神楽坂の住みやすさとは？おしゃれな大人の街を実際に歩いたお散歩ルートと合わせてご紹介

新宿区にある神楽坂は、1〜6丁目で形成されているエリア。おしゃれな大人の街としても有名で、休日ともなると多くの来街者でにぎわっています。この記事では、エリアの概要、魅力、家賃相場・購入相場、交通アクセス、治安、子育て環境、医療環境をご紹介。最後には、実際に歩いてみたお散歩ルートやおすすめのマンション情報を紹介しています。これからの住まい探しにお役立てください。

神楽坂のエリア概要

エリアの中心には商店街があり、路地や小路を含めると約500店舗が営業しているという神楽坂。芸者の街として栄えたこの街には、当時の情景を思い起こさせるような建物や路地、石畳の風景が残っています。また、フランス料理店やフランス語の語学学校があることから「小さなパリ」と呼ばれることもあります。著名な文豪たちが愛した街としても知られており、泉鏡花、北原白秋、尾崎紅葉などがこの地で執筆活動に励んでいたそうです。

神楽坂の魅力

エリア内からは、東京メトロ東西線「神楽坂」駅、JR線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線「飯田橋」駅、都営大江戸線「牛込神楽坂」駅と5線3駅の利用が可能。都内各所へアクセスしやすく、利便性の高さが特徴と言えるでしょう。
また、商店街に並ぶ飲食店はおしゃれで個性的なお店が多数。ミシュランガイド東京に掲載された、日本料理店やフランス料理店などもあります。路地に入ると新たなお店を発見できるなど、お散歩していて楽しい街です。
商店街から横道に入ると、閑静な住宅街が広がるエリアもあります。戸建てやマンションなどその種類は様々。新築マンションなども見られ、新たに引っ越してきたファミリーなども多いようです。

神楽坂の家賃相場・購入相場

当社ホームページの掲載物件をもとにした情報によると、賃貸のマンションの家賃は、月額 8万4,000円の1K〜50万円の2LDK＋Sがあります。また、マンションの販売価格は、2,690万円～2億2,000万円まで、幅広い価格帯となっています。(2024年3月13日現在)

参考：東京メトロ東西線 神楽坂駅の不動産相場

神楽坂の交通アクセス

東京メトロ東西線「神楽坂」駅を起点にしてみると、「渋谷」駅までは約16分、「新宿」駅までは約10分、東京駅までは約10分で到着します。「大手町」駅、「日本橋」駅などへも乗り換えなしでアクセスできるのがポイントです。
羽田空港までは、日本橋駅経由で行けば約40分。ゆっくり座っていきたい場合は、「バスタ新宿」を発着している、高速バスもおすすめです。

神楽坂の治安

警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」(2024年(令和6年1月))によると、万引き（3件）以外は報告されていませんでした。飲食店は多いものの、繁華街のような騒がしさはなく、全体的に落ち着いた品のある街。そういった街の雰囲気によって治安の良さが保たれているようです。

神楽坂の子育て環境

神楽坂がある新宿区の子育て支援としては、下記のようなものがあります。区独自の支援を中心にお伝えしていきましょう。

「しんじゅく夜間こども診療室」（小児夜間診療事業）（戸山1-21-1）

夜間の急な発熱や腹痛などに対応するため、「しんじゅく夜間こども診療室」を国立国際医療研究センター病院に開設。満15歳以下を対象に、夜間の小児科診療を実施しています。

親と子と地域がみんなでつくるみんなの居場所「ゆったりーの」(北山伏町2-17)

季節の行事、親子で楽しむイベント、保護者のためのプログラムなどを用意。就学前の乳幼児とその保護者が交流できる「ゆうゆうひろば」、時間貸しをしている「わいわいエリア」などがあります。東京メトロ東西線「神楽坂」駅からは徒歩約10分です。

入学祝金（1月1日基準）

新小学1年生(5万円)・新中学1年生(10万円)に対し、入学祝金を支給。これは新宿区独自の取り組みで、所得制限はありません。

スクール・コーディネーターを配置

スクール・コーディネーターとは、新宿区教育委員会が委嘱した非常勤の公務員。区立の小・中学校に1名ずつ配置されていて、学校、地域、家庭が連携して学習活動を支援できるようにコーディネートすることを目的としています。

神楽坂の医療環境

駅の周辺には、内科、整形外科、外科、小児科などがあります。また、総合病院としては、車で約10分のところに「東京女子医科大学病院」が立地。東京都災害拠点病院、総合周産期母子医療センターの指定を受けている病院で、病床数は1,193床となっています。

神楽坂周辺を街歩き（神楽坂駅〜神楽坂通り〜神楽坂下）

「神楽坂商店街」が広がる「神楽坂通り」

駅を出て「神楽坂通り」方面へ。「神楽坂通り」の沿道は商店が並ぶ「神楽坂商店街」と呼ばれています。ナショナルチェーンだけでなく、古くからある個人店や個性的なお店など様々です。
日曜日・休日は、12〜19時までが歩行者天国になっています。また、これ以外は時間によって一方通行の方向が変わるという珍しい通りです。

お寺や史跡が並ぶ「横寺町」

坂を下って、1つ目の右へ。この一帯は「横寺町」という地域で、名前の通り「圓福寺」や「正定院」などの寺院が多数並んでいます。

また、「芸術倶楽部跡・島崎抱月終焉の地」、「尾崎紅葉旧居跡」などの史跡を見ることができるエリアです。

路地に入って新たな発見

「神楽坂通り」に戻って通りの散策を再開。横道や路地がたくさんあり、道幅や形状はそれぞれ。入っていくと、さらに路地が続いていたり、迷路のような道につながっていたりと、わくわくが止まりません。

ここにしかない飲食店やショップ、宿泊施設など「歩かないと分からない発見」がありました。

三代に渡って親しまれている「新宿区立白銀公園」

「神楽坂通り」を「神楽坂」駅の方向へ向かいます。左手に「コボちゃん像」がある交差点を右へ行き、突き当たりにあるのが「新宿区立白銀公園」です。巨大な石の山は1960年(昭和35年)に整備され、三代に渡って親しまれています。7月上旬〜9月中旬に使用可能な、屋外にあるシャワーが大人気だそうです。

赤い鳥居が目印の「赤城神社」

公園を出て右方向へ歩いていきます。T字路を右折し次を右折すると見えるのが「赤城神社」の鳥居です。「あかぎカフェ」、「あかぎ寄席」、「あかぎマルシェ」など、日々の忙しさから解放される空間づくりにも尽力している神社で、2010年（平成22年）の復興プロジェクトにより、境内が一新されました。高台にあるので、眺望も良好。さわやかな風が吹き抜ける、ホッとできるスポットでもあります。

外堀通りと交差する「神楽坂下」の交差点へ

最後は「神楽坂通り」に戻って、坂を下っていきます。途中、店頭にたくさんの陶器が並ぶ「陶柿園」を発見。創業70年というこのお店の店内には所狭しと陶器が並び、あれこれ見ていたら時間が経つのを忘れてしまいそうでした。他にも、1935年(昭和10年)に創業した和菓子店「神楽坂梅花亭」、日本で唯一ペコちゃん人形焼きを販売する「不二家飯田橋店」など、神楽坂ならではのお店がたくさんありました。

通りが終わると最終ゴール地点の「神楽坂下」の交差点に。ここまでくると、お濠の様子を見ることができました。

※こちらのデータ及び情報は、2024年3月27日現在によるものです。実際の相場状況、制度、その他街の情報とは異なる場合がございますので、ご注意ください。

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