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【浅草】きっと、行きつけのお店が増えていく。人の温かさに触れる浅草での暮らし

日本でも有数の観光地であり、いつも多くの人でにぎわう浅草。

雷門をはじめ、浅草寺、仲見世通り、浅草花やしき、ホッピー通りなど、「浅草」といえば思いつくような名所はすらすらと挙げられるものの、実はあまり来たことはないという方も多いのではないでしょうか。

でも都内に住んでいたら、東京の観光地に行く機会がないなんてそう珍しいことではないのかもしれない。浅草ほど有名な場所であればなおさら。

こんな風に「意外と分かっていないこと」って世の中にはたくさんあるけれど、少しずつでも自分で機会をつくって、知ることができたらなあと思う。

そんなことを考えながら、ふらっと立ち寄ったのがてぬぐい専門店の『かまわぬ浅草店』。

入店するやいなや、あたり一面に広がるてぬぐいの数々。この日は雨でジメジメしていたけど、それを吹き飛ばすような清涼感が漂います。てぬぐいって、こんなにも色鮮やかだったんですね。

てぬぐいも、知っているようであまり知らないモノ。なんとなく便利なんだろうとは思っていましたが、色や柄だけでなく実際の機能面としても、高温多湿な日本の気候にはぴったりなんだとか。「なんだとか」というのは、店員さんが親切丁寧に教えてくれたことの受け売りだからです。

縫製していない、さらし生地であるてぬぐいは、乾きが早いので生乾きの臭いがしないのが特徴。「注染」という明治時代から続く染めの技法が用いられていて、何度も使い、洗ううちに色はだんだんと褪せていき、繊維はほぐれて柔らかく、なめらかな風合いになっていくそうです。

いわゆる「育てる」という感覚でしょうか。使っているうちに経年変化を重ねていき、自分のモノとして馴染んでいくというのは、なるほど愛着が湧きますね。

でもそんなことを言われると、どのてぬぐいにしようか迷って仕方ありません。結局小一時間、迷いに迷って選び、お気に入りの柄を1枚購入しました。

帰り際、長い間使用して経年変化したてぬぐいも見せてもらいましたが、本当になめらかな手触りになっていてびっくり。生地の切りっぱなし部分も、まるでフリンジのようになっていて可愛いくて、自分のも早く育たないかなと楽しみになりました。

『かまわぬ』を出て、浅草を散策していたら、メロンパンを食べ歩いている人を発見。

調べてみると、浅草名物である『花月堂』の「ジャンボめろんぱん」とのこと。気になってお店に来てみました。

1日最大3,000個売れるメロンパンなのだそうです。売れすぎじゃないか?どんなメロンパンなのだろうと訝しんでいると……。

大きい。ジャンボとは聞いていたけど、確かに大きい。サービス精神旺盛です。欲張って抹茶アイスをサンドしたので、さらにボリューム満点。

これは食べるのに苦労しそうかなと思っていましたが、食べてみてまた驚き。想像以上に、生地がサクサク、かつ中がふわふわしていたので、小気味良く食べ進められました。

思っていたよりも重くなくて、美味しい。ただ、道行く人が大きなメロンパンにかぶりつく構図が少し可愛くて、面白い光景だなとも思いました。

大きなメロンパンを食べてお腹いっぱいになったかと思ったら、逆に食欲を刺激されてお腹が減ってきてしまったので、ご飯を食べることに。

年季が入った良い味わいの店構えは、洋食屋『ヨシカミ』。「うますぎて申し訳ないス!」という茶目っ気と、料理への自信が垣間見えるキャッチコピーに惹かれてしまいました。

店内は、カウンターを挟み目の前が厨房。こんなに眼前でプロの料理人さんが働く厨房を見たことはあまりなかったので、圧巻でした。

入った瞬間は、緊張感があるお店だなと思いましたが、店員さんはとても気さくで優しくて安心しました。お客さんをとても大切にしているんだなあということが、接客の際のまなざしや一つひとつの言葉選び、常連さんとの軽快なやりとりなどから伝わってきます。

それにしても、料理人さんがフライパンを振るう姿は本当にかっこいい。

料理って、目の前でつくってもらうとより一層美味しくなる気がする。待っている間に、視覚と嗅覚を刺激されて味を想像してしまうとか、いろんな要素がありそうですが、とにかくテーブルに届くまでの時間が待ち遠しくてたまらなくなります。

「待ってました!」と大きな声をあげたくなるほどの、きれいなオムライス。薄焼きの卵がケチャップライスをしっかりと包み込んでいます。

使用している具材は、多すぎずシンプル。ですが、具材一つひとつの味が調和していて美味しい。これがオムライスの王道なのでしょうか。実際につくっているシーンを見ているからこそ、あの「トンっトンっ」と卵を丁寧に美しく巻いていく姿を見ているからこそ、この素朴な見た目のオムライスに込められた技術力の高さに感動します。

一緒に注文したハンバーグも

店員さんとお喋りしているうちに、気づいたらテイクアウトを注文していたカツサンドも。料理人さんの丁寧なお仕事が伺える素敵な料理でした。

近くに来たら、つい寄りたくなるお店。料理だけではなく、お店の人にも会いたくなる。そうやって、街の人から愛されているのかなと思いました。

それでは、最後に浅草で出会ったルジェンテ浅草アベニューをご紹介します。

アクセントクロスが特徴的なお部屋ですが、カラーが落ち着いているため、いろいろなスタイルのインテリアとも合いそう。

リビングと繋がっている洋室は、お気に入りの椅子や照明を置いて、こんな風に一人落ち着ける空間にしてしまうのも良いですね。

ウォークインクローゼット付きの広々とした2LDK。趣味のモノをたくさん置いたって、収納には困らなさそうなところが嬉しいですね。

下町の空気感がありながら、観光地としてさまざまな人を受け入れる懐が深い街・浅草。浅草の人には、人情味と商売人気質があるように思います。その雰囲気がまた「会いたい」と思わせるのでしょうか。ここに住んでいたら、馴染みのお店がたくさんできてしまいそうだなと思いました。

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