マイホームの購入の際に気になるのはやはり、お金のこと。
家そのものの金額はわかっていても、そのほかにも諸々必要な費用があります。一体、どれぐらいの金額が住宅の購入には必要となるのでしょうか。
記事サマリー
住宅購入時にかかる諸費用って?
住宅購入の際に必要な諸費用には以下のようなものがあり、売買価格の6~8%が目安と考えておくとよいでしょう。
各場面で必要となる諸費用の内訳について細かく見ていきましょう。
〇売買契約締結から住宅ローン契約までにかかる費用
・仲介手数料(売買価格の3%+6万円)の半金 ※売買価格400万円超の場合
・売買契約書に貼る印紙代
※売買価格の5~10%程度にあたる手付金が別途必要になります(購入代金に充当)
※契約内容によっては内金が必要になります(購入代金に充当)。
〇残金決済、引き渡しの際に必要な費用
・売買価格から手付金などを差し引いた残代金
・登録免許税、司法書士費用など登記費用関係費
・保証料、団体信用生命保険、事務手数料など融資関係費用
・残りの仲介手数料
・火災保険料
・固定資産税等清算金
・管理費等清算金
固定資産税等清算金、管理費等清算金は、売主が支払い済み、もしくは支払い予定の場合があり、金額を日割り清算するため、それぞれのケースによって金額が異なります。
また、火災保険料についても、加入期間や地震保険の有無、家具家財保険の有無によって異なるので確認してみてくださいね。
団体信用生命保険って?
住宅ローン契約時に加入が義務付けられていることが多いのが団体信用生命保険です。
団体信用生命保険とは、ローンの契約者が全額返済できないうちに死亡もしくは所定の高度障害といった不測の事態に陥り、ローンの返済が困難になってしまった際に、保険会社が残りのローンを返済するという保険です。「団信」と略されることもあります。
一般的に住宅ローンの返済は長期にわたるため、万が一のときに備えて団体信用生命保険に加入しておくのが一般的となっています。
団体信用生命保険に加入する際、すでに別の生命保険に入っている場合は保障内容を照らし合わせて重複している部分はないか確認しておくとよいでしょう。
それ以外にかかる費用って?
中古住宅を購入した場合にかかってくるのが、リフォームやクリーニング費用です。
これらの費用は、どの程度のリフォームを行うのか、どんな広さ・間取りの家をクリーニングするのかによって異なってきます。
また忘れてしまいがちなのが、引っ越し費用も住宅購入にかかる費用のひとつだということ。荷物の量や引っ越しの距離によって異なります。早めに見積もりをとって、予算に含めておくと安心です。
印紙代は節約できる!?
何かと費用がかかるのが印紙代です。契約書などに貼るものですが、例えば購入代金が1000万円から5000万円の間だと2万円の印紙代が必要になってきます。
住宅購入という大きな買い物をしていると、金銭感覚が麻痺してしまいそうですが、2万円もなかなかの金額です。
実はこちらの印紙代は、銀行の住宅ローンをWebで契約すると不要です。些細なことかしれませんが、チェックしてみると良いでしょう。
必要な費用はその住宅によってそれぞれ
それぞれの住宅によって金額が違うため、かかる費用が違うのは当然……そのため最初からどれだけの費用がかかるのかは一概に言えません。
そこで目安として、売買価格の6~8%というとらえ方になるのです。
また、融資関係費用についても融資の種類や、借入期間、借入金額によって異なることを忘れずに。
手元に資金を残したままでも住宅を購入できる?
住宅購入のためにどれぐらいの費用を貯めればいいのかわからないという人もいるでしょう。銀行によっては住宅にかかる諸費用も貸してくれる場合があるので、実は手元にお金がなくても家を買うことは可能なのです。低金利の状況も続いていますので、生活のために手元にお金を残しておきたいという人はローンを利用するという手もあります。
どのような返済計画を立てるのか、また自分が手元に残しておきたい金額はどの程度なのかを概算しておくと、住宅を購入する目標も達成しやすくなるでしょう。
気になったポイントは営業担当に聞いてみよう
住宅購入で分からないことがあった場合は、営業担当に聞いてみるのが一番です。金額についても概算を出して、説明してくれます。また、初めて家を購入する人は、費用の名前や説明に使われる単語を聞いてもちんぷんかんぷん……という場合もあるはず。
不安になったことはそのままにせずに、その場で解決していくようにしましょう!
この記事のポイント
- 不動産購入時の諸費用をざっくり算出する方法はありますか?
住宅購入の際に必要な諸費用は売買価格の6~8%が目安と考えておくとよいでしょう。
詳しくは、「住宅購入時にかかる諸費用って?」をご確認ください。
- 諸費用を支払うタイミングは?
諸費用の支払いは、売買契約締結から住宅ローン契約までのタイミング、さらに引き渡し時に必要になります。
各場面で必要となる諸費用の内訳については、「売買契約締結から住宅ローン契約までにかかる費用」「残金決済、引き渡しの際に必要な費用」をご確認ください。
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