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【渋谷】渋谷駅周辺に住もう!人気の居住エリア3つを紹介

100年に1度の再開発の真っ最中。便利になるのはもちろん、繁華街を抜ければ昔ながらの個人商店が集まる閑静な住宅街も広がっているのが渋谷駅周辺の魅力です。交通の便も文句なし。駅周辺の再開発情報から、おすすめの居住エリアまでを今回はチェックしていきましょう。

東京屈指のターミナル駅がほこる交通網や再開発に至るまでの渋谷の歴史をチェック!

渋谷駅周辺はどのようにして今日のような発展を遂げたのか。東京屈指のターミナル駅が出来上がるまで、さらに現在とこれからについても情報をまとめてみました。

武蔵武士の街がWeb・IT企業の集積地として再開発されるまで

奈良・平安時代以前の渋谷周辺は大荒原でした。鎌倉時代、幕府のある鎌倉と地方を結ぶ「鎌倉道」が敷かれ、中央の文化が伝播し街も栄えます。開拓は進み、後北条氏が全盛の頃には部落が発達していました。江戸時代になると、概ね幕府の直轄地に。丘には武家屋敷、低地には水田、宮益坂あたりには商家が栄えました。

1889年に「渋谷村」が誕生し、1932年10月1日には「渋谷区」になりました。「渋谷駅」が生まれたのは1885年で渋谷村の頃。戦争を経て1950年代に入ると副都心化が進みます。1990年代には若者文化を発信する街として繁栄。そしてWeb・IT企業が集まり「ビットバレー」と呼ばれ始めた2000年代から、100年に1度の再開発がスタートしています。渋谷の進化と発展は、まだまだこれからです。

[参照]
渋谷区の歴史(渋谷区HP)
鎌倉への道「かまくら道」(横浜市HP)
東急グループの渋谷まちづくり戦略(東急グループHP)

JR山手線西側にある、4社9路線が乗り入れる東京屈性のターミナル駅

渋谷駅は4社9路線が乗り入れるターミナル駅。1日約330万人もの乗降者数は世界第2位(2019年度)をほこります。乗り換え動線の改良工事が進み駅構内の移動・乗り換えがスムーズになったのにくわえ、オフィスビルや商業施設が駅周辺に集まり仕事や娯楽が駅近くだけで成り立つようにもなっています。

「山手線」で都心部を一周できたり、「埼京線」や「湘南新宿ライン」で北関東や南関東へもスムーズに往来ができたりするのにくわえ、「相鉄線」が乗り入れて海老名や横浜国立大学近辺からのアクセスも近年は増強。さらにJRの特急「成田エクスプレス」を使えば成田空港までも乗り換えなしです。

東急電鉄では渋谷から自由が丘・中目黒・武蔵小杉など横浜方面をつなぐ「東横線」、三軒茶屋や二子玉川などを通る「田園都市線」の2路線を運営しています。東海道新幹線が発着する新横浜駅付近にも東横線の新駅ができる予定。菊名駅で乗り換えるよりも11分早く、30分程度で渋谷駅から新横浜駅につけるようになります。

若者やファミリーに人気の街、下北沢・明大前・吉祥寺などに行くなら京王電鉄の「井の頭線」。銀座・上野・浅草などの観光エリアを1本でつなぐ「銀座線」、オフィスの集まる丸の内近辺やオシャレな店も増えてきたスカイツリー周辺まで乗り換えなしの「半蔵門線」、新宿・池袋などの大都市を経由して埼玉のベッドタウンへと伸びる「副都心線」を東京メトロが運営しています。

渋谷駅の東西にバスターミナル。渋谷マークシティから高速バスも

渋谷駅西口(渋谷フクラス前およびハチ公口)と渋谷駅東口(渋谷ヒカリエ前)にそれぞれバスターミナルがあり、都営バス(東京都交通局)・東急バス・小田急バス・京王電鉄バスが運行をしています。

六本木・広尾近辺や羽田空港などの電車では乗り換えが必要な場所や、松濤・富ヶ谷・神山町などの駅から徒歩移動が発生する場所に行くなら渋谷駅からバスがおすすめ。渋谷マークシティに発着する高速バス・夜行バスで遠方への旅行もできます。

【渋谷駅周辺の今】東急が再開発を手がけ、駅周辺に高層ビルが立ち並ぶ

渋谷駅周辺は東急グループによって再開発が進められている最中です。どのような変化を遂げているのかチェックしておきましょう。

東急グループによる再開発。Web・IT系企業が集まりオフィス化が加速

東急グループは、2つのビジョンを掲げて渋谷駅周辺の再開発を行っています。1つは、誰もが思い思いに楽しめる“日本一訪れたい街”を目指す「エンタテイメントシティSHIBUYA」。もう1つは、渋谷駅から半径2.5km圏内で人と文化がスムーズに流動するまちづくりを行う「広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)構想」です。この2つのビジョンを実現させて街の価値を相乗的に向上させようとしています。

また渋谷ヒカリエ・渋谷ストリーム・渋谷スクランブルスクエア・渋谷フクラスなどの高層ビル群が駅周辺に乱立し街の拠点となり始めました。ほかにもシェアオフィスや共創スペースの開設、フリーWi-Fiの整備が進み、Web・IT系企業がさらに集まるのが期待されています。

[参照]
東急グループの渋谷まちづくり戦略(東急グループHP)

東急グループが提案する「渋谷型都市ライフ」とは

再開発を通じて、渋谷で楽しく快適に過ごす「渋谷型都市ライフ」を東急グループは提唱しています。もともと観光客やビジネスマン向けに栄えた街だからこそ「働く」や「遊ぶ」への取り組みはもちろん、さらに「暮らす」にも着目して刺激も憩いもある街を目指しています。

商業施設・文化施設などを整備し、医療などのライフラインの拡充を図りつつ、教育や歩行者デッキ・エレベーター・エスカレーターの整備など渋谷周辺で暮らす人のための取り組みも。それらの基盤となる通信環境や自然環境も「デジタル」と「サステナブル」をキーワードに開発が進んでいます。

渋谷駅周辺では早々に5Gの通信環境が整ったり、2030年時点でCO2排出総量の30%以上を削減(2015年比)する目標が掲げられていたりと安心・安全・便利なまちづくりが進められているのです。

[参照]
東急グループの渋谷まちづくり戦略(東急グループHP)

渋谷駅周辺で住むのにおすすめのエリア3つ

渋谷駅から歩いて行けるところに住宅街がいくつか広がっています。今回はおすすめのエリアを3つ選びました。街の特徴や住宅の様子などをそれぞれ紹介します。

【渋谷駅周辺のおすすめ居住エリア(1)】高級住宅街として人気の「松濤」

渋谷駅の北西側にある「松濤」は、高級住宅街として昔から人気が高いエリアです。丘陵地帯で北西側に向かって続く坂道沿いには豪邸が立ち並びます。

松濤は、文化村通りにある東急百貨店本店から西側のエリアです。南側には、昭和風情が残る「渋谷百軒店商店街」が広がりディープな雰囲気があるのに対し、松濤エリアはまさに閑静な住宅街が広がります。

道玄坂二丁目の交差点から西に進みBunkamuraの入口の前を過ぎると松濤文化村ストリートに入ります。道沿いには個人経営の飲食店などがズラリ。人気店には順番待ちのお客さんの列も散見されました。

山手通りの手前を北側に曲がれば住宅街に入ります。ピンク色の花崗岩による外壁が目を引く松濤美術館もこの辺りです。建物の設計は“哲学の建築家”と称される白井晟一氏。企画展をはじめ音楽会や美術教室も催されています。

進めば鍋島松濤公園に到着。紀伊徳川家の下屋敷だった土地が、1876年に下佐賀藩主である鍋島家に払い下げられ茶園「松濤園」が開かれました。茶園廃止後に児童遊園として公開。都内では珍しい湧水池を愛でられる公園です。

鍋島松濤公園の北側に向けて坂を登ると、松濤中学校や戸栗美術館が見えてきます。それより北側は民家が立ち並ぶエリアです。自家用車を停めている一軒家が多く見られ道幅もしっかりあるため、車を持ちたいご家庭に好まれているエリアといえるでしょう。

【渋谷駅周辺のおすすめ居住エリア(2)】代々木へと続く、いま人気の街「奥渋」

松濤より北側にある神山町や富ヶ谷、東側の宇田川町の近辺は「奥渋(奥渋谷)」と近年呼ばれるようになりました。繁華街へのアクセスの良さだけでなく、隠れ家的なショップも多く人気が高まっているエリアです。

奥渋に住むなら、ピクニックやお花見を楽しみに代々木公園に出かけても良いでしょう。23区内では5番目に大きく、植物や水辺も豊富な公園です。お花見やフリーマーケットなどのイベントも多く開催され、定期的に訪れても飽きない公園でしょう。

西側に向かって歩いてみると左手には税務署や法務局、右手にはNHKが見えるでしょう。税務署の裏には2019年に開庁した渋谷区役所の新庁舎があり、行政手続きがここで行えます。

井の頭通りを過ぎて西に進むと、いわゆる奥渋のエリアに到着します。神山町東の交差点より1本手前には、昔は小川が流れていたルートである「宇多川遊歩道」の入り口が。歩行者専用道路が1kmほど続くのでゆっくり散歩したいときにおすすめです。

宇多川遊歩道の奥には“奥渋”の旗がゆれる道が北西へと伸びています。神山通り(オーチャードロード)から富ヶ谷一丁目通りへと続く一本道。両側の商店街は代々木公園駅まで続きます。メディアに載る人気店も多く、奥渋といえばこの道かもしれません。

神山通りから枝分かれする小道には、一戸建てや集合住宅が密集。渋谷区富ヶ谷一丁目の交差点以南の神山通り・富ヶ谷一丁目通りは一方通行であり、小道も車ではすれ違えないような狭いものも多数。迷路のような場所もあり、住むとなったら自転車が重宝しそうです。

富ヶ谷一丁目通りを北上すると千代田線の代々木公園駅に到着します。小田急線の代々木八幡駅も近く、渋谷駅以外の選択肢が多いのは奥渋のメリットでしょう。

【渋谷駅周辺のおすすめ居住エリア(3)】代官山・恵比寿も近い「渋谷東」

渋谷駅の南東側にも住宅街があります。“渋谷市街地の東側にある”ため名付けられた「渋谷東」の辺りは、代官山や恵比寿へのアクセスがよく利便性の高いエリアです。

明治通りと駒沢通りがぶつかる渋谷橋の交差点より北西側は渋谷東の住所です。“広尾”とついていますが、広尾小・中・高も住所は渋谷東になっています。

渋谷駅から南東に歩くと並木橋の交差点に着きます。この辺りから東側と南側が渋谷東のエリアです。

並木橋の交差点から八幡通りを北上すると、渋谷二丁目の交差点が現れます。この近辺は、落ち着いた雰囲気の飲食店が集まる「渋ニ」と呼ばれるエリアです。ゆっくりと食事を楽しめる行きつけのお店を見つけてもおもしろいでしょう。

六本木通りを東に少し行くと青山学院の初等部や実践女子大学が見えてきます。國學院大学なども密集し、登下校する学生が多く行き交うエリアです。

常盤松小学校の南側・國學院大学の西側には渋谷氷川神社や宝泉寺などの自社仏閣。周辺にアパートや一軒家があり物件を散策してもいいでしょう。また氷川神社の境内の下にある氷川の杜公園には遊具やトイレもありお子さんと遊ぶのにもピッタリ。

住宅街を抜けて明治通りまで出るとチェーンのお店も勢揃い。スーパーやコンビニもあるので、日常的な買い物を近場で済ませられるのは喜ばしいかぎりです。

明治通りの西側を流れる渋谷川とJRの線路の間も渋谷東のエリア内です。大型の集合住宅やバスの倉庫などが立ち並ぶ合間に一軒家も点在しています。

JRの線路に沿って南側に進むと恵比寿駅周辺の繁華街が見えてきます。また線路を挟んで西側にも飲食店などが多くあるため、恵比寿や代官山に行く機会が多いご家庭におすすめのエリアかもしれません。

再開発の進む繁華街の奥に、住みやすい街が広がる渋谷

渋谷駅周辺は、交通の便がよく、大型商業施設も充実する住みやすいエリアです。奥渋谷や渋谷東にあるような一般住宅だけでなく、松濤のハイグレードな住宅が探せる住宅街も繁華街からの徒歩圏内に存在しているのは渋谷の特長かもしれません。

そんな渋谷で物件を探すなら東急リバブル。渋谷の物件を多くご紹介しております。ぜひ下の一覧から渋谷の物件を探してみてください。

この記事のポイント

渋谷駅周辺の今とは?

渋谷駅周辺はエンタテイメントシティSHIBUYAと広域渋谷圏(Grater SHIBUYA)構想の2つのビジョンを掲げている東急グループによって再開発が進められています。

詳しくは「【渋谷駅周辺の今】東急が再開発を手がけ、駅周辺に高層ビルが立ち並ぶ」をご確認ください。

渋谷駅周辺で住むのにおすすめのエリアとは?

渋谷駅周辺で住むのにおすすめのエリアは以下の通りです。

  • 松濤
  • 奥渋
  • 渋谷東

詳しくは「渋谷駅周辺で住むのにおすすめのエリア3つ」をご確認ください。

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