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5LDKの住宅はどんな間取りがいい?平屋や40坪の場合は?費用の相場を紹介

執筆者プロフィール

桜木 理恵
資格情報: Webライター、宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者

大学在学中に宅地建物取引士に合格。新卒で大手不動産会社に入社し、売買仲介営業担当として約8年勤務。結婚・出産を機に大手ハウスメーカーのリフォームアドバイザーに転身し約5年勤務。その他信託銀行にて不動産事務として勤務経験あり。現在は不動産の知識と経験を活かし、フリーランスのWebライターとして活動。不動産や建築にまつわる記事を多数執筆。「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」「管理業務主任者」所持。

ざっくり要約!

  • 5LDKとはリビング・ダイニング・キッチンの他に5つの居室がある間取り
  • 5LDKの間取りは一般的な3LDKや4LDKと比べて床面積が広くなり、建築コストが高くなる傾向がある

5LDKとは、リビング・ダイニング・キッチンと5つの居室がある間取りです。部屋数が多い間取りのため、人数の多い家族や2世帯住宅に向いています。

しかし最近ではゆとりのある暮らしを求めて、比較的都心から離れたエリアを希望する
家族もいます。敷地に余裕があれば、趣味の部屋やゲストルームを設けることもできるでしょう。

この記事では、5LDKの間取りはどのような暮らしに向いているのか、また間取りの実例や注意点も紹介しながら解説します。

5LDKの間取りの特徴

5LDKとは、リビング・ダイニング・キッチンの他に、5つの居室がある間取りです。

居室の広さを1部屋6~8.5帖と想定すると、建物の床面積は35~50坪程度になります。

用途地域や建蔽率、容積率にもよりますが、40坪(約132㎡)程度の床面積の建物を建てるには、50坪(約165㎡)程度の敷地が必要になるでしょう。

5LDKは5人で暮らす場合でもそれぞれがプライベートな個室を確保できるため、人数が多い家族や親世帯と住む2世帯住宅などに向いています。

また人数がそれほど多くない場合でも、趣味の部屋や書斎、仕事部屋が欲しい家族にもおすすめです。

しかし5つの個室を設けるには、物理的に敷地面積が必要です。
また床面積が広くなり部屋数も多い分、建築費も高くなります。本当に5LDKである必要があるのか、よく検討したうえでプランを立てるようにしましょう。

参考として、5LDKのおもなメリットとデメリットを、以下のとおりまとめてみました。

5LDKのメリット5LDKのデメリット
家族人数が多くても、プライベートな空間を確保できる部屋数が多い分建築費が高くなる傾向がある
趣味の部屋や書斎、ゲストルームなどを設けられる生活動線が長くなり、レイアウトが複雑になるため掃除に手間がかかる
2世帯住宅や店舗兼住宅にも対応しやすい広い敷地が必要になる
家族構成や用途に応じて、間取りを変更しやすい家族のコミュニケーションが取りづらくなる

5LDKの間取りの費用の相場は?

5LDKの間取りは、一般的な3LDKや4LDKと比べて床面積が広くなり、結果的に建築コストが高くなる傾向があります。

たとえば建築費を坪あたり100万円とした場合、延べ床面積が30坪程度であれば「30坪×100万円/坪=3,000円」です。

しかし40坪の家を建てようとすると、「40坪×100万円/坪=4,000万円」となります。

依頼先や建物の構造、仕様によっても建築コストは異なるため、工夫次第で予算を抑えることは可能です。よく比較検討したうえで、依頼先を決定するようにしましょう。

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5LDKの間取りはどんな暮らしにおすすめ?

5LDKはどのような暮らしに向いているのでしょうか。比較的人数が多い家族に向いていますが、ひとり暮らしも想定し、住まい方を提案します。

5LDKの間取りは4人家族におすすめ

5LDKは4人家族におすすめです。

たとえば夫婦と子ども2人の家族であれば、1人1部屋使うことができるうえ、残りの1部屋はシアタールームやプレイルーム、ゲストルームなどとして使うことができ、暮らしにゆとりが生まれます。

またプラスαの部屋があることで両親や友人が遊びに来たときも泊まりやすく、自然と人が集まるような家になるでしょう。加えてリモートワークをする際も、家族に気兼ねなく仕事ができます。

ひとり暮らしにも5LDKの間取りは向いている?

ひとり暮らしに5LDKは、広すぎるでしょうか。もちろん使う用途がないのであれば、敷地に余裕があったとしても、空間をそのまま広く使った方がよいかもしれません。細かく区切りすぎると動線が長くなり、使いづらくなることもあります。

たとえばひとり暮らしであっても、自宅に店舗や事務所を設ける場合は、部屋数が多いことでプライベートと仕事を分けやすくなります。

ほかにも動物が好きで、たとえば保護犬や保護猫を育てている方などは、広さだけでなく部屋数も必要になります。5LDKであれば動物の特徴ごとに空間を分けたり、自分専用の部屋も確保できたりするため、生活の質も向上するでしょう。

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5LDKの住宅の間取り実例5選

5LDKの間取りの実例を、タイプ別に5つ紹介します。5LDKというと2階建ての戸建てをイメージする方が多いかもしれませんが、平屋やマンションでも5LDKは可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。

5LDKの住宅の間取り実例①平屋

「ライフステージに合わせて間取りが変化する家」

  • 平屋:LDK+洋室4部屋+和室→(将来)広めのLDK+洋室2部屋+和室

子どもが独立した後、将来夫婦2人で住むのであれば、平屋の5LDKもおすすめです。隣り合った居室の壁を取り払うことで、簡単に間取りを変更することができ、平屋であれば階段は必要ありません。上下に移動する必要がない家であれば、身体的負担が少なく、老後も安心して住むことができます。

5LDKの住宅の間取り実例②40坪

「吹き抜けのある開放感が魅力の明るい家」

  • 1階:LDK(リビングに吹き抜け)+和室+洋室
  • 2階:洋室3部屋

部屋数が多くなるとレイアウトが複雑になり、日当たりの確保が難しくなることがあります。明るさが足りない場合は、リビングに吹き抜けを採用しましょう。吹き抜けに面する壁に窓を設けることで、2階の居室へ太陽光を取り込みやすくなります。また吹き抜けの上部に窓を設けることで、リビングへ光を取り入れやすくなり、相乗効果で明るく開放感のある家になります。

5LDKの住宅の間取り実例③35坪の2階建て

「限られた敷地でも店舗兼住宅」

  • 1階:店舗+バックヤード+洋室
  • 2階:LDK+洋室2部屋

限られた敷地でも、レイアウトを工夫することで店舗兼住宅を建てることも可能です。たとえば1階に店舗とバックヤード、洋室を1部屋造り、階段を2階のリビングに通じるようにすることで、廊下に取られる床面積を最小限にすることができます。また居室に入る前にかならずリビングを通るレイアウトにすることで、家族とコミュニケーションを取りやすくなるメリットもあります。

5LDKの住宅の間取り実例④マンション

「マンションならではの眺望の良さと部屋数を両立させた家」

  • マンション:5LDK(LDK+洋室4部屋+和室)

ファミリー向けのマンションでも3LDKが主流ですが、なかには4LDKや5LDKのタイプもあります。眺望や交通の利便性を重視したい場合は、マンションも視野に入れて探すことをおすすめします。大きな間取りは比較的上層階にあるケースが多く、マンションならではの眺望も手に入れることができます。

5LDKの住宅の間取り実例⑤1階に2部屋

「家族みんなで楽しめるシアタールームがある家」

  • 1階:夫婦の寝室+シアタールーム
  • 2階:LDK+洋室2部屋+和室

日当たりや明るさを重視したい部屋は、2階に配置しましょう。たとえば昼間に滞在する時間が長いリビングや子ども部屋を2階、シアタールームや夫婦の寝室は1階にレイアウトします。リビング以外にも家族が楽しめる部屋を作ることで、週末が待ち遠しくなるでしょう。

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5LDKの住宅の間取りを考える時の注意点

これからマイホームを計画するのであれば、家族構成やライフスタイルの変化に対応しやすく、万人受けするような間取りにしておくことをおすすめします。個性的な間取りにしてしまうと、売りづらくなる傾向があり、売却に苦労するかもしれません。

たとえば5LDKではなく広めの4LDKにしておく、または壁を取り払うことで簡単に4LDKにリフォームできるようなレイアウトや構造にしておくとよいでしょう。

この記事のポイント

5LDKの間取りはどんな暮らしにおすすめ?

5LDKは4人家族におすすめです。

たとえば夫婦と子ども2人の家族であれば、1人1部屋使うことができるうえ、残りの1部屋はシアタールームやプレイルーム、ゲストルームなどとして使うことができ、暮らしにゆとりが生まれます。

詳しくは「5LDKの間取りはどんな暮らしにおすすめ?」をご覧ください。

5LDKの住宅の間取り実例は?

子どもが独立した後、将来夫婦2人で住むのであれば、平屋の5LDKもおすすめです。

隣り合った居室の壁を取り払うことで、簡単に間取りを変更することができ、平屋であれば階段は必要ありません。上下に移動する必要がない家であれば、身体的負担が少なく、老後も安心して住むことができます。

詳しくは「5LDKの住宅の間取り実例5選」をご覧ください。

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