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2024.12.18

タワマンに住める年収はどれくらい? 500万円、600万円でタワマン住まいは実現するのか

タワマン 住む 年収 どれくらい

ざっくり要約!

  • 年収500〜600万円程度の場合に無理なく住めるタワーマンションは、家賃10~12万円程度、価格4,000万円前後の物件と考えられます。

  • 予算を抑えてタワーマンションに住みたい場合は、郊外や駅から遠いエリアに建つ物件、低層階の住戸などがおすすめです。

  • 家賃20万円・価格1億円のタワーマンションに住むには、1,000万円程度の収入があると安心です。

タワーマンションは一般のマンションよりも高めの価格になっていることが多く、住むにはどの程度の年収が必要なのか、予想がつかないという人もいるでしょう。1,000万円以上の年収があれば選べる物件も増えますが、年収500~600万円程度の人もタワーマンションに住むことは可能です。
この記事では、タワーマンションの家賃・価格の相場や、住むために必要な年収を解説します。予算を抑えてタワーマンションに住む方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

タワーマンションは家賃・価格はどれくらい?

タワーマンションに住むために必要な年収を想定するには、まず物件価格や家賃を把握しておきましょう。

ここでは、東急リバブルが販売・賃貸している20階以上のタワーマンションについて、相場を紹介します。

家賃

港区・品川区・江東区において、タワーマンションの家賃相場を算出しました。各区の最低値・最高値・平均の家賃は以下のとおりです。

【港区の家賃相場】

港区 家賃(円) 平米単価(円/㎡)
平均 372,560 5,873
最低値 154,000 3,425
最高値 760,000 12,288

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都港区」の賃貸タワーマンションはこちら

【品川区の家賃相場】

品川区 家賃(円) 平米単価(円/㎡)
平均 223,833 4,227
最低値 180,000 3,369
最高値 298,000 5,296

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都品川区」の賃貸タワーマンションはこちら

【江東区の家賃相場】

江東区 家賃(円) 平米単価(円/㎡)
平均 229,053 4,324
最低値 88,000 3,394
最高値 395,000 5,450

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都江東区」の賃貸タワーマンションはこちら

品川区と江東区の家賃には大きな差がなく、平米単価は4,000円台前半、家賃の平均は22万円台となりました。港区は突出して高く、品川区・江東区よりも平米単価で1,000円以上、家賃は15万円ほど高くなっています。

価格

続いて、中古タワーマンションの販売価格の相場を見てみましょう。家賃相場と同様に、港区・品川区・江東区の平均価格を以下にまとめました。

【港区の価格相場】

港区 価格(円) 平米単価(円/㎡)
平均 263,854,815 3,032,536
最低値 59,990,000 267,966
最高値 1,340,000,000 8,678,312

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都港区」のタワーマンション一覧はこちら

【品川区の価格相場】

品川区 価格(円) 平米単価(円/㎡)
平均 154,636,364 2,061,742
最低値 75,000,000 935,111
最高値 442,800,000 4,446,055

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都品川区」のタワーマンション一覧はこちら

【江東区の価格相場】

江東区 価格(円) 平米単価(円/㎡)
平均 132,577,083 1,717,192
最低値 51,800,000 1,070,469
最高値 410,000,000 3,060,844

2024年8月11日時点東急リバブル取り扱い物件より算出

「東京都江東区」のタワーマンション一覧はこちら

販売価格になると、区ごとの価格の差は家賃よりも顕著です。港区と江東区では、平米単価に100万円以上の差があります。

タワーマンションの「家賃相場」に関する記事はこちら

タワマンの家賃相場を徹底解説|エリア別・階数別に見る市場動向と費用を抑えるコツ

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タワマンの家賃相場を知りたい方必見!階数やエリアごとの相場を詳しく解説し、港区や湾岸エリアなどの人気地域も紹介。さらに、費用を抑えてタワーマンションに住む方法もご提案します。タワマン生活を検討中の方に役立つ情報が満載です。

タワマンに住むために必要な年収は?

家賃・価格の相場を把握できたら、タワーマンションに住むために必要な年収を算出できます。家賃・価格を収入の25%以内に抑えることを想定し、計算してみましょう。

適正な家賃・ローン返済額は年収の25%以下

家賃やローン返済額を考える際には、収入の25%以下に抑えることが推奨されています。その理由は、生活の安定を保つためです。

収入に対して住居費が25%を超えると、日々の生活費や予備費に充てる余裕が少なくなり、突発的な支出に対応できないといったリスクが高まります。医療費や教育費、急な修理費用などの支払いが発生した際、十分な資金を確保できないかもしれません。

また、25%以上になると、借り入れの返済負担も大きくなります。

家賃20万円のタワマンに住む人の適正年収

家賃20万円のタワーマンションに住むためには、年収960万円以上が必要となります。

家賃を収入の25%以下に抑えるという基準にもとづき、以下のように計算しています。

  • 年間家賃:20万円 × 12ヶ月 = 240万円
  • 必要年収:240万円 ÷ 0.25 = 960万円

仮に年収800万円の場合、家賃は年収の30%となり、推奨される25%を超えてしまいます。一方、年収1,200万円であれば、家賃は年収の20%となり、余裕を持って生活できる可能性が高くなります。

ただし、これはあくまで目安です。個人の生活スタイルや他の固定費によって適切な割合は変わります。

1億円のタワマンに住む人の適正年収

1億円のタワーマンションを購入する場合、住宅ローンの返済額を年収の25%以下に抑えると、必要な年収の目安は約1,200万円以上となります。

  • ローン借入額:9,000万円(頭金は物件価格の1割=1,000万円と仮定)
  • 金利:1.5%、返済期間:35年
  • 月々の返済額:約25万円
  • 年間返済額:25万円 × 12ヶ月 = 300万円
  • 必要年収:300万円 ÷ 0.25 = 1,200万円

ただし、この計算では固定資産税や都市計画税、管理費、修繕積立金などを含めていないため、実際には年収1,200万円よりも多く必要となる可能性もあります。

年収1,500万円であれば返済額は年収の20%となり、比較的余裕があります。一方で年収1,000万円の場合は30%を超え、生活に支障をきたす可能性があります。

年収1,000万円以下の人がタワーマンションに住むには?

年収 1000万円以下 タワーマンション 住む

前項のシミュレーションでは、1億円のタワーマンションに住むには年収1,200万円以上が必要となりました。

しかし、選ぶ物件や資金計画を以下のように変えると、年収1,000万円以下の人もタワーマンションに住むことが可能になります。

  • 郊外や駅から距離があるタワマンを選ぶ
  • 低層階を選ぶ
  • 頭金を多く入れて購入する

それぞれ見ていきましょう。

郊外や駅から距離があるタワマンを選ぶ

タワーマンションに住むための費用を抑える方法のひとつは、都心から少し離れた郊外や、駅から距離がある物件を選ぶことです。都心部の物件に比べて価格が抑えられるため、年収1,000万円以下の人も手が届きやすくなります。

郊外では静かな環境が得られる場合も多く、騒音や混雑を避けたい方にも向いています。

低層階を選ぶ

タワーマンションは一般的に高層階ほど価格が高くなるため、低層階を選ぶことで予算内に収めやすくなります。

低層階は眺望が劣るといったデメリットがありますが、災害時にエレベーターが停止しても階段で移動がしやすい点はメリットです。

「タワーマンション 低層階」に関する記事はこちら

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頭金を多く入れて購入する

タワーマンションに住むためのもう一つの方法は、頭金を多く用意し、住宅ローンの借入金額を減らすことです。月々の返済額を抑えられ、無理のない返済計画を立てられます。

年収に対する借入金額の比率を下げると、ローンの審査に通りやすくなるといった利点もあります。

年収500〜600万円程度の人が住めるのはどんなタワーマンション?

前項では年収1,000万円以下の想定でしたが、年収500〜600万円程度の人もタワーマンションに住むことは可能です。どのような物件に向いているかを見ていきましょう。

適正賃料

家賃を収入の25%以下と考えると、年収500〜600万円の人の適正賃料は、以下のように計算できます。

  • 年収500万円の場合:500万円 ÷ 12ヶ月 × 0.25 = 10.4万円
  • 年収600万円の場合:600万円 ÷ 12ヶ月 × 0.25 = 12.5万円

年収500万円の人なら月額10.4万円程度、年収600万円なら月額12.5万円程度が適正な家賃の上限となります。タワーマンションの家賃は一般的に高めですが、この範囲内で探すことができれば、無理のない生活が送れるでしょう。

適正な住宅購入予算

年収500〜600万円の人が住宅を購入する場合、適正な住宅購入予算は以下のようになります。住宅ローンの返済額は年収の25%以下にしています。

■年収500万円の場合

  • 年間返済可能額:500万円 ÷ 12ヶ月 × 0.25 = 10.4万円
  • 借入額の目安(金利1.5%・固定金利を想定):3,396万円

■年収600万円の場合

  • 年間返済可能額:600万円 ÷ 12ヶ月 × 0.25 = 12.5万円
  • 借入額の目安(金利1.5%・固定金利を想定):4,082万円

ただし、上記は頭金や諸経費を考慮していません。また、タワーマンションでは管理費や修繕積立金なども必要です。そのため実際の購入予算は、これよりも低くなる可能性があります。

年収500〜600万円程度の人に向いているタワーマンション

ここまでの内容および現在のマンション相場を踏まえると、年収500〜600万円程度の人には以下のようなタワーマンションが向いていると考えられます。

  • 都心から少し離れた場所に立地
  • 築年数が経過した中古物件
  • 低層階の物件
  • 専有面積が比較的狭い物件

立地や築年数、階数、専有面積などは、物件価格に影響しやすい項目です。ご自身にとって優先順位の低い項目であれば、価格を抑えるために上記のような物件を選ぶのもよいでしょう。

まとめ

家賃や住宅ローン返済額は、収入の25%以下にすることが推奨されています。そこから計算すると、タワーマンションに住むには、年収1,200~2,000万円程度あるとよいでしょう。

しかし、郊外の物件や低層階の住戸なら予算を抑えやすく、年収500〜600万円程度の人も住める可能性があります。

ご自身の収入に合うタワーマンションを探したい方は、豊富な物件を取り扱っている不動産会社に相談してみてください。東急リバブルでは、さまざま条件にあわせた物件のご提案が可能です。タワーマンションをお探しの際は、ぜひご相談ください。

ワンポイントアドバイス

タワーマンションの購入を検討する際は、無理のない資金計画を立てることが大切です。物件価格のほかに、固定資産税や修繕積立金などの維持費もかかります。

すべての費用を含めた資金計画を作成するには、ご自身でつくるよりも、不動産のプロに相談したほうが安心です。予算に合わせた物件探しもサポートしてもらえるでしょう。

この記事のポイント

Q. タワーマンションの家賃・購入価格はどれくらいですか?

A.東急リバブルが販売・賃貸している20階以上のタワーマンションについて、相場を紹介します。詳しくは「タワーマンションは家賃・価格はどれくらい?」をご覧ください。

Q. タワーマンションに住むために必要な年収はどれくらいですか?

A.家賃・価格の相場を把握できたら、タワーマンションに住むために必要な年収を算出できます。家賃・価格を収入の25%以内に抑えることを想定し、計算してみましょう。
詳しくは「タワマンに住むために必要な年収は?」をご覧ください。

Q.年収が500~600万円ほどです。この年収でもタワマンに住めますか?

A.年収500〜600万円程度の人もタワーマンションに住むことは可能です。どのような物件に向いているか詳しくは「年収500〜600万円程度の人が住めるのはどんなタワーマンション?」をご覧下さい。

村田 愛美 ライター:悠木まちゃ

ライター・編集者。ハウスメーカー勤務時に、新築戸建て住宅のほか、事務所建築や賃貸アパートの営業・設計を経験。 その後、2019年よりフリーライター・編集者として活動を開始。実務経験を活かし、不動産・金融系を中心に執筆から編集まで行う。ブックライターとしても活動するほか、ライター向けオンラインサロンの講師も担当している。