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2024.12.18

品川再開発とタワーマンションの未来|新しい都市の形成と住環境の改善

品川再開発

ざっくり要約!

  • 品川駅の再開発プロジェクトが進行中で、東京都港区に位置するこの重要な交通ハブの利便性を向上させ、地域の価値を高めることを目指している。

  • 2030年には駅と周辺地域の一体的な進化が期待されており、具体的にはリニア中央新幹線の地下ホーム開設、京急線の地平化、歩行者デッキの整備などが計画されている。

  • また、商業エリアや居住空間の拡充、交通インフラの改善を通じて、東京全体の都市発展にも寄与することが期待されている。

品川駅の再開発が進行中で、交通効率の向上や商業・ビジネスエリアの拡充が期待されています。この再開発計画により、品川周辺エリアでもタワーマンションの建設が進み、住環境が大きく改善される見込みです。高輪ゲートウェイ駅や泉岳寺駅など、再開発の具体的な内容とその目的について詳しく解説します。

目次

品川駅の再開発が進行中

品川駅は、東京都港区に位置する重要な交通ハブであり、近年その再開発が急速に進行しています。この再開発プロジェクトは、品川駅周辺の土地利用を最適化し、地域全体の価値を向上させることを目指しています。再開発の進行は、品川駅をより便利で魅力的なエリアに変えるだけでなく、東京全体の都市機能を強化するものです。

品川駅は、JR東海道新幹線、山手線などのJR在来線、京急線と、多くの主要鉄道路線が交差する地点であり、その交通の利便性から、多くのビジネスマンや観光客に利用されています。しかし、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、駅周辺の施設やインフラの整備が不可欠です。品川駅の再開発は、その重要な課題に対応するためのプロジェクトです。

再開発プロジェクトは、駅自体の改良だけでなく、その周辺地域に及ぶ広範な計画が含まれています。これには、交通インフラの改良、新たな商業施設の設置、居住スペースの充実などが含まれており、品川駅周辺のエリアは大きく変貌を遂げることが予想されます。

再開発の進行状況や具体的な計画については、地域住民や企業、投資家などにとって注目のポイントです。品川駅の再開発がもたらす影響とその成果を見極めることは、今後の東京の都市発展を理解するための鍵となります。

品川駅の再開発計画とは?

開業が待たれるリニア中央新幹線。これに伴い、品川駅や周辺の再開発が進められています。2030年には駅と街が一体となって進化を遂げる予定。品川駅一帯の再開発計画は、東京の都市戦略の一環として推進されており、その目標は駅の機能強化と周辺地域の発展です。

再開発プロジェクトは大きく分けると下記の3点となります。

リニア中央新幹線の地下ホーム開設

ホームは地下5階に設ける計画で、改札は他路線と同様に2階に設置されます。地下への移動手段としてエレベーターやエスカレーターが多数設置され、乗り換え時間は3〜9分程度に抑えられる予定です。路線数は上下線合わせて4本、ホームの全長は約370メートルを想定し、工事が進められています。

京急線の地平化を含む品川駅街区地区の開発計画

品川駅の地平化および2面4線化を図り、利便性や安全性の高い駅へ再編されます。

国道15号の上空にできる歩行者デッキ、品川駅西口地区の都市計画

西口にできる歩行者デッキは、再整備する西口駅前広場(次世代型交通ターミナル)に接続。西口の「旧品川グース跡地」には、京急とトヨタ自動車の共同開発による複合ビルが2029年に開業予定です。オフィス、商業、ホテル、カンファレンス、多目的ホールなどが入居する、国際都市にふさわしいテナント構成が計画されているこのビルには、完成とともに、トヨタ自動車の東京本社が設置されます。着工は2025年と実に4年に及ぶビッグプロジェクトがスタートします。

品川駅再開発の目的は?

品川駅の再開発には、複数の目的が掲げられています。このプロジェクトは、駅自体の機能性向上だけでなく、周辺地域の活性化を図るための戦略的な取り組みです。ここでは、再開発の主な目的を説明します。

1.交通の効率化と利便性向上

再開発の最大の目的の一つは、品川駅の交通機能を大幅に向上させることです。品川駅は、多くの鉄道路線が交差する重要なハブであり、その利便性をさらに高めることが求められています。再開発により、駅の施設や設備が新しくなり、乗り換えの効率が改善されることで、利用者のストレスが軽減されます。また、駅周辺の交通インフラの整備により、アクセスがさらにスムーズになることが期待されています。

2.商業・ビジネスエリアの拡充

品川駅の再開発は、商業・ビジネスエリアの拡充を図ることも目的としています。新たなオフィスビルや商業施設の建設により、品川駅周辺はビジネスの中心地としての魅力が高まります。これにより、企業の進出やビジネスチャンスの拡大が促進され、地域経済の活性化が図られます。商業施設の充実により、駅周辺は買い物や飲食の場としても一層便利になります。

3.住環境の改善

再開発計画には、居住空間の充実も含まれています。高層マンションの建設により、地域の人口増加が促進され、地域社会の活性化が期待されます。また、良好な住環境の提供は、地域の魅力を高める要因となります。

4.都市の発展と競争力の強化

品川駅の再開発は、東京全体の都市発展と競争力の強化を図るための重要なプロジェクトです。再開発により、品川駅周辺は最新の都市インフラと設備を備えたエリアとなり、東京の国際的な競争力を高める要素となります。都市の発展に貢献することで、品川駅は東京の中心地としての地位を確立し、さらに成長することが期待されています。

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品川周辺エリアでも再開発が進行中

高輪ゲートウェイ駅周辺

品川駅の再開発だけでなく、その周辺エリアでも再開発が進行しています。ここでは、品川周辺の主要な再開発プロジェクトについて詳しく解説します。

高輪ゲートウェイ駅

JR山手線としては49年ぶりの新駅となった高輪ゲートウェイ駅。駅周辺で進行中の再開発には、商業施設やオフィスビルの建設が含まれ、地域全体の活性化が図られています。
高輪ゲートウェイ駅は、田町駅から約1.3㎞、品川駅から約0.9㎞の場所に位置。現在はJR山手線と京浜東北線が利用できます。
駅周辺では「高輪ゲートウェイシティ」のまちづくりが進行中。開発エリアは、複合棟Ⅰ(North・South)、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟と4つの街区に分かれていて、複合棟Ⅰ(North・South)と駅周辺は2025年3月、これ以外は2025年度中に開業します。
開発コンセプトは「Global Gateway」。「100年先の心豊かなくらしのための実験場」となる街を目指すほか、国史跡指定された高輪築堤を現地にて保存し、まちづくりの中に活かしています。
首都圏に初進出するホテルブランド「JW マリオット」、CISの認定を受けた、真の国際教育を提供する「学校法人 東京インターナショナルスクール」、次世代型 MICE 施設、国際水準の住環境を提供するハイグレード賃貸住宅、ライフデザイン型の商業施設など、多種多様な人たちが集える施設が誕生します。

泉岳寺駅

泉岳寺駅は、品川駅から比較的近い距離に位置し、その周辺で進行中の再開発プロジェクトは、地域の再生と発展を目指しています。
泉岳寺駅は、品川駅から徒歩圏内にあり、アクセスの良さから多くの利用者がいます。しかし、駅周辺は以前から開発が進んでおらず、地域の経済活動や生活環境の改善が求められていました。これを受けて、泉岳寺駅周辺では、「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」が進行中。駅の改良工事を含め、2028年3月頃の完成を目指して住宅、オフィスなどが入居する高層ビルを建設中です。

「品川駅 再開発」に関する記事はこちら
南北線延伸 品川駅

南北線延伸によるタワーマンションの未来|品川駅周辺の変化と魅力

東京メトロ南北線の品川延伸が進行中。コスト削減や工事のスムーズな進行を目指すこのプロジェクトは、地域住民への影響を最小限に抑えつつ、環境への配慮も行っています。南北線延伸により、品川駅周辺でのタワーマンションの価値や魅力がどのように変わるのかを詳しく解説します。

まとめ

品川駅の再開発は、東京の都市戦略の中で非常に重要なプロジェクトであり、その影響は駅周辺地域だけでなく、広範なエリアに及びます。再開発計画は、品川駅自体の機能強化、商業・ビジネスエリアの拡充、住環境の改善を目指しており、その成果は東京全体の発展に寄与することが期待されています。

再開発の主要な内容には、リニア新幹線駅の地中化、京急線品川駅の地平化、国道上空デッキの設置が含まれており、これらのプロジェクトは品川駅周辺の利便性を大幅に向上させるでしょう。また、品川駅周辺の再開発に加え、高輪ゲートウェイ駅、泉岳寺駅など周辺エリアでも再開発が進行しており、地域全体の活性化が期待されています。

品川駅の再開発は、東京の未来に向けた重要なステップであり、その進展と成果に注目が集っています。

この記事のポイント

Q. 品川駅の再開発プロジェクトはどのようなものですか?

A.品川駅の再開発は、駅自体の改良と周辺地域の広範な計画を含み、交通インフラの改良や新たな商業施設の設置、居住スペースの充実を目指しています。詳しくは「品川駅の再開発計画とは?」をご覧ください。

Q.再開発の目的は何ですか?

A. 再開発の目的は、交通の効率化と利便性向上、商業・ビジネスエリアの拡充、住環境の改善、都市の発展と競争力の強化です。詳しくは「品川駅再開発の目的は?」をご覧ください。

Q.品川駅周辺の再開発状況はどうなっていますか?

A. 品川駅周辺でも高輪ゲートウェイ駅や泉岳寺駅の再開発が進行中です。高輪ゲートウェイ駅では商業施設やオフィスビルが建設中で、泉岳寺駅では住宅やオフィスを含む高層ビルが計画されています。詳しくは「品川周辺エリアでも再開発が進行中」をご覧ください。

橋本 岳子 ライター:橋本 岳子

約20年間、不動産情報サービスの会社に在籍。独立後は、売買・賃貸・管理・投資など、不動産のさまざまな分野での執筆を行っている。また、2018年より東京都内の商店街を毎月取材し、地域の抱える問題点などについてもリサーチを続けている。