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ツバメの巣への対策方法まとめ!注意点についても解説

家の屋根や庭の木に、いつのまにかツバメの巣ができていたという経験がある方もいらっしゃるかもしれません。ツバメの巣が家にあると縁起が良いともいわれ、歓迎する方も少なくないようです。

しかし、玄関先などに巣を作られてしまうと、糞が落ちてきたり、ポーチが汚れやすくなったりする可能性があります。ツバメのヒナを狙う害獣が来るリスクもあり、生活に害が及ぶこともあるかもしれません。

ツバメに巣を作らせない方法、作られてしまったときの対策について解説するので、ぜひ参考にしてください。

ツバメが巣作りをする時期や場所

本州であれば、ツバメは毎年4月〜7月に巣を作ることが一般的です。地域や気温などによっても差があり、早ければ2月下旬には巣作りが見られることもあります。

なかには1年に2~3回、巣作りをする場合もあります。2回産卵する場合では、1回目は2月下旬~4月上旬ごろに巣を作り、2回目の巣作りは6月下旬ごろになることが多いです。

ツバメは軒先以外にもさまざまな場所に巣を作ります。ガレージなどの空間では天井付近の角に巣を作ることもあります。また、マンションやビルなどのちょっとした空間があれば、巣作りの場所にしてしまうこともあります。

ツバメの巣作りのサイクル

ツバメは3月~7月の間に、卵を産んでヒナを育てるというサイクルを2、3回繰り返します。ツバメは子育ての期間だけ巣で生活するので、最後のヒナが巣立つと親も巣を離れ、自然のなかで暮らす生活に戻ります。

また、一度巣を作ると、翌年以降も再び同じ巣に戻り、子育てをすることも少なくありません。巣を壊さずにおいておくと、翌年も産卵と子育ての様子が観察されます。

ツバメが巣を作る場所の条件

ツバメは、外から見えにくい半閉鎖的な場所に巣を作ることが多いです。また、コンクリートなどの引っ掛かりやすい材質の壁も、ツバメの巣作りに選ばれることがあります。

人通りが多い場所も、ツバメが好んで巣を作る場所です。人が天敵となるカラスなどを追い払うので、子育てがしやすいのかもしれません。

ツバメが家に巣を作ることで起こる問題

ツバメの巣は縁起が良いとも言われますが、問題を引き起こすことも事実です。

とくに次の2点が気になる方は多いでしょう。

  • 巣から糞や泥が落ちてきて不衛生
  • 害獣、害虫を呼び寄せる

それぞれどのような問題なのか、詳しく解説します。

巣から糞や泥が落ちてきて不衛生

巣から糞や泥が落ちてくる場合があります。玄関の軒先などに巣があると、通りかかったときに糞が落ちて、体に付着してしまうかもしれません。

糞や泥は悪臭を放ち、乾燥するとアレルギーや皮膚炎の元となる場合もあります。また、巣自体が虫やダニ、病原菌などの原因になる場合もあるため注意が必要です。

害獣、害虫を呼び寄せる

ツバメの巣やヒナを餌とする蛇やカラスなどの害獣が寄ってくることもあります。また、ツバメそのものにダニや寄生虫が潜んでいるケースも少なくありません。玄関の近くに巣があると、家屋に害獣や害虫が侵入する恐れも想定されます。

ツバメに巣を作らせないようにする対策

衛生面や害獣、害虫による被害が心配であれば、ツバメに巣を作らせないような対策を検討しましょう。次の2つの対策が有効です。

  • 家にツバメを寄せ付けない
  • 巣を作れない状況にする

それぞれ具体的にどのような対策を実行できるのか、詳しく見ていきましょう。

家にツバメを寄せ付けない

ツバメよけなどを設置し、ツバメにとって近寄りたくない家にすることで、巣作りもシャットアウトできます。

例えば、両面に光沢があるキラキラしたテープや、ツバメの天敵であるカラスの置物や造形品を置くことで、ツバメよけの効果が期待できます。

巣を作れない状況にする

ツバメは、コンクリートなど足や泥を引っ掛けやすい素材でできている場所に巣作りします。壁に養生テープやガムテープを貼って、ツバメが巣を作りにくいように整えることも検討しましょう。

また、巣作りしやすそうな場所にネットを張ることで、羽が絡まって泥をつけられないようにする方法もあります。巣作りされそうな壁面を塗り直して平滑面にする、作り始めたら巣を壊すといった方法でも、巣作りを避けられる可能性があります。

ツバメの巣は撤去できる?

ツバメの巣のなかに、ヒナや卵がいない状態のときは、特に許可を取ることなく巣を撤去することが可能です。高い場所に巣があるときなどは、害虫駆除の業者などに依頼するほうが良いでしょう。

ただし、所有する敷地外のツバメの巣に関しては、ヒナや卵がなくても許可が必要です。公園や街路樹、電柱などの巣の除去に関しては、それぞれの施設管理者に相談しましょう。

ツバメの巣が作られてしまったときの対策は?

ツバメの巣のなかに卵やヒナがいないときは、所有する敷地内であれば許可なく壊すことができます。しかし、卵やヒナがいるときは、自由に壊すことはできません。

卵やヒナがいるときでも、ツバメの巣は撤去できる?

卵やヒナがいる巣を撤去すると、鳥獣保護管理法 に違反するので注意が必要です。卵を産んでからヒナが巣立つまでの約1ヶ月間を見守り、巣立ちを終えたあとに巣を撤去しましょう。

ツバメの巣ができていないかこまめに家の周りを確認しよう

ツバメが産卵してからでは対処に手間がかかるので、ツバメに巣を作らせないように対策することが大切です。

また、こまめに家の周りを確認することも肝心です。ツバメは年に2回以上巣作りをする場合もあるため、春・夏は定期的に見回りをして、巣が作られそうな環境になっていないかチェックしてみましょう。

この記事のポイント

ツバメの巣が作られやすいのはどんな場所?

ツバメの巣は、外から見えにくい半閉鎖的な場所や、人通りが多くカラスなどの天敵から身をも守りやすい場所に巣を作る傾向があります。

詳しくは「ツバメが巣を作る時期や場所」をご確認ください。

ツバメに巣を作らせないようにする対策はある?

ツバメにとって居心地の良くない場所にすること、巣作りしづらい場所にすることの2つの方針で対策を行います。

詳しくは「ツバメに巣を作らせないようにする対策」をご確認ください。

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