境

それぞれについて解説します。

なお、1Kや1Rの物件だけでなく、1LDKの物件でも単身者専用、二人暮らしNGといった物件もあるため、内覧をする前に確認が必要です。

間取り

二人暮らしの場合は、1LDK以上の間取りを選ぶのが一般的です。

1LDKであればリビングと寝室を分けられるため、休日であってもメリハリのある生活ができます。

しかし、二人の生活スタイルによって、最適な間取りは異なるでしょう。

例えば、テレワークの多い仕事をしている場合は、2DKや2LDKのように寝室とリビング以外にもう一部屋ある間取りの方が便利です。二人の生活スタイルをもとに、最適な間取りを検討してください。

築年数

一般的に築年数が経過すればするほど、家賃は下がります。

できる限り毎月の生活費を抑えたいのであれば、築年数が経過した物件もあわせて検討するようにしてください。

なお、室内全体に古さが目立つ、設備が古く利便性に欠けるといったケースもあるため、室内の状況と支払える家賃のバランスを考える必要があります。

築年数は経過しているものの、リノベーションによって、室内が新築同様に仕上がっている物件もあるため、幅広く調べてみましょう。

構造

住宅は大きく分けて以下の4つの構造があります。

  • 木造
  • 鉄骨造
  • 鉄筋コンクリート造
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の方が、木造や鉄骨造と比べて室内の気密性が高く、耐震性や耐熱性、防音性に優れていますが、その分家賃も高い傾向にあります。

物件に求めるものに、優先順位を付けて考えることが必要です。

設備

物件選びでは設備のチェックも重要です。

築年数が経過している物件は、設備交換をしていない限り、設備も古くなってしまいます。とくに浴室やトイレ、キッチンといった水まわりは古さが目立ちやすいため、必ずチェックが必要です。

そのほか、オートロックや追い焚きがあると、生活における安心感や利便性の向上につながります。

立地や環境

物件の室内だけでなく、立地や環境も重要な項目です。

どのような環境を好むのかは、人によって異なります。二人暮らしでは、事前にどのような場所に住みたいかを二人で話し合う必要があります。

二人の希望を確認したうえで、物件を探してください。

二人暮らしの生活に必要なもの

物件選びで確認するべきポイントを解説しましたが、初めての二人暮らしでは物件選びだけでなく、入居後にどのようなものを揃えればいいのか、不安な方も多いでしょう。

二人暮らしの生活に必要なものは、「最初から用意すべきもの」と「あとから買い足していくもの」に分けられます。

最初から用意すべきもの

二人暮らしで最初から用意すべきものは、以下のとおりです。

  • 寝具
  • 部屋のカーテン
  • 食事用のテーブル
  • 冷蔵庫や電子レンジなどの調理家電

引越しの荷ほどき作業は1日で完了させるのは難しいです。とくに二人暮らしの場合は荷物も多くなるため、数日から一週間程度はかかります。

荷ほどきは体力を使うため、まずはゆっくりと休める寝具を確保する必要があります。数日にわたって行う作業によって疲れが溜まり、毎日の仕事に影響を与えないように、寝具は先に用意が必要です。

そして、忘れがちになってしまうのは、カーテンです。カーテンを設置しなければ、夜電気を付けた際に外から室内が見えてしまうため、プライバシーを守るためにも、入居後すぐに設置してください。物件を契約する前に、カーテンの丈を測っておくのがおすすめです。

さらに、食事用のテーブルや冷蔵庫、電子レンジなど、食事用の環境も早めに揃えることをおすすめします。引越し後すぐに自炊をするのはたいへんですので、お弁当やお惣菜のようにすぐに食べられるものが、食事の中心になるケースが多いです。

あとから買い足していくもの

あとから買い足していくものは以下のとおりです。

  • テレビ
  • ソファ
  • キッチン用品

テレビやソファは、数日間なくても生活できるため、購入するのは引っ越しに一段落がついてからでもいいでしょう。大型の家具を購入する場合は、置けるスペースを事前に確保する必要があります。

また、引越し直後は荷物が多くすぐに自炊するのは難しいため、キッチン用品の優先順位はそれほど高くありません。荷ほどきをする際には、食器やグラスが多いと割れてしまう危険もあるため注意してください。

ポイントをおさえ理想の二人暮らしをしよう

物件選びでは二人の好みが分かれるため、二人で一緒に内覧するのがおすすめです。

また、インターネットで好みの物件があった場合には、二人暮らしが可能な物件であるか、最初に確認が必要です。なかには、二人暮らしNGの物件もあるため、注意が必要です。

二人暮らしの物件選びでは、考えるべきことがたくさんありますが、室内に関することだけではなく、お互いの生活スタイルや譲れないポイントを明確にしたうえで検討しましょう。

この記事のポイント

二人暮らし向け賃貸物件を探すときのポイントとは?

二人暮らし向けの賃貸物件を選ぶコツは以下の通りです。

  • 無理のない予算計画を立てる
  • 不動産会社選びは慎重に行う
  • 二人で一緒に内覧する

詳しくは「二人暮らし向け賃貸物件の選び方のコツ」をご確認ください。

二人暮らし向け賃貸で確認したいポイントとは?

二人暮らし賃貸物件で確認したいポイントは以下の通りです。

  • 間取り
  • 築年数
  • 構造
  • 設備
  • 立地や環境

詳しくは「二人暮らし向け賃貸で確認するポイント」をご確認ください。

この記事の監修

岡﨑 渉
資格情報: 宅地建物取引士

国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。現在はフリーランスのWebライター・Webディレクターとして活動。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとしては主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。

物件探しや売却がもっと便利に。

無料登録で最新物件情報をお届けいたします。

Myリバブルのサービス詳細はこちら