購入するなら一戸建て？　マンション？

家を購入する際にまず決めなければならないのが、一戸建てにするか、マンションにするか、ということ。
それぞれのメリット、デメリットを確認して、より自分や家族のライフスタイルに合うのはどちらなのか検討してみましょう。

一戸建てのメリットとデメリット

一戸建てのメリットといえば、やはり広さです。土地がそれほど広くなくても、2階建て、3階建てにすることで、リビングや寝室、子供部屋など、たっぷりとした広さを取ることができます。また、一戸建てだと隣の家への騒音や下の階への振動をあまり心配する必要がありません。その分、のびのびと生活できるのは大きなポイントです。子どもが少々にぎやかでも安心ですね。
また、建物（家）以外にも、設計によって敷地内に庭や駐車場のスペースがとれるのも魅力のひとつ。

新築の一戸建てでは、間取りやデザインのほか、素材や設備など、自分たちで決められる部分も多くなるので、より「自分たちの家」という意識を強く持てるようになります。
一方、中古の一戸建ては、低予算で購入できるため、新築に比べて立地の条件にもこだわることができます。また、安く購入できる分、リフォームやリノベーションで理想のお部屋作りをすることも可能に。

デメリットとしては、駅から少し離れた物件が多いことでしょう。また、防犯という観点でマンションと比較すると脆弱な場合があるということです。マンションはオートロックや警備会社によるセキュリティ態勢が整っていることが多いですが、一戸建ては自身でその家に合った防犯対策を取ることが必要です。
また、マンションには建物を適切に維持するための「修繕積立金」がありますが、一戸建てでは何かあった際にまとまった費用を自分たちだけで負担することになるということも念頭に置いておきましょう。

マンションのメリットとデメリット

マンションの大きなメリットは管理が楽ということです。管理会社にまとめて対応してもらえます。共有部の管理や清掃なども任せられるので、住人の負担が少ないのがポイント。大きなマンションであれば、24時間365日いつでもゴミを捨てることができるゴミステーションや、留守中でも受け取ることができる宅配ボックスなど、暮らしのサポートをしてくれる設備が用意されていることもあります。
セキュリティ面でもオートロックのほか、防犯カメラがあったり、管理人が常駐していたりするマンションもあり、比較的安心です。

マンションは家と家との距離が近いので、住民同士のコミュニティが作りやすくなるのも人によっては嬉しいポイントではないでしょうか。

デメリットとしては、やはり部屋の広さが挙げられます。同等の条件（価格やエリア）であれば、一戸建てと比較すると多少狭いと感じる物件も多いでしょう。また、集合住宅ということで気になるのは騒音問題です。隣の部屋や、上下階の音に不快さを感じたり、逆に自分たちが音で迷惑をかけないようにと気を使いすぎたりしてしまう可能性もあります。

一戸建てとマンション、将来的な資産価値は？

時間が経つにつれて建物が老朽化していくのは一戸建てもマンションも同じこと。ただ、一戸建ての場合は建物が老朽化しても建替えが容易です。建物の資産価値がなくなっても土地がある分、一定の資産価値を保つことができます。

マンションの場合はどういったエリアにあるかがポイントになります。再開発などでエリアの利便性がよくなると、マンションの価値が上がる場合もあります。
売却する場合があるなら、都会のマンションのほうが売却しやすい場合も。また駅に近い物件は一般的に時間が経っても売却しやすい傾向にあります。

一戸建てとマンション、どちらに合うライフスタイル？

マイホームの購入は大きな買い物であり、長く暮らす場所でもあります。
そのため、自分たちのライフスタイルや、将来設計についても考えなければなりません。
郊外でゆったりと生活がしたいファミリーや、ペットを飼いたいという人には一戸建てがおすすめです。また、将来的に資産として土地を持っておきたい、という人にもよいでしょう。

また、コロナ禍でテレワークが普及し、通勤の利便性よりも緑ある環境を重視するという方も増えています。

一方、マンションは街や駅に近い物件が多いので、通勤や通学、ショッピングなどの利便性を重視する人におすすめです。例えば仕事で転勤がきまっても利便性の高いマンションは人に貸しやすいという面もあります。
ファミリーでも、マンション内だと友達ができやすい、というポイントもありますので、子どもと暮らす上でどういう環境が好ましいかについても、ご家庭でよく検討する必要があるでしょう。

一戸建てかマンション、どうしても決められなかったら……

夫婦や家族でなかなか意見がまとまらない、もしくはどちらでも構わない、という場合は、自分がマイホームに希望する条件をそれぞれ10個ずつ書き出してみましょう。
それから、優先順位を決めていきます。一致した項目を手掛かりに話し合えば、一戸建てかマンションかを決めていくことができるでしょう。
例えば、夫婦2人とも駅からの距離はさほど重視していないけれど、家の広さは重視したい、というのであれば、一戸建てがおすすめ……などと言ったふうに決定の指標になります。

それでも迷ったときには、ぜひ東急リバブルの営業担当者に相談を。適切なアドバイスがもらえるはずです。
一戸建てかマンションか、マイホーム選びの大切な分岐点。十分に熟考して選んでみてくださいね。

自宅や職場にいながらオンラインでご相談

電話やビデオ通話を使ってご自宅にいながら相談できます。

東急リバブルのオンライン相談