新駅の開業、新たな商業施設のオープン、公共施設のリニューアルなど、行政や民間が手掛ける、暮らしに関係する再開発情報をお届けします。今回は、京葉ベイエリアから2点、JR幕張駅北口駅前の区画整理事業と、2023年春に京葉線 新習志野駅~海浜幕張駅間に登場する新駅「幕張豊砂」をご紹介します。
記事サマリー
JR幕張駅北口駅前の土地区画整理事業
2023年、JR幕張駅北口の駅前広場にバス乗降場、タクシー乗り場などが新設
住まいと暮らしに豊かさを。京葉ベイエリアの再開発情報から、2023年度に整備計画が予定されているJR総武線「幕張駅」北口広場の情報をご紹介します。東幕張土地区画整理事業として、バス乗降場、タクシー乗り場、身体障碍者乗降場などが完成予定となります。
Q1. どのような駅前広場ができるのですか。
A1. 稲毛駅前(約4,000㎡)の1.5倍程の広さの駅前広場(6,400㎡)に、バス乗降場3箇所とタクシー乗場、身体障害者乗降場、荷捌き場を計画しています。歩行者用シェルターや一般車の停車スペースも予定しています。また、JR駅舎や階段を作り変える予定はないので、駅前広場内にデッキ等の計画はしていません。
Q2. 現在の駅前のスーパーやコンビニなどはいつまで営業しているのですか。
A2. 令和3年度中の移転をお願いしているため、来年の冬までには営業を終了すると思います。移転先での営業は未定と聞いています。
Q3. 駅前周辺にはどのような建物ができるのですか。
A3. 駅前広場に面した場所では、1・2階にテナントが入る高層マンション計画の相談が2件寄せられています。どのようなテナントが入るか、現時点ではまだ決まっていないそうです。
Q4. バス路線はどのようになりますか。
A4. 現在暫定広場に乗り入れている千葉シーサイドバスの路線を、引き続き運行する予定です。新規路線については、今のところ情報はありません。
Q5. 建物の解体に伴い隣家の塀がなくなってしまう場合、代わりの塀は市が設置してくれるのですか。
A5. 土地の管理上、現場の状況に応じて簡易な木柵等を設置する場合はありますが、境界塀を市が設置することはありません。
■ 北口駅前広場供用開始までのスケジュール等について
(1)令和5年度に北口駅前広場の供用開始を目指しています。
令和5年度にJR 幕張駅北口駅前広場の供用開始ができるように事業を進めています。皆様のご理解、ご協力により、整備工事は順調に進んでおります。駅前広場計画地にかかる権利者の皆様におかれましては、引き続き移転のご協力をよろしくお願いいたします。
(2)移転の時期は個別にご案内してまいります。
北口駅前の重点整備エリアの方を中心に、個別に移転のご案内をしていますが、仮換地先の整備の見通しによって、お隣同士でも移転時期が異なる場合があります。
移転に関してご不明な点がございましたら、当事務所までご連絡ください。
■ 令和4年の移転について
令和4年の移転予定は下表の通りとなります。状況により2通りのスケジュールに分け移転をお願いすることになります。移転先が未整備の場合は、中断移転となり仮設住宅等の仮
住居への入居をお願いします。
令和3年度 予定箇所図
令和2年度の整備状況
- 建物移転補償 14戸
- 道路築造工事 延長 約80m
- 宅地造成工事 面積 約 5,850㎡
- 下水道工事 延長 約359m
令和3年度の主な計画
- 建物移転補償 17戸
- 道路築造工事 延長 約271m
- 宅地造成工事 面積 約2,204㎡
- 下水道工事 延長 約596m
※工事等により道路の迂回が必要な場合には、自治会を通じお知らせします。
■電柱の設置(建柱)について
現在、仮換地先で建築が進んでいますが、皆様が生活する上で必要な電気供給のための電柱設置について同意が得られない状況が生じております。
電柱は、皆様が生活をするために必要な施設となりますので、東京電力㈱から電柱の設置の相談があった際には、ご協力をお願いします。
なお、平成28年度に東京電力㈱から示された、『電柱の建柱計画(マスタープラン)』を当事務所ホームページに掲載しておりますので、建築計画を立てる際にご確認ください。
http://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/shigaichi/higashimakuhari/denchu-plan.html
お問い合わせ窓口
東京電力㈱カスタマーセンター千葉 0120-99-5552
■北口駅前広場供用開始までの道路状況について
JR幕張駅北口駅前広場の整備にあたり、道路形態を変更します。
通行できなくなる箇所、新たに通行できる箇所が生じますので、ご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。なお、整備の進捗状況により、時期が変更になることがあります。
京葉線新駅、駅名は「幕張豊砂」
2023年春に京葉線 新習志野駅~海浜幕張駅間に新しい駅が誕生
2023年春に京葉線 新習志野駅~海浜幕張駅間に新しい駅が誕生します。
新駅の駅名は、JR東日本 千葉支社が2021年6月1日(火)から6月30日(水)までの間、駅名案の募集を行い、応募総数は14,715件、駅名4,371案が集まりました。JR東日本 千葉支社による選考の結果、以下のとおり決定しました。
2021年10月29日、JR東日本 千葉支社は以下のように発表しました。
・新駅の駅名の決定について
駅名 「幕張豊砂」(まくはりとよすな/Makuharitoyosuna)
選定理由
新駅が位置する「豊砂」地域は幕張の沖合に位置していたところであり、将来豊かになってほ しいという意味を込めて命名されました。また、開発も進んでおり、これから大きく発展する可能性を秘めています。 新駅名は、古くからの地域名である「幕張」を冠し、ご利用のお客さまへの分かりやすさを意識するとともに、「豊砂」を加えることで周辺住民の皆さまに愛着を持っていただきたいという 想いを込めています。
新駅「幕張豊砂」は、千葉県千葉市美浜区浜田内、イオンモール幕張新都心に隣接する形で設置されます。
まとめ
本記事では、京葉ベイエリアの主に交通アクセスに関係する、街の再開発情報をご案内しました。幕張駅北口駅前は区画整理によってより快適な駅前環境となり、「幕張豊砂」新駅の開業は周辺に住む方々にとって、各地へのアクセス利便性が向上することになりそうです。