ざっくり要約!
- 埼京線は板橋~池袋間で特に混み、朝の通勤時間帯の混雑率は132%。
- 埼京線で座れる可能性があるのは、始発駅である大宮駅、武蔵浦和駅、赤羽駅の3つ。
埼京線はJR東日本の鉄道路線で、埼玉県の大宮駅から品川区の大崎駅までを運行しています。池袋駅や新宿駅もあり、都心への通勤・通学に利用されることが多いため、混雑率も高めであることが特徴です。
本記事では、埼京線の混雑率や、混雑しやすい区間・時間帯を解説します。また、始発駅における運行本数なども紹介します。
記事サマリー
埼京線とは
埼京線とは、埼玉県の大宮駅から東京23区内の複数の駅を通り、品川区の大崎駅までを結ぶ鉄道の路線です。JR東日本が運行しており、区間内には19の駅が設置されています。
主要駅としては池袋駅や新宿駅などがあり、埼玉県から都心への通勤・通学に利用されることが多い路線です。その利便性の高さから人気である一方、混雑率も高いことが特徴です。
一般的には「埼京線」と呼ばれていますが、正式な路線名ではなく、愛称として使われています。実際には、大崎~池袋は山手線、池袋~赤羽は赤羽線、赤羽~大宮は東北本線の一部となっています。
電車の混雑状況の目安
電車の混雑状況をはかる際は、「電車の定員÷乗車人数」で算出される混雑率が用いられます。
たとえば混雑率100%は、定員と乗車人数が一致しているため、それほど混雑していません。座席に座れるか、吊り革につかまって問題なく立っていられる状態です。
東京圏の混雑率は100%超
国土交通省によると、東京圏31区間の混雑率は2022年時点で123%となっており、100%を超えています。
ただし目安としては、混雑率150%でも「新聞を楽に広げて読める」とされているので、123%であればそれほど混雑していないといえるでしょう。
コロナ禍で混雑は緩和
東京圏における混雑率が、以前ほど高くない要因のひとつは、コロナ禍でリモートワークやオンライン授業が増えたことです。
2013年から2019年まで、東京圏では混雑率163~165%で推移していましたが、2020年からは107%へ低下しました。通勤・通学で電車を使う人が減り、混雑が緩和されている状況でしたが、2022年からは再び混み始め、混雑率123%となっています。
埼京線の混雑率
利便性が高いゆえに混雑しやすい埼京線ですが、常に一定の混雑率というわけではありません。中でも混みやすい区間や時間帯が存在します。
混雑する区間
国土交通省の調査結果によると、埼京線の中でも特に混雑する区間は「板橋~池袋」で、混雑率は132%となっています。
この区間は、京浜東北線から乗り換えた人と、埼玉から乗っている人で混みやすくなっていると考えられます。
混雑する時間
埼京線が混雑する時間帯のひとつは、7:51〜8:51です。朝の通勤・通学の時間帯であるため、混むのは当然であるものの、埼京線の混雑率は他の路線と比べても高くなっています。
調査対象となった多くの路線の中で、混雑率が130%を超えたのは埼京線を含めて7路線のみでした。混雑率150%以下なら新聞を広げて読めるとはいえ、数ある路線の中では混雑しているほうだといえます。
座って通勤したい人必見!埼京線の始発駅
混雑率が高い埼京線であっても、始発駅から乗れば座れる可能性は高まります。大崎方面行きの始発駅は、大宮駅、武蔵浦和駅、赤羽駅の3つです。
大宮駅
時間帯 | 始発の発車時刻 |
---|---|
6時 | 02分、16分、32分、45分 |
7時 | 02分、17分、30分、44分 |
8時 | 00分、18分、24分、35分、49分 |
9時 | 03分、17分、29分、40分、49分 |
※2023年8月時点
大宮駅は、通勤快速や一部の普通列車を除いて、多くの便で始発です。ただし、7時台になると並ぶ人が増え始めます。
電車の本数は多いため、あえて1本見送り、次の便に乗るといった対策を取るのも手段のひとつです。
武蔵浦和駅
時間帯 | 始発の発車時刻 |
---|---|
6時 | 41分 |
7時 | 01分、20分、29分、45分、 |
8時 | 00分、16分、26分、56分 |
9時 | 24分、 |
※2023年8月時点
武蔵浦和駅は、通勤快速を除く普通列車の一部が始発となります。
6時台は始発の本数が少ないですが、7時台になると、4本に1本程度の割合で始発です。
赤羽駅
時間帯 | 始発の発車時刻 |
---|---|
6時 | なし |
7時 | なし |
8時 | 26分、59分 |
9時 | 42分 |
※2023年8月時点
赤羽は、多くの便は始発ではありませんが、ごく一部の普通列車で始発となる駅です。
他の始発駅と違って本数が少ないため、混雑具合に合わせて1本見送るのは難しいといえます。始発を利用する場合はあらかじめ時刻を調べ、座れる時間に合わせて行きましょう。
まとめ
埼玉県の大宮駅から大崎駅までを結ぶ埼京線は、都心への通勤・通学に利用されることが多く、混雑率が高い路線です。
特に朝の通勤・通学時間帯には、板橋~池袋間における混雑率が132%に上ります。とはいえ、始発駅から乗れば座れる確率は高くなります。
座って通勤・通学をしたい場合は、始発駅である大宮駅、武蔵浦和駅、赤羽駅付近のエリアに住むのも良いでしょう。
この記事のポイント
- 埼京線とは、どんな路線?
埼京線とは、埼玉県の大宮駅から品川区の大崎駅までを結ぶ鉄道路線の愛称です。池袋駅や新宿駅もあり、都心への通勤・通学に利用されています。
詳しくは「埼京線とは」をご覧ください。
- 埼京線の混雑率はどのくらい?
埼京線の混雑率は板橋~池袋間で特に高くなっており、朝の通勤時間帯で132%です。
詳しくは「埼京線の混雑率」をご覧ください。
- 埼京線で座って通勤・通学する方法は?
始発駅から乗ることで、座れる確率は高まります。大崎方面行きの始発駅は、大宮駅、武蔵浦和駅、赤羽駅の3つです。
詳しくは「座って通勤したい人必見!埼京線の始発駅」をご覧ください。
物件探しや売却がもっと便利に。
無料登録で最新物件情報をお届けいたします。
Myリバブルのサービス詳細はこちら