一戸建ての庭が狭い場合でもガーデニングはできる？楽しむアイデアや注意点を紹介

ガーデニングは、庭の広さに関係なく楽しめます。一戸建ての庭が狭くても、いくつかのポイントに注意すればガーデニングでおしゃれな庭に仕上げることが可能です。

初心者でも狭い庭ならガーデニングを無理なく楽しめるので、ぜひ挑戦しましょう。

この記事では、狭い庭を広く見せるポイントや、おしゃれさをランクアップするコツも紹介します。ぜひ参考にして、すてきな庭づくりを楽しんでください。

一戸建ての狭い庭でもおしゃれなガーデニングを楽しめる

ガーデニングに慣れていない方にとっては、広い庭を自由にデザインするほうが難しいものです。しかし、狭い庭なら、スポット的に対応するだけでガーデニングできるため、手掛けやすいというメリットもあります。

ガーデニングには草花やレンガなどの多くの準備物がありますが、狭い庭なら少しの準備で済むため、費用的な負担が少ないのもメリットです。また、ガーデニングの工程も少なくなるため、あまり時間がない方や手間をかけたくないという方も楽しめます。

狭い庭を広く見せるためのポイント

ガーデニングをすることで、狭い庭を広く見せられます。次の3つのポイントを意識すると、実際の空間よりも広く見えやすくなります。

• 縦の空間を活かす
• 奥行きがあるように見せる
• 統一感を出す

それぞれのポイントを実現するための、具体的なアイデアを紹介します。

縦の空間を活かす

実際の庭は平面ではなく立体のため、横に狭くても、縦に広ければ庭全体は広く見えます。

例えば次の方法を実施すると、縦の空間が広く見え、庭全体も広く見えます。

• 階段状のプランター置きを設置する
• ハンギングプランター（フックなどで吊るすプランター）などで壁面を利用する

奥行きがあるように見せる

奥行きが実際よりもあるように見せることで、庭を広く見せることができます。次の方法を実施しましょう。

• 隙間のある目隠しフェンスを設置する
• バラなどのツルのある植物を這わせて壁面をぼかす
• 手前に丈の低い植物、奥に高い植物を配置する

奥行きがあるように見せるためには、空間の区切りを目立たせないことがポイントとなります。壁面や塀などを草花で飾り、境界線をぼかして奥行きを演出しましょう。

統一感を出す

プランターや植木鉢などの色味や質感がそろっていないと、雑然とした印象になって、より狭く見えることもあります。

そのため、色味や質感で統一感を出すことで、おしゃれな印象になるだけでなく、庭が狭く見えにくくなります。

狭い庭を有効活用してガーデニングを楽しむアイデア

狭い庭でも、工夫次第でおしゃれにガーデニングが楽しめます。狭い庭におすすめのアイデアをいくつか紹介します。

• 季節ごとにテーマカラーを決める
• 小道を作る
• フォーカルポイントを作る
• 塀や門の外側もガーデニングスペースとして活用する

それぞれのアイデアを具体的に説明します。

季節ごとにテーマカラーを決める

庭を広くおしゃれに見せるには、色味を統一することが必要です。しかし、いつでも決まった色味にする必要はありません。季節ごとにテーマカラーを決めると、庭の印象が変わり、よりおしゃれな印象になります。

外壁や塀の色は頻繁に塗り替えることはできませんが、植物を使えば手軽に外観を変えられます。ぜひテーマカラーを決めて、庭や塀をカラフルに彩りましょう。

小道を作る

狭い庭に多くのものを置くと、雑然とした印象になってしまいます。ごちゃごちゃと見えるとさらに狭く見えてしまうので、すっきりとした印象にするためにも小道を作りましょう。

レンガの小道なら草花との相性が良く、収まりも良くなります。また、ホームセンターなどでレンガを買って並べるだけなので、簡単にDIYができ、コストもあまりかからない点もメリットです。曲がりくねった小道にすると、庭の横幅が長く見え、さらに広く見せられる効果が期待できます。

フォーカルポイントを作る

目線を集めるフォーカルポイントを作ると、草花を配置しやすくなります。また、草花だけではなく、おしゃれな形のプランターや置物などもフォーカルポイントにすると、印象的な庭に仕上がります。

ただし、フォーカルポイントは目線を集めることを目的とした場所のため、複数あるとまとまりのない庭になるので注意が必要です。庭の広さにもよりますが、視界に入るフォーカルポイントが多くなりすぎないように調整しましょう。

塀や門の外側もガーデニングスペースとして活用する

ガーデニングの対象は庭だけではありません。庭も含む家の周辺全体もガーデニングできるので、塀や門の外側も活用してスケールアップしてはいかがでしょうか。

例えば、ハンギングプランターなどを使えば、塀や門の外側も簡単にガーデニングできます。ただし、面している道路や隣家との距離などによっては設置できないこともあるので注意しましょう。

狭い庭でのガーデニングの注意点

狭い庭でもガーデニングは可能です。次の点に注意をすると、狭い庭のガーデニングがさらに充実し、失敗しにくくなります。

• 時間をかけて庭を完成させる
• まずは1ヶ所から始める
• 植物の高さに注意する

それぞれの注意点について説明します。

時間をかけて庭を完成させる

庭をすぐに完成させようとすると、ガーデニング自体を楽しむ時間が減ってしまいます。また、木が根付かなかったり、植物が枯れたりするなどのトラブルも起こることがあります。

ガーデニングは狭い庭であっても数ヶ月〜数年かけて完成させることが大切です。少しずつ理想の空間を作りましょう。

まずは1ヶ所から始める

狭い庭でも、全体をいきなり整えるのは難易度が高いです。小さなスペースを1ヶ所選び、その部分を集中的にガーデニングしてから、徐々に範囲を広げましょう。

ガーデニングが完成した部分に合わせながら庭の全体像をイメージすると、植物やプランター、飾りなどの配置も考えやすくなります。

植物の高さに注意する

手前に低い植物、奥に高い植物を配置することで、奥行きのある庭を作れます。また、高さの違いがあると、後ろ側の植物も手入れをしやすくなります。

日光もあたりやすくなるので、植物が育ちやすく、明るい印象の庭に仕上がるのもメリットです。ただし、窓の前に高さのある植物を植えてしまうと、家のなかに光が入りにくくなる恐れがあります。植物がどの程度大きく育つか考慮したうえで、種類を植える場所を選びましょう。

狭い庭でも工夫してガーデニングを行い、一戸建てを美しく彩ろう

一戸建ての狭い庭でも、工夫をすればガーデニングを楽しめます。縦の空間を意識したり統一感を出したりすると、庭が広く、なおかつおしゃれな印象に仕上がります。

一気に全体をガーデニングすることは、負担が大きいだけでなく、デザインなどのバランスがとりにくくなります。全体的にまとめてガーデニングするのではなく、少しずつ管理スペースを広げることで、美しい庭に育てましょう。

また、時間をかけることで、育てる楽しみも味わえます。

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