マンション ペット 飼いやすい
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飼いやすいペットは? 一人暮らし・初心者・マンション・賃貸住宅でも飼えるペットを紹介!

執筆者プロフィール

村田愛美
宅地建物取引士

上智大学外を卒業後、不動産調査会社在籍中に宅地建物取引士試験に合格。宅建士として事業用不動産の仲介営業職に従事し、退職後はレンタルオフィスの運営会社で入居者・契約管理をするかたわら、売買・賃貸・住宅ローンを中心とした不動産関連の専門性が高い記事を多数執筆。不動産初心者でもわかりやすい文章に定評がある。

ざっくり要約!

  • 一人暮らしでペットを飼う際は、世話にかかる手間や外出時のケアを考慮することが重要。ハリネズミやフェレットは比較的手がかからずおすすめ。
  • 初心者がペットを選ぶ際は、世話が簡単で健康管理がしやすい動物を選ぶことが大切。ハムスターや小型の鳥類は初心者でも飼いやすい。
  • マンションで飼う場合は、ペット可の賃貸マンションであっても、規約を確認した上で騒音や匂いに配慮することが重要。

生活に癒しや楽しみを求め「ペットを飼いたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、特に一人暮らしの場合、仕事や外出が多くペットにかけられる時間が限られるため、飼いやすさを重視することが大切です。この記事では、一人暮らしの方でも飼いやすいペットと、それぞれの特徴や飼育のポイントについて詳しく解説します。

一人暮らしでも飼いやすいペット

一人暮らしでも飼いやすいのは、どのようなペットなのでしょうか。飼育時の注意点と合わせて見ていきましょう。

一人暮らしでペットを飼うときの注意点

一人暮らしでペットを飼う際には、飼育に必要な時間や費用をしっかりと確認・計算しておくことが重要です。

ペットはただの癒しの存在ではなく、命ある生き物です。定期的なエサやりや掃除、動物病院に連れていくなどのケアが欠かせません。

また、急な出張や旅行がある場合に備えて、ペットを預ける方法を事前に考えておくことも大切です。ペットのために十分な環境と時間を用意できるかどうかよく検討した上で、具体的にどの種類のペットを迎え入れるか考えましょう。

ハリネズミ

ハリネズミは、一人暮らしのペットとして人気があります。ハリネズミのケージはコンパクトで、特別な運動や広いスペースが必要ないため、マンションや賃貸住宅でも飼いやすいのが特徴です。基本的に夜行性のため、昼間に仕事や外出が多い人にも向いています。

ただし、全身が針に覆われているため、触る際にはハリネズミを驚かせないように優しく扱う必要があります。また、温度の変化に敏感なため、冷暖房やヒーターなどが必須ということは押さえておきましょう。

フェレット

フェレットは好奇心旺盛で人懐っこい性格が特徴。体が小さく、飼育スペースも比較的狭くて済むため、アパートやマンションなどでも飼育しやすいです。

ただし、フェレットは活動量が多くとても遊び好きなので、ケージの外で自由に動き回る時間を確保する必要があります。外出の頻度があまり多くない方や、休日は家にいることが多い方に向いているペットと言えるでしょう。

爬虫類

爬虫類は、飼育にかかる手間が少なく、一人暮らしに向いているペットです。特に小型の爬虫類はエサの頻度が少なく、騒音も出さないため、集合住宅や賃貸住宅でも飼育しやすい点が魅力です。

種類によっては温度や湿度の管理が必要なので、自分のライフスタイルに合わせて、飼いやすい種類を選びましょう。例えば、ヤモリやカメなどは、世話が比較的簡単で、ペット初心者にもおすすめです。

初心者におすすめのペットは?

ペットを初めて飼う場合、世話がしやすく、手間が少ない動物を選ぶことが大切です。ここからは、初心者に特におすすめのペットとその特徴、飼育時の注意点について見ていきましょう。

初心者がペットを飼うときの注意点

初心者がペットを飼う際には、まず自身の生活スタイルに合ったペットを選ぶことが重要です。特に、エサやりや掃除などの基本的なケアが簡単で、健康管理がしやすい動物を選ぶと良いでしょう。

また、ペットは種類ごとに寿命が大きく異なるため、最後まで責任を持って世話できるかを検討する必要があります。予防接種などの定期的なケアが必要な種類もあるため、あらかじめ飼いたいペットの特性などを調べておきましょう。

ハムスター

ハムスターは、小型で手軽に飼えるため、初心者におすすめのペットです。寿命は比較的短いですが、小さいうちに飼い始めれば、飼い主に慣れやすいという特徴があります。

ハムスターは基本的に夜行性であり、昼間は寝て過ごすため、日中仕事をしている人にとっても飼いやすいでしょう。また、ケージの掃除やエサの管理もあまり手間がかからないので、こまめにお世話してあげれば、のびのびと過ごせる環境を作れます。

ただし、大きな音や振動などに敏感な側面があるため、大きな道路や線路の近くで飼うのにはあまり向いていません。

小型の鳥類

セキセイインコや文鳥などの小型の鳥類は、鳴き声が比較的静かで、初心者にも飼いやすいペットです。

小型の鳥類は、ケージの中での生活が中心となるため、飼育スペースも少なくて済みます。また、人懐っこく、日常的に触れ合うことで信頼関係を築ける、ペットとの触れ合いを楽しみたい人に向いています。

ただし、ケージの周りに羽が飛び散ることがあるため、掃除をこまめに行う必要があります。

熱帯魚・金魚・メダカ

水槽で飼えるペットとしては、熱帯魚や金魚、メダカがおすすめです。小型の魚類は、基本的にエサを与え、水槽を定期的に掃除するだけで良いため、比較的お世話が楽なペットといえるでしょう。また、水槽の中を泳ぐ美しい姿も人気の理由のひとつです。

種類によっては水温や水質の管理が難しい場合もあるため、飼う前にどのような設備をそろえるべきか確認しておくといいでしょう。

マンションでも飼いやすいペット

マンション ペット 飼いやすい

マンションに住んでいても、ペットと一緒に暮らすことは可能です。しかし、ペットを選ぶ際には、マンション特有の制約やルールを守る必要があります。マンションでペットを飼う場合の注意点と、どんなペットが向いているかを見ていきましょう。

マンションでペットを飼うときの注意点

マンションでペットを飼う際は、まずペットの種類に制限がないかを確認することが重要です。多くのマンションでは、飼うペットの大きさや種類を管理規則で定めています。同じ種類でも、「大人しい犬種に限る」などと、性格の制限がある場合もあるため注意しなければなりません。

近隣住民に迷惑をかけないよう、鳴き声や運動量の少ない動物を選ぶと、マンションでペットを飼ってもトラブルになりにくくなります。

小型犬

犬を飼いたい場合は、小型犬を選ぶことをおすすめします。体が小さく運動量も多くないため、マンションのように限られた飼育スペースでものびのびさせてあげられます。しつけをしっかり行えば、鳴き声による騒音も最小限に抑えられます。

特に、チワワやトイプードルなどはマンションでの飼育に向いており、愛らしい見た目とおとなしい性格で人気です。散歩は必要ですが、短時間でも十分な運動になるため、日々のお世話が負担になりにくいのもメリットです。

猫は基本的に騒音を出さず、室内で過ごすことが多いため、マンションで飼育するペットとして人気です。自立心が強く、留守番もできるため、日中外出が多い家庭でも安心して飼える点が魅力。広いスペースがなくても飼えるので、一人暮らしでのペット飼育にも向いています。

また、猫はきれい好きな動物としても知られており、一度トイレの場所を覚えれば、トイレに失敗して部屋を汚されることはありません。

ウサギ

ウサギは基本的に鳴かず静かに過ごすため、騒音の心配がほとんどないのが特徴。ケージの中で過ごすことが多く、広い飼育スペースは必要ありません。

ウサギは比較的穏やかな性格で、子どもがいる家庭でも安心して一緒に暮らせます。ただし、ウサギはデリケートな生き物のため、温度管理や適切なエサ選びが大変な側面もあります。

賃貸住宅でもペットは飼える?

ペットの飼育が許可されている物件であっても、飼えるペットの種類などに制限が設けられているケースは少なくありません。さらに本記事をご覧の方の中には、今住んでいる物件ではペットの飼育が許可されていないものの、「なんとか飼える方法はないか?」と考えている方もいるかもしれません。賃貸住宅でペットを飼いたい場合、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

ペット不可物件でも飼育できる可能性があるペットは?

ペット不可の賃貸物件でも、動物の種類によっては飼育できる場合があります。例えば、小型の爬虫類や魚類は、騒音や匂いの心配が少なく、ケージや水槽内で飼育できるため、許可されることもあります。

ただし、必ず物件のオーナーや管理会社に確認し、正式に許可を得るようにしましょう。自己判断で飼育してしまうと、退去時にトラブルになる可能性があるため注意が必要です。

ペット可の物件も小型で静かな動物を選ぶのが無難

ペット可の賃貸物件であっても、ペットの大きさや種類に制限があるケースは少なくありません。そのため、飼うのであれば小型で静かな動物を選ぶのが無難です。

例えば、小型犬や猫、ウサギなどは比較的鳴き声や騒音が少ないため、近隣住民に迷惑をかける可能性は低いと言えます。運動力の多いペットについては、大人しく暮らせるようにしつけを徹底したり、ケージをうまく活用したりすることも重要です。

ペット共生型の賃貸住宅も

最近では、ペットと快適に生活できるように設計された、ペット共生型の賃貸住宅も増えてきています。ペット共生型の賃貸物件の特徴として、ペット専用の設備や共用スペースが設けられていることが挙げられます。

例えば、ペット専用のドッグランやトリミングルームがある物件では、雨の日に散歩に行ったり、遠くのトリミングサロンに行く手間が省けたりと、ペットのお世話がしやすいメリットがあります。また、ペットの鳴き声や匂いに配慮した防音設備や換気システムが最初から整っているため、近隣とのトラブルも起こりにくいでしょう。

大きな制約を受けずにペットと快適に暮らしたい場合は、こうした物件を検討するのも一つの方法です。

まとめ

一人暮らしや初心者、マンションや賃貸住宅でも飼いやすいペットは多くありますが、どのケースにおいても、自分のライフスタイルや住環境に合わせたペット選びをすることが重要です。

特に、騒音対策や飼育スペースは十分か、無理なくお世話できるかなどをあらかじめ確認しておくことで、何年経ってもペットとの暮らしを楽しめるでしょう。

この記事のポイント

1人暮らしでも飼いやすいペットはありますか?

一人暮らしでも飼いやすいペットについて、「一人暮らしでも飼いやすいペット」をご覧ください。

飼育時の注意点と合わせて見ていきましょう。

ペットを飼ったことがありません。初心者にもおすすめなペットはなんですか?

ペットを初めて飼う場合、世話がしやすく、手間が少ない動物を選ぶことが大切です。

初心者に特におすすめのペットとその特徴、飼育時の注意点について「初心者におすすめのペットは?」をご覧ください。

マンションでも飼いやすいペットはどれですか?

ペットを選ぶ際には、マンション特有の制約やルールを守る必要があります。

マンションでペットを飼う場合の注意点と、どんなペットが向いているか「マンションでも飼いやすいペット」をご覧ください。

ライターからのワンポイントアドバイス

ペットを飼い始める際や、ペットを連れて引越しする際は、近隣住民に挨拶しておくと安心です。鳴き声や臭いなどの問題がないように気を使う姿勢を見せることで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

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