新駅の開業、新たな商業施設のオープン、公共施設のリニューアルなど、行政や民間が手掛ける、暮らしに関係する再開発情報をお届けします。今回は、京葉ベイエリアから2点、JR津田沼駅の駅前広場再整備事業、船橋市における「ふなばしメディカルタウン構想」の情報をご紹介します。
JR津田沼駅南口駅前広場地上部(一部除く)における再整備計画
民の意見を参考に駅前広場の再整備を実現させる計画
2021年6月1日、習志野市は以下のように発表しました。
習志野市では、市の広域拠点を形成する、津田沼駅南口地区において、民間施設である「モリシア津田沼」、「津田沼緑」地及び「駅前広場」を含めた一体的な市街地再開発事業の実施に向けて、市と民間事業者で協議を行っています。並行して、令和2年度より、交通結節点としての機能向上を図るべく、地上部(タクシープールを除く)の検討を行い、再整備計画案を作成しました。JR津田沼駅南口駅前広場は、多くの市民が利用する施設であることから、本JR津田沼駅駅前広場の再整備に向けた基本設計業務を行い、令和3年6月に市民意見募集を実施しました。
【注意事項】
※計画平面図(案)は、千葉県公安委員会等との協議において変更する可能性があります。
※ペデストリアンデッキは整備しますが、今後民間事業者とともに検討していくため、本案には含んでおりません。
※駅前広場西側のタクシープールについては、隣接する街区の再整備の動向を踏まえて、検討して参ります。
※企業バス乗降場については、モリシア津田沼の敷地内に設置することを検討しております。
※現況平面図及び計画平面図(案)における一般車の動線は同じになります。
ふなばしメディカルタウン構想
医療センター移転や新駅誘致を核とした、新たなまちづくり
2022年10月29日、船橋市は以下のように発表しました。
■ふなばしメディカルタウン構想について
・構想概要
ふなばしメディカルタウン構想とは、医療や健康をテーマとした新たなまちづくりの考え方をまとめたものです。健康維持や予防医学等の考え方を活かしたまちづくりを行い、また、常に新しい技術・情報が入る医療や健康を加えることで、「進化し続けるまち(地域)」を実現します。
これにより、子育て世代や高齢者をはじめ、市民の皆さんが元気に暮らし続けられるとともに、市内外からこのまちを訪れる人も元気になる、「健康寿命日本一」を目指す本市の健康・医療の中核となるまちを目指します。
・目指すまちづくり
ふなばしメディカルタウン構想では「まちづくり理念」と「まちづくりコンセプト」を定めています。
また、「まちづくりキーワード」と「目指すまちの姿」をもとに、具体的な施策を検討していきます。
・対象地区
海老川上流地区は、本市の中央部に位置し、中心市街地にも近く、東葉高速線が東西に走るという多くの地理的利点があります。また、海老川が北から南へ流れ、海老川調節池に隣接するなど、自然環境の豊かな地区でもあります。この地区に、医療センター移転や新駅誘致を核とした土地区画整理事業と地区計画等による新たなまちづくりを検討しています。
まとめ
本記事では、暮らしと利便性の向上に繋がる、京葉ベイエリアに関係する街の再開発情報をご案内しました。習志野市のJR津田沼駅は、駅前の利活用における再整備計画に注目が集まります。また、船橋市の「ふなばしメディカルタウン構想」については、地域住民が元気に健やかに暮らし続けられるまちづくりは、居住者だけではなくこれから住む方々への安心にも繋がります。