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【桜新町】サザエさんの街として知られる、世田谷区の穴場住宅地を紹介

三軒茶屋・二子玉川・成城・下北沢など、世田谷区には人気の街が多くあります。世田谷区で物件を探そうと思っているときに、「桜新町」を見落としていないでしょうか。桜新町駅の近辺には、都内で初めて住宅地開発および宅地分譲が行われた由緒ある高級住宅地が広がっています。サザエさんの街として昔ながらの風情も残っている桜新町駅近辺の様子を紹介しますので、ぜひ物件探しの候補に入れてみてください。

サザエさんにちなんだスポットが多数!おはぎやバウムクーヘンなどのスイーツやカフェも充実

漫画やテレビアニメで長年人気の「サザエさん」。桜新町はその作者である長谷川町子さんが生前に暮らした街として知られています。街の雰囲気などをチェックしていきましょう。

桜新町駅周辺にはサザエさんスポットだけでなくおしゃれスポットも多数

[写真:桜新町駅周辺の景観]

街のいたるところにサザエさんのイラストや像が点在しており、サザエさんや長谷川町子さんとのつながりの強さを感じる街です。商店街の名称に「サザエさん通り」と作品名が使われて親しまれているほか、「長谷川町子美術館/記念館」や「サザエさん公園(桜新町一丁目緑地)」など作者や作品に所縁の施設も多くあります。

街には大型店が少なく、個人経営のお店の活気が漂っています。「ラ ボエム 桜新町(Cafe La Bohème Sakura-Shinmachi)」のようなランチ向けの飲食店や、「OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町(小川珈琲)」のようなカフェなど、おしゃれなお店も増えてきました。スイーツがお目当てなら、「タケノとおはぎ」のかわいいおはぎや、老舗「洋菓子 ヴィヨン」のバウムクーヘンなどが人気です。

桜新町周辺には日本初の計画住宅地。学校・病院や子育て支援なども揃って住みやすさ抜群

[写真:住宅地]

1911年~1913年に、日本で初めて計画住宅地として開発され宅地分譲が行われたエリアが桜新町駅の近くにはあります。平成に入ると、「ショッピングプロムナード整備事業に伴う桜新町に於ける街づくりに関する取り決め」が制定され、来街者にとって安全で魅力ある商店街の形成が進められてきました。今では、桜新町の駅から出てすぐの大山街道両脇をはじめ、南口側にあるサザエさん通りには多くの商店が並んでいます。

また馬事公苑や砧公園などの自然豊かなスポットが近くに多く、北口を出てすぐには「桜新町子育てステーション」があり、子育て世帯にも喜ばれる街といえるでしょう。病院も駅周辺に多数あるほか、駒澤大学・日本体育大学・東京農業大学などの学校も多く、住む人にとっても魅力的なまちづくりが進められてきたエリアです。

[参考]
桜新町の街づくり

桜新町駅周辺からは、電車だけでなくバスや車の移動も便利!

落ち着いた雰囲気で住みやすい街であるだけでなく、乗り換えなし・10分程度で渋谷駅まで行ける立地の良さも桜新町の魅力です。交通事情を詳しくまとめていきましょう。

渋谷駅まで一本。二子玉川や三軒茶屋など世田谷の人気タウンまでもすぐ!

[写真:桜新町駅]

桜新町駅からは、東急田園都市線が利用できます。渋谷・二子玉川・三軒茶屋などの人気タウンに直結しているのが魅力的です。渋谷駅からは多くの路線に乗り換えができるので、乗り換え1回だけでもさまざまな都市にアクセスできます。東急田園都市線で半蔵門線に乗り入れて、乗り換え不要で表参道や清澄白河などのおしゃれな街に行くことができます。そのまま東京スカイツリーの麓にある押上駅、さらに東武線に乗り入れて北関東へのアクセスも手軽にできます。


※主要駅までのアクセスと所要時間

行先所要時間乗り換え回数路線
渋谷駅10分程度0東急田園都市線
新宿駅25〜30分程度1東急田園都市線-JR山手線/JR埼京線
東京駅(大手町駅)35分程度0東急田園都市線-東京メトロ半蔵門線
品川駅35分程度1東急田園都市線-JR山手線
横浜駅45分程度1東急田園都市線-東急東横線
新横浜駅45分程度1東急田園都市線-横浜市営地下鉄ブルーライン
羽田空港50〜60分程度2東急田園都市線-JR山手線-京急本線

桜新町駅から電車で行きにくい場所にはバスや車を使おう!

[写真:バス]

世田谷区の近辺は、都心から東西を横断するように電車網が伸びています。そのため南北を縦断するような移動にはバスが便利です。「桜新町駅」「桜新町一丁目」「桜新町二丁目」のバス停が桜新町駅付近にあり、東急バスが利用できます。

「黒07」は、目黒駅から都立大学駅などを経て、駅から離れていて電車で行きにくい八雲や深沢などのエリアに行くときにおすすめです。用賀駅と桜新町の間にある、上用賀や駒沢高校の辺りを行き来するなら「用賀駅-弦巻営業所」の路線も利用できます。桜新町駅や桜新町二丁目のバス停から乗れる「都立01【臨時】」で、日大商学部前や成城学園前駅などの世田谷区のさらに西側にもバスなら行きやすいです。

そして、桜新町は車での移動もしやすいエリアです。駅を出てすぐに大山街道があるほか、桜新町駅から徒歩で10分ほど南下した辺りに玉川通り(国道246号線)と、その上を首都高速道路が走っています。都心へはもちろん、桜新町から近い用賀インターチェンジは東名高速道路の東側の起終点であり、静岡県や愛知県などの東海エリアにも行きやすくアクセス良好です。

桜新町駅周辺で住むのにおすすめのエリア2つ

桜新町駅の周辺は、大山街道で南北に二分されています。駅の北側と南側のどちらも住むのにおすすめのエリアですが、雰囲気が異なるため、それぞれの違いにも着目しながら物件探しをするとよいでしょう。桜新町駅の北側と南側それぞれの違いをまとめていきます。

(1)“新町エリア”として栄えた商店街や住宅地が残る駅南側

サザエさん通りがあり、桜新町駅の南側には昔ながらの下町感が色濃く残ります。東京信託株式会社によって計画住宅地として開発されたエリアで、“東京の軽井沢”と呼ばれて人気を集めたのをご存じの人もいるでしょう。長谷川町子記念館/美術館や桜新町一丁目緑地(サザエさん公園)、そして町名につながった桜並木もこちら側にあります。

[写真:桜新町駅南口]

桜新町駅南口から出ると大山街道が目の前に伸びています。今では東急田園都市線が地下を走っていますが、路面電車「玉川電気鉄道」が大山街道に沿って走っていたため「旧玉電通り」とも呼ばれています。また、大山街道に沿って送水管が通っているため「水道みち」などと呼ばれる場合もあります。

大山街道の両脇には商店がずらりと並んでいます。個人経営のお店も多くありますが、桜新町の近辺の中ではチェーン店が多く集まっているエリアです。「駅前通り」と呼ばれ、サザエさん通りと並ぶ桜新町商店街のメインストリートです。

[写真:サザエさん通り]

桜新町南口から西側に少し歩くと、サザエさん通りの入り口に到着します。駅前通りと合わせて240余りの商店が並ぶ商店街です。途中にあるセブン-イレブン世田谷サザエさん通り店は、以前は「三河屋酒店」として営業しており、サザエさんの作中で登場する“三河屋”のモデルになった酒屋といわれています。住民や学生が多く行き交って日常的に活気があるだけでなく、桜祭り・ねぶた祭り・スタンプラリーなどのイベントでも盛り上がりを見せる商店街です。

[写真:長谷川町子記念館]

サザエさん通りを南進し、桜新町交番前の交差点を西側に進むと、「長谷川町子記念館」や「長谷川町子美術館」に到着します。長谷川町子さん当人と姉の毬子さんが集めた美術品が美術館には展示されており、サザエさんファンが集う桜新町の観光名所の一つになっています。美術館の南側には、「桜新町一丁目直地(サザエさん公園)」もあります。記念館や美術館を見終えた人が外の空気を吸って休むのにおすすめです。

[写真:桜並木]

桜新町交番前の交差点以南の桜新町1丁目や深沢7丁目・8丁目は、高級住宅地「新町エリア」といわれる場所です。1913年に日本で初めて計画住宅地として開発され宅地分譲が行われたのがこの辺りで、大きくて立派な屋敷が今でも立ち並んでいます。

さらに南進してぶつかるのは、“ニヨンロク”と呼ばれる玉川通り(国道246号線)です。そして玉川通りとクロスするように北から南に新町エリアを縦断する道には、住宅地開発が行われた当時に植えられたソメイヨシノの木が千余本植えられおり、「旧・新町住宅地の桜並木」と呼ばれています。「桜新町」の名前も、この植樹の後に付けられた町名といわれています。

[写真:日本体育大学]

さらに南進すると日本体育大学に到着。桜新町駅からはサザエさん通りをそのまま直線的に進み、徒歩15分程度でここまで来られます。高級住宅地ならではの一戸建てはもちろん、集合住宅も豊富に揃っているエリアです。玉川通りや駒沢通りに挟まれたエリアであり、車がある家庭ならば桜新町駅から距離がある物件もおすすめできます。

(2)馬事公苑や教育センターなどが揃い、大通りから離れた閑静さが特長の駅北側

南側とは対照的に、桜新町の北口側は新しく開発されたエリアです。駅前の商店街だけでなく、スーパー・ドラッグストア・ファストフード店などがほどよく点在。落ち着きながらも便利な生活が送れるでしょう。

[写真:桜新町駅北口]

桜新町の北口や西口がある、大山街道の北側から散策していきましょう。南口側と同じく道沿いにはお店がずらりと並んでいます。ランチにおすすめの「ラ ボエム 桜新町(Cafe La Bohème Sakura-Shinmachi)」は、西口を出てすぐ、サザエさん一家(波平・ワカメ・カツオ・フネ)の像の正面にある店です。大山街道から北側に一本入ると、碁盤の目のように区画がきれいに整備されています。新興住宅地らしく洗煉された雰囲気があり、南側との違いを感じられるかもしれません。

[写真:瀬田貫井線]

新町二丁目の交差点を北側に折れ、瀬田貫井線(都道427号)を北上。きれいに真っすぐと伸びる道の脇には、ドラッグストアやクリーニング店などの日常生活を助けてくれるお店から、人気のカフェ「OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町(小川珈琲)」やパン屋などが並びます。

また桜新町駅の北側付近には、「世田谷区立世田谷新町公園」や「桜新町二丁目ウレシパモシリ市民緑地」などの緑と触れ合える公園も揃っています。大きな通りから少し入ったところに公園はあるため、お子さまが車通りが少ない環境遊べる点は安心ポイントになるでしょう。

[写真:世田谷区教育会館]

瀬田貫井線をそのまま北上すると、世田谷区教育会館に到着します。中央図書館だけでなく、世界最高クラス1億4000万個の星を映せるプラネタリウムもある施設です。プラネタリウムの一般投影観覧料は、大人(高校生以上)が400円・子ども(小中学生)が100円(土曜日・日曜日、祝日、休日は無料)・幼児(小学生未満)が無料です(2022年10月20日時点)。桜新町駅から瀬田貫井線を進めば徒歩10分程度で着くため、迷わず行けるでしょう。

[写真:住宅地]

大中小さまざまな集合住宅があるほか、自家用車を止めた一戸建ても多く立ち並んでおり、ニーズにあった物件選びができるエリアといえます。大型の集合住宅がありつつも、低層のものが多く、景観が保たれているのも住む上では嬉しいポイントです。さらに、住宅街の間を走る道路にも、個人経営のお店のほか、ファミリーレストランやスーパーなどがあり、日常的な買い物が家の近くでできます。

[写真:東農大]

世田谷区教育会館から西側に歩き住宅地を抜けると、馬事公苑や陸上自衛隊駐屯地などの東側まで行き着きます。馬事公苑は、180haを超える敷地に馬関連の施設が揃う場所で、中を散策したり乗馬体験をしたりできます(2022年10月時点では工事により休苑中)。桜の名所としても人気です。

道を北側に進むと東京農業大学につきます。桜新町駅からこの辺りまでは徒歩で20分程度です。東京農業大学には、入館無料の「食と農」の博物館や、熱帯の動植物を見られる温室バイオリウムなどがあります。お子さまを連れて東京農業大学にも見学に出かけてはいかがでしょうか。

桜新町は家族・単身ともにおすすめの住宅地!

[写真:桜新町イメージ]

桜新町駅の北側・南側ともに落ち着きがある街が展開されています。桜新町駅から少し離れたところには、砧公園や駒沢オリンピック公園などの公園が揃っています。ファミリー層はもちろん、渋谷駅から一本で単身のビジネスパーソンが暮らすのにも便利なエリアです。さまざまな物件が揃っていますので、ぜひ物件探しはプロにご相談ください。もし桜新町での暮らしに興味をお持ちであれば、東急リバブルが物件探しをサポートいたします。

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