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2024.12.18

羽田アクセス線が開業!タワーマンションに与える影響と期待されるメリット

羽田空港 アクセス線

ざっくり要約!

  • JR東日本の「羽田空港アクセス線」が2023年6月に着工し、2031年度の開業を目指して工事が進行中。

  • 東京駅から羽田空港新駅までの移動時間が約18分に短縮される見込みで、利用者の利便性向上や地域経済の活性化が期待されている。

羽田空港アクセス線(仮称)の着工に伴い、東京駅から羽田空港新駅までの移動時間が約18分に短縮されることが期待されています。このページでは、羽田アクセス線の計画内容やルート、開業による不動産の資産価値向上、特にタワーマンションに与える影響について詳しく解説します。

目次

羽田アクセス線(仮称)着工。「東京」駅から「羽田空港新駅」までが約18分に

以前から注目を集めていたJR東日本の「羽田空港アクセス線」が、2023年6月に着工しました。2031年度の開業を目指して、着々と工事が進んでいます。この線が開通すると、東京駅から羽田空港新駅への移動時間が約18分に短縮される見込みです。東京の主要なビジネスエリアと羽田空港の接続が飛躍的に改善されることが期待されています。

これまで、東京駅から羽田空港へ電車で移動する場合、乗り換えを含めると約30分程度の移動時間がかかっていました。新たに開通する羽田アクセス線は、東京の中心部から直通でアクセスできるため、利用者にとっては大きな利便性の向上となります。特にビジネスパーソンや観光客にとって、空港へのアクセスが容易になることで、時間の節約が実現し、移動のストレスが軽減されるでしょう。

また、羽田空港アクセス線の着工に伴い、沿線地域の発展が促進されることも期待されています。駅周辺の再開発や新たな商業施設の進出が見込まれ、地域経済の活性化にも寄与するでしょう。さらに、東京から羽田空港へのアクセスがスムーズになることで、国際的なビジネスや観光の拠点としての魅力が高まることが予想されます。

この新しいアクセス線は、将来の都市インフラの進化を象徴するプロジェクトであり、多くの人々へ利便性を提供することが確実です。羽田空港へのアクセスが大幅に改善されることで、東京の交通網はさらに充実し、国内外の移動がよりスムーズになるでしょう。

羽田空港アクセス線がついに着工!

2023年に工事が着工した羽田空港アクセス線。東京のビジネスエリアや観光地からのアクセスが格段に向上することが予想され、空港利用者だけでなく、沿線地域の住民や企業にも恩恵をもたらすでしょう。

このプロジェクトの成功は、都市のインフラ整備の重要性と、それが地域社会や経済に与える影響を示すものです。羽田空港アクセス線の開通によって、東京の交通網はさらに強化され、より便利で快適な移動が実現することでしょう。

羽田空港アクセス線とは?

羽田空港アクセス線は、東京の中心部と羽田空港を直結する新たな鉄道路線で、利便性を大幅に向上させることを目的としたプロジェクトです。このアクセス線を実現するための工事区間は、既存の東京貨物ターミナルを起点に、田町駅近くまでの「東山手ルート」、今回の工事で新設される「羽田空港新駅」までの区間に分かれます。いずれも、1998年から休止している大汐線の橋りょう、高架橋を有効活用していく予定です。

この新線は、東京駅から羽田空港までを直結させて、移動時間を大幅に短縮する効果のほか、高崎線、常磐線からの時間短縮、乗り換え回数の低減などを目指している点、「東京テレポート」までの臨海部ルートが予定されている点もポイント。東京駅から羽田空港までの所要時間が約12分削減されることで、移動によるストレスが軽減され、よりスムーズなアクセスが実現します。

計画内容

工事区間

港区芝浦1丁目~大田区羽田空港3丁目

工事延長

約12.4㎞

概算工事費

約2,800億円

羽田空港新駅

羽田空港の第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内地下に設置予定。地下1階の高さにホームを備え、第2旅客ターミナルへは高低差のない移動が可能。

運行の詳細

運行本数やダイヤの詳細については、公式な発表はなく、開業に向けて決定される予定。

開設予定のルート

東山手ルート:新線区間~東京貨物ターミナル~田町駅付近~東京駅

東京貨物ターミナルから「田町」駅付近までは、休止線となっている大汐線を活用しつつ、新たに大汐短絡線を建設し、東海道線へ接続合流させるルート。宇都宮線(東北本線)や高崎線、常磐線方面へ直通させる構想もある。
▶所要時間:東京駅~羽田空港約18分※現行は、東京モノレール経由で約28分、京急空港線経由で約33分

西山手ルート:新線区間~東京貨物ターミナル~大井町駅~大崎駅~新宿駅

東京貨物ターミナルから「東品川短絡線」を建設。品川シーサイド駅・大井町駅間でりんかい線に合流し、大崎駅からは山手貨物線に乗り入れる。りんかい線と互直通運転を行っている埼京線へは直通を想定。新宿駅より甲府方面に走る中央本線に直通させる構想も。 所要時間:新宿駅~羽田空港約23分※現行は、東京モノレール経由で約46分、京急空港線経由で約41分

臨海部ルート:新線区間~東京貨物ターミナル~東京テレポート駅~新木場駅

東京貨物ターミナルから隣接するりんかい線への回送線を複線化。東京テレポート駅構内でりんかい線に合流する。りんかい線と接続している京葉線への直通を想定している。
所要時間:新木場駅~羽田空港約20分※現行は、東京モノレール経由約41分

羽田空港アクセス線開業で期待されるメリット

羽田空港アクセス線のメリット

羽田空港アクセス線の開業は、湾岸エリアにとっても大きなメリットをもたらすと考えられます。以下では、湾岸エリアにおけるメリットについて詳しく解説します。

移動効率が大幅にアップする

羽田空港アクセス線の開業によって、東京駅と羽田空港間の移動効率が大幅に向上します。現在、東京駅から羽田空港への移動には、交通渋滞や乗り換えが必要な場合が多く、平均して40分から1時間程度かかることがあります。しかし、新たに直通鉄道路線が開通することで、移動時間が大幅に短縮される見込みです。

具体的には、東京駅から羽田空港までの移動時間が約30分のところ、18分程度に短縮されます。これにより、ビジネスパーソンや観光客は、空港へのアクセスが迅速かつスムーズになり、移動のストレスが軽減されます。また、これまでの複数の交通手段を組み合わせる必要がなくなり、乗り換えや待ち時間の無駄が減ります。

この移動効率の向上は、ビジネスの迅速な展開や観光の利便性向上に寄与し、エリア全体の活性化にもつながります。羽田空港アクセス線が開業することで、都市間のアクセスが改善され、経済や観光の促進に大きな役割を果たすでしょう。

不動産の資産価値向上

羽田空港アクセス線の開業は、沿線地域の不動産の資産価値を大きく向上させると予想されます。交通インフラの改善は、その地域の利便性を高めるため、不動産市場に直接的な影響を与えます。特に、羽田空港アクセス線の新設により、駅周辺のエリアは交通の要所として注目されるため、不動産の需要が高まります。

  • 移動が便利になることで、住みやすさやビジネスの効率が改善。物件の需要が高まり、不動産価格が上昇する可能性がある
  • 交通アクセスが向上することで、多くの人々がその地域に住みたいと考えるように。これにより、地価や賃料が上昇し、タワーマンションなどの不動産の価値が高まる可能性も。

施設・設備が充実する

羽田空港アクセス線の開業により、沿線地域の施設や設備が充実することが期待されます。新しい鉄道路線が開通することで、その周辺エリアには様々な商業施設やサービスが新たに導入されるでしょう。これは、地域の発展や利便性の向上に直接的な影響を与える要素です。
具体的には、新しい駅周辺にはショッピングモールや飲食店などの商業施設が新設される可能性があります。これにより、地域の経済活動が活発になり、住民やビジネスパーソンにとって便利な環境が整います。
駅の周辺には、医療機関や教育機関、公共施設などが整備されるでしょう。これにより、住民の生活の質が向上し、地域全体の利便性が高まります。
さらにアクセスの改善により、観光施設や文化施設の整備が進むと考えられます。これが地域の観光産業を活性化し、訪れる人々にとって魅力的なエリアとなります。

海外観光客が地方移動しやすくなる

羽田空港アクセス線の開業は、海外からの観光客にとっても大きなメリットをもたらします。東京と羽田空港間の移動が効率的に行えるようになることで、観光客は羽田空港を利用して日本国内の地方都市へのアクセスが容易になります。これにより、観光の幅が広がり、地方の観光産業にも良い影響を与えるでしょう。

以下の点が、海外観光客にとっての主なメリットです。

地方都市へのアクセス向上

東京から地方都市への移動がスムーズになることで、観光客はより多くの地域を訪れることができるようになります。これにより、地方の観光地や文化施設を含む旅行プランが増え、観光の幅が広がることが期待されます。

移動時間の短縮

短縮された移動時間により、観光客はより多くの観光地やアクティビティを楽しむことができます。効率的な移動によって、旅行の時間を最大限に活用できるようになります。

旅行の魅力増加

東京から地方都市へのアクセスが良くなることで、日本国内の旅行の魅力が増します。これにより、観光客の滞在期間が長くなり、地方の観光業に対する需要が高まる可能性があります。

羽田空港アクセス線開業における懸念点

羽田空港アクセス線の開業に向けて、多くの期待が寄せられる一方で、いくつかの懸念点も存在します。以下では、主要な懸念点について詳しく説明します。

東京モノレールへの影響

羽田空港アクセス線の開業により、東京モノレールへの影響が懸念されています。東京モノレールは、現在も羽田空港への主要なアクセス手段の一つであり、多くの利用者に支持されています。新たなアクセス線が開通することで、東京モノレールの利用者が減少する可能性があります。

これにより、東京モノレールの収益が減少し、運行本数やサービスの質に影響を与える可能性があります。また、東京モノレールの運営会社にとっては、新たな競争相手が登場することによる市場の変化に対応する必要があるでしょう。

東京モノレールの利用者にとっては、アクセス手段の選択肢が増える一方で、利便性やサービスの変化に注視する必要があります。新しいアクセス線がどのように東京モノレールと共存するかが、今後の重要なポイントとなるでしょう。

京急線への影響

羽田空港アクセス線の開業は、京浜急行電鉄(京急)にも影響を与える可能性があります。京急は、羽田空港へのアクセス手段の一つとして利用されており、羽田空港への直通運行を提供しています。新しいアクセス線の開通によって、京急線の利用者が分散することが予想されます。

これにより、京急の運行やサービスに影響が出る可能性があります。例えば、京急の収益が減少することで、運行本数やサービス内容の見直しが必要になるかもしれません。また、競争の激化により、京急のサービス向上や料金改定などが行われる可能性もあります。

京急の利用者にとっては、新たなアクセス手段の登場によって選択肢が増えることになりますが、サービスの変化や競争の影響に留意する必要があります。羽田空港アクセス線との競争により、京急がどのように対応するかが注目されます。

羽田空港アクセス線は湾岸エリアにとってメリットはある?

羽田空港アクセス線の開業は、湾岸エリアにとっても大きなメリットをもたらすと考えられます。以下では、湾岸エリアにおけるメリットについて詳しく解説します。

エリアによって羽田空港へのアクセスがスムーズに

羽田空港アクセス線の開業により、湾岸エリアから羽田空港へのアクセスがスムーズに行えるようになります。湾岸エリアには、ビジネスエリアや商業施設が集まっており、羽田空港との直通アクセスが提供されることで、ビジネスや観光の利便性が大幅に向上します。

特に、湾岸エリアからのアクセスが簡単になることで、出張や旅行の際の移動が楽になります。これにより、湾岸エリアのビジネスパーソンや観光客にとって、羽田空港の利用がさらに便利になるでしょう。また、交通の利便性が向上することで、湾岸エリアの魅力が高まり、地域経済の発展にも寄与することが期待されます。

将来の可能性には期待できる?

羽田空港アクセス線の開業は、将来の湾岸エリアにとって多くの可能性を秘めています。新しい交通インフラが整備されることで、エリアの発展が促進されるとともに、地域経済の活性化が期待されます。

例えば、羽田空港へのアクセスが容易になることで、湾岸エリアに新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。交通の利便性が向上することで、企業の進出や新たなプロジェクトの推進が加速するでしょう。また、観光客の増加が地域経済を支え、新しい施設やサービスの整備が進むことが予想されます。

将来的には、湾岸エリアがさらに発展し、国際的なビジネスや観光の拠点としての地位を確立する可能性があります。羽田空港アクセス線の開業は、その基盤を築くための重要なステップとなるでしょう。

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羽田空港アクセス線の開業は2031年度予定!

羽田空港アクセス線の開業は、2031年度を予定しています。この開業予定は、多くの関係者や利用者にとって、待望の時期となるでしょう。プロジェクトの進行に伴い、工事の進捗や詳細なスケジュールが発表されることが期待されます。

2031年度の開業に向けて、現在も着々と工事が進行中です。具体的な開業日や運行開始の詳細については、関係機関からの正式な発表を待つ必要があります。新たなアクセス線が開通することで、東京と羽田空港間の移動が大幅に改善され、利用者にとって大きな利便性を提供することが期待されます。

開業までの間には、周辺地域の再開発や新たな施設の整備が進むことで、さらに利便性が高まることが予想されます。また、プロジェクトの進行状況や詳細な情報については、関係機関やメディアからの情報をチェックすることが重要です。

まとめ

羽田空港アクセス線の開業により、東京駅と羽田空港間の移動が劇的に改善されることが期待されています。新たな交通インフラの整備により、移動効率の向上や不動産の資産価値の向上、地域経済の活性化など、多くのメリットが見込まれます。

しかし、東京モノレールや京急線への影響も考慮する必要があります。新しいアクセス線の開通による変化に対応するため、既存の交通機関や地域の関係者がどのように対応するかが重要なポイントとなってくるでしょう。

実現に向けた期待が高まる中で、羽田空港アクセス線の開通が地域と利用者にどのような変化をもたらすか、今後の動向に注目です。

この記事のポイント

Q. 羽田空港アクセス線の開業による主な利点は何ですか?

A.羽田空港アクセス線が開業すると、東京駅から羽田空港への移動時間が約18分に短縮され、ビジネスパーソンや観光客にとって大きな利便性を提供します。詳しくは「移動効率が大幅にアップする」をご覧ください。

Q.羽田空港アクセス線が開業すると、海外観光客にはどのようなメリットがありますか?

A. 効率的な移動が可能になり、観光客が地方都市へのアクセスが容易になります。詳しくは「海外観光客が地方移動しやすくなる」をご覧ください。

Q.開業はいつ予定されていますか?

A. 羽田空港アクセス線の開業は2031年度を予定しています。詳しくは「羽田空港アクセス線の開業は2031年度予定」をご覧ください。

橋本 岳子 ライター:橋本 岳子

約20年間、不動産情報サービスの会社に在籍。独立後は、売買・賃貸・管理・投資など、不動産のさまざまな分野での執筆を行っている。また、2018年より東京都内の商店街を毎月取材し、地域の抱える問題点などについてもリサーチを続けている。