ざっくり要約!
- 7大副都心のひとつに指定されており、政治、経済、文化を牽引する役割を担っているエリア
- 下町風情溢れる商店街や大型の商業施設などがあり、買い物に便利。電車やバスを利用して多方面への移動がしやすい
- 神社仏閣や大きな公園があり、伝統や豊かな自然を感じながら過ごせる
東京の下町、亀戸エリア。最近は、駅前を中心に再開発が進み、都会の雰囲気も持ち合わせるようになりました。この記事では、エリアの概要、魅力、家賃相場・購入相場、交通アクセス、治安、子育て環境、医療環境をご紹介。最後には、お散歩コースやおすすめのマンションを紹介しています。ぜひ、住まい選びの参考にしてください。
記事サマリー
亀戸のエリア概要
江東区の北部エリアに位置している亀戸。 1丁目から9丁目まであり、JR総武線・東武亀戸線の「亀戸」駅、東武亀戸線の「亀戸水神」駅を中心に街が広がっています。錦糸町とともに7大副都心(錦糸町・亀戸のほか、新宿、池袋、渋谷、上野・浅草、大崎、臨海)のひとつに指定されており、日本の政治、経済、文化を牽引する役割を担っています。
亀戸の魅力
下町風情が残る亀戸。北口には亀戸十三間通り商店街、亀戸中央通り商店街、亀戸香取勝運商店街など、活気ある商店街が並んでおり、早い時間からたくさんの買い物客でにぎわっています。個店が目立ち、古くからこの地で商売をしている人も多い様子。餃子やホルモン焼きなどB級グルメのお店の中には、行列が絶えない人気店もあります。亀戸天神社や亀戸香取神社、普門院など、長く亀戸を見守ってきた神社仏閣がたくさんある点も特徴と言えるでしょう。
2013年には、重点的に景観の誘導や保全を図る「景観重点地区」に指定されており、建築や広告設置には申請が必要なエリアです。
一方、駅ビル「アトレ亀戸」や「KAMEIDO CLOCK」(カメイドクロック)など、主にナショナルチェーンが入居する複合商業施設もあります。高層マンションも増えてきており、若いファミリー層の姿が多く見られるようになりました。
亀戸の家賃相場・購入相場
当社ホームページの掲載物件をもとにした情報によると、賃貸のマンションの家賃は、月額 8万1,000円のワンルームから29万円の2LDKまであります。また、マンションの販売価格は、1,980万円~1億2,480万円まで、幅広い価格帯となっています。(2024年2月17日現在)
亀戸の交通アクセス
JR総武線と東武亀戸線が利用できる「亀戸」駅。東京駅までは、JR総武線に乗車し、お隣の「錦糸町」駅で総武線快速に乗り換えれば約11分で到着します。「錦糸町」駅からは東京メトロ半蔵門線が利用でき、「渋谷」駅までは約32分です。また、JR総武線に乗車すれば、「秋葉原」駅、「御茶ノ水」駅、「新宿」駅などへは乗り換えなしでアクセス可能。空の玄関口である羽田空港までは、約36分となっています。バス路線や本数が豊富で、両国、浅草、上野、築地、葛西などへはバスの利用が便利です。
亀戸の治安
警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」(2024年(令和6年1月)によると、犯罪件数の合計は35件となっており、そのうち最も多かったのが、自転車の窃盗(14件)です。街を訪れた際、「自転車を利用している人が多いな」という印象を受けたので、利用者の多さが犯罪件数にも比例している可能性があります。
粗暴犯や侵入窃盗は各1件と、繁華街が多い割には少ない印象。下町という土地柄、顔見知りが多く、その近所付き合いの濃さが犯罪の発生抑止になっているのかもしれません。
亀戸の子育て環境
亀戸がある江東区の子育て支援としては、下記のようなものがあります。
子ども医療費助成
助成対象は高校生相当年齢まで。発行には申請が必要で、「マル乳医療証」、「マル子医療証」、「マル青医療証」のいずれかを持って受診すると、保険診療の自己負担分が助成されます。
江東区こども食堂
子どもがひとりでも安心して行ける、無料または低額の食堂。亀戸には、下記の食堂があります。
- 江東中学生勉強会:亀戸7-41-16(青少年交流プラザ)
- 亀戸ふれあい食堂:亀戸9-33-2-101(亀戸ふれあいセンター)
- グリーンタイガーこども食堂:亀戸4-21-18(亀戸北地区集会所)
など。
KOTOハッピー子育てトレーニング講座(はぴトレ)
子どもと良好な関係を築く方法が学べる全7回の講座。ロールプレイが中心で、分かりやすい講座内容が特徴です。地区ごとに開催されています。
ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
未就学児を養育する保護者が対象。東京都認定のベビーシッター事業者による一時保育サービスを利用した際、利用料の一部が補助されます。就労に限らず、急な用事、リフレッシュ、体調不良などの理由でも利用できます。
地域SNSアプリ「PIAZZA(ピアッザ)」
「豊洲・東雲・有明」エリア、「清澄白河・門前仲町・木場・越中島」エリア、「亀戸・大島・住吉」エリア、「砂町」エリアの4エリアで利用可能。行政からのお知らせのほか、子ども服などのおさがり情報、近所の遊び場、地域のイベントなど、欲しい情報が満載です。
亀戸の医療環境
エリア内には、小児科、内科、耳鼻咽喉科、歯科、メンタルクリニックなど幅広くそろっています。墨田区ではありますが、区境となる横十間川を渡ったところには、33科を備えた「東京都立墨東病院」があるため、万が一の時も安心。「スーパー総合周産期センター※」に認定されている点を特徴としている病院です。
※救命救急センターをはじめ各診療科と密接な連携をとり、緊急に母体救命処置が必要な妊産婦を必ず受け入れ、治療を行う施設
亀戸周辺を街歩き(亀戸駅〜「KAMEIDO CLOCK」(カメイドクロック)〜亀戸天神)
今回は、休日の亀戸エリアを巡ってみました。下町と新しい街がミックスした、亀戸のお散歩コースを紹介します。
2024年の秋に増床リニューアルするアトレ亀戸
駅直結の商業ビル「アトレ亀戸」。2024年の秋に増床リニューアルオープンを控えており、工事が着々と進んでいました。床面積は約3万3,100㎡から、約3万6,000㎡へと増加。リニューアル後が楽しみですね。
B級グルメの行列店がひしめく裏通り
来た道を戻り、バスターミナルの手前を右へ。道幅の狭い裏通り入っていくと、餃子店やホルモン焼き店に行列が。若い年齢層が多いのが印象的で、並びながら行列の様子や店内を撮影している人がたくさんいました。お昼時間に通りかかりましたが、すでに10組以上が並んでいました。開店と同時に来店するのがベストかもしれません。
江東区最大の商店街、亀戸十三間通り商店街
北口の明治通り沿いに並んでいるのが「亀戸十三間通り商店街」。江東区最大の商店街で、日曜と祝日の12〜17時は明治通りが歩行者天国になります。
亀戸梅屋敷は、亀戸の歴史や文化の発信地
「亀戸四丁目」の交差点まで進むと右手にあるのが「亀戸梅屋敷」。「福亀館」と「文芸館」からなる施設で、亀戸の歴史や文化を世界へ発信する拠点として2013年に開館しました。名前の由来は、「亀戸梅屋敷」と呼ばれていた、呉服商・伊勢屋彦右衛門の別荘「清香庵」。歌川広重が「亀戸梅屋敷」と題して浮世絵を描いただけでなく、その浮世絵をフィンセント・ファン・ゴッホが模写したことでも有名です。
昭和へタイムスリップ? 亀戸香取勝運商店街
「亀戸4丁目」の交差点を渡り、左へ。少し歩くと、右手に「亀戸香取神社」の参道が見えてきます。ここは「亀戸香取勝運商店街」の入口にもなっており、両脇のお店を見ながら参道へ向かいました。昭和30年代の看板建築をモチーフにした外観を持つ商店が並び、タイムスリップしたかのような感覚に。フォトスポットとしてもおすすめです。
スポーツ振興の神として名高い亀戸香取神社
「亀戸香取勝運商店街」を抜けると「亀戸香取神社」が見えてきます。スポーツ振興の神として有名な神社で、勝利を祈願する参拝者が多く訪れているそうです。5月5日の勝矢祭(かちやさい)では、氏子が鎧兜の装束や陣羽織を身に着け、武者行列が行われます。
思い思いに過ごせる亀戸中央公園
駅に向かって戻り、「亀戸二丁目」の信号を左へ。東武亀戸線の踏切を横断し、住宅街を抜けて「丸八通り」を渡ると、「亀戸中央公園」があります。テニスコート、芝生広場、池、遊具施設などを有する公園で、その広さは103,026.70㎡。東武亀戸線「亀戸水神」駅からは徒歩2分です。
新たなランドマーク「KAMEIDO CLOCK」(カメイドクロック)
国道14号へ戻り、左へ道なりに行くと見えてくるのが、2022年に開業した商業施設
「KAMEIDO CLOCK」です。ショッピング施設のほか、飲食店、複数の常設ステージが備わっていて、多くの親子連れでにぎわっていました。
子育て拠点が集結
「KAMEIDO CLOCK」を右手に大島方面へ。少し行くと「江東区立第二亀戸小学校、第二亀戸幼稚園」の建物が見えます。左の校舎の1階には「亀戸子ども家庭支援センター」が入っていて、親子で遊べる「子育て広場」や子育ての相談窓口などがあります。
日本のドラム缶製造はここが始まり
横十間川に向かって進んでいきます。川沿いを北上して「旅所橋東詰」の信号の先を右に入ると、「ドラム缶発祥の地」のプレートがあります。1932年に、 日本ドラム罐製作所が日本で最初のスチール製ドラム缶の生産をここで始めたそうです。
花の天神様「亀戸天神社」
川沿いを北上して「国道315号」を右へ進むと、左手に「亀戸天神入口」の信号が見えます。左折すると赤い山門と太鼓橋が目に入ってきますが、当日は梅まつりの期間中だったせいか、本殿から太鼓橋まで行列ができていました。
境内は露店や猿まわしでにぎやかな雰囲気。近くにスカイツリーが見える、不思議な空間でもありました。花の天神様と言われているだけあって、藤まつり、菊まつりなども行われています。
※こちらのデータ及び情報は、2024年2月17日現在によるものです。実際の相場状況、制度、その他街の情報とは異なる場合がございますので、ご注意ください。
この記事のポイント
- 亀戸の特徴は?
下町情緒があり、その風情を保ちつつ、暮らしやすさを追求した新しい街づくりにも意欲的なエリアです。東京の中心部までのアクセスも良く、利便性も兼ね備えています。
詳しくは「亀戸のエリア概要」をご覧ください。
- 子育てに向いているポイントは?
A大きな公園や緑豊かな神社仏閣、川に沿って整備された歩道など、自然を感じて過ごせるスポットが豊富です。また、「KAMEIDO CLOCK」内には、子ども向けの教室や知育玩具が豊富なお店があります。エリア内には設備の整った公立の幼稚園、小学校などがあり、教育面も充実していると言えるでしょう。
詳しくは「亀戸の魅力」や、「亀戸周辺を街歩き」などをご覧ください。
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