書斎には、部屋として独立している完全個室タイプや、ほかの部屋とつながっている半個室タイプ、完全オープンになっているタイプがあり、それぞれ異なるメリットやデメリットがあります。
これから書斎付きの物件への入居を検討されている方は、自分にどのタイプの書斎があっているのかわからない場合もあるかと思います。
本記事では、各書斎タイプのメリットやデメリット、快適な空間を作るためのポイントについてお伝えします。ぜひ参考にしてください。
記事サマリー
書斎の種類別のメリット・デメリット
「書斎」と聞くと、独立した個室タイプの部屋を想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、書斎には下記のような種類があります。
- ひとつの部屋として独立している「完全個室タイプ」
- ほかの部屋とのつながりがある「半個室タイプ」
- リビングなどに設置してある「オープンタイプ」
「自分が思っていた書斎とは違う」といった認識の相違を回避するためにも、まずは、各書斎のメリット・デメリットを紹介します。
完全個室
完全個室タイプの書斎は、ひとつの部屋として独立しているため、完全なプライベート空間を作れるのが魅力です。
書斎は、読書をしたり仕事をしたりするスペースとして確保される方が大半です。完全個室タイプなら、外部の影響を受けにくいため集中して作業に取り組めます。
とくに、在宅ワークが増えた方は、自宅内にある仕事場としてプライベートの時間とメリハリをつけられるのもメリットです。完全個室の書斎で仕事をする場所と認識しておけば、自宅内でもスイッチの切り替えが容易になるでしょう。
一方で、ひとつの部屋として独立しているため、温度や空調を整えるためには新たに冷暖房器具を用意する必要があります。
また、書斎は一般的に2〜3畳程度の比較的狭いスペースが多いです。そのため、閉塞感を感じてしまう可能性もあります。
書斎の利用頻度が高く、メリハリをつけたい方には個室タイプがおすすめです。一方で、狭いところや閉塞感が苦手な方は、オープンタイプの書斎などを検討されたほうが良いでしょう。
半個室
半個室タイプの書斎は、ほかの部屋とのつながりを持ちながら、ちょっとしたプライベート空間を持てるのが魅力です。
完全個室タイプより周囲とのコミュニケーションが取りやすいため、家族との時間を大切にされたい方にはおすすめです。
部屋を分けるわけではないため、スペースを占領しすぎず、かつ自分用のスペースが確保できる点も魅力です。
一方で、半個室は完全な個室ではないため、家のなかのさまざまな音が聞こえ、集中力が切れてしまうこともあります。
そのため、「外部の情報を入れず、とにかく目の前のことに集中したい」という方にはあまり向いていません。
オープンタイプ
オープンタイプの書斎を簡単に表すと、リビングの一角に書斎が設置してあるような間取りです。
そのため、小さなこどもがいる家庭の方は、こどもに目を向けながら仕事をしたり読書したりできる点がメリットです。
個室タイプや半個室タイプで仕事をしていると、何かが起きても発見が遅れてしまう恐れがあります。
そのため、「小さい子どもがいるけど、自分の作業スペースを確保したい」と考えている方は、オープンタイプの書斎がおすすめです。
一方で、「プライベートな空間」や「完全に集中できる状態」を求める方には、書斎としては物足りないかもしれません。
快適な書斎にするために確認したいポイント
書斎スペースで、読書をしたり仕事をしたりしようと考えている方は多いでしょう。快適で集中できる書斎スペースを確保するためには、少しこだわりを持ったほうが良いかもしれません。
快適な書斎にするために確認したいポイント3点を、下記でお伝えします。
- 書斎の利用目的を明確にする
- 照明の色を意識する
- 電源環境の整備
書斎の利用目的を明確にする
まず、何をするための書斎なのかを明確にしておくことが大切です。
例えば、主に仕事をするスペースとして検討しているのであれば、仕事をしやすい環境を作らなければいけません。
また、椅子やデスクにこだわったり、外の音を遮断できるように防音設備にこだわったりしたほうが良いでしょう。とくに、オンラインミーティングをすることが多い方は、事前に家具の配置や音漏れなどをよく確認しておくことをおすすめします。
照明の色を意識する
書斎の利用目的によって、照明の色を変えることも検討してください。
仕事や作業をするのであれば、日中の太陽のような光である昼白色や昼光色がおすすめです。
一方で、趣味のスペースやリラックススペースとして検討されている場合は、電球色が良いでしょう。
仕事をする場所、リラックスする場所の両方として利用される予定なのであれば、どちらも切り替えられる照明器具の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
電源環境の整備
書斎でパソコンなどを利用されるのであれば、電源環境の整備は必要不可欠です。机を配置する場所の近くにコンセントがあるか、個数は適切かなどは事前に確認しましょう。
例えば、パソコンを使用する場合には、少なくとも2~3個のコンセントが必要になることが多いです。
電源が足りなかったり、位置が遠かったりする場合は、必要に応じて延長コードを利用すれば解決する場合もあります。
上記で紹介した点以外にも、書斎で長時間作業をすることが想定されるのであれば、窓の設置状況も確認しておくべきです。締め切った部屋で長時間滞在することは避け、定期的な空気の入れ替えや、外が見られる環境かどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。
自分好みの書斎を用意して快適空間を手に入れよう
今回は、書斎の種類やメリット・デメリットをお伝えしました。
書斎は仕事をしたり読書を楽しんだりできる空間で、完全個室タイプや半個室タイプ、オープンタイプなどの種類があります。
それぞれ異なるメリットやデメリットがあるため、今回お伝えしたことを参考にしていただきながら、自分の利用目的に合わせて検討してみてください。
この記事のポイント
- 書斎にはどんな種類がある?
書斎には下記の種類があります。
- ひとつの部屋として独立している「完全個室タイプ」
- ほかの部屋とのつながりがある「半個室タイプ」
- リビングなどに設置してある「オープンタイプ」
それぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、詳しくは 「書斎の種類別のメリット・デメリット」 をご確認ください。
- 快適な書斎にするために何に注意すればいい?
快適な空間を作り出すためには、書斎を作る目的を明確にすることが大切です。その上で、照明器具や電気設備など、必要な環境を整えれば快適な空間を手に入れられるでしょう。
詳しくは 「快適な書斎にするために確認したいポイント」 をご確認ください。
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