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2024.12.18

タワーマンションの間取りの特徴は?

タワーマンション 間取り 特徴

ざっくり要約!

  • タワーマンションは、大きな窓や高い天井など、開放的な空間が特徴

  • 間取りには、眺望を活かした間取り、プライバシーを確保しやすい間取りなどがあり、住み心地が変わる

高級マンションの代名詞ともいえる「タワーマンション」。その間取りが気になるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、タワーマンションの間取りの特徴やよく見られる間取りについて解説します。タワーマンションを選ぶときのポイントまで紹介していますので、検討している方はぜひご覧ください。

目次

タワーマンションの間取りの特徴

タワーマンションは大きな窓や高い天井など、開放的な間取りが特徴です。

眺望の良さを引き立てる大きな窓

高層のタワーマンションでは、都心のビル群や名所などを一望することができます。その眺望の良さを引き立てるのが大きな窓です。

タワーマンションでは、よりダイナミックな眺望を得られるように、床から天井まで可能な限り窓の開口をとります。

また、ワイドスパンを活かして、横方向にも視界が広がるように工夫されたタワーマンションもあります。

天井が高く開放感のあるリビング

マンションの天井高は一般的には2400mm前後ですが、タワーマンションの中には天井高2600mmと高天井の物件も見られます。

さらにリビングは、二面採光となっているケースもあり、高い天井と採光性の相乗効果によって、抜群の開放感を得られます。

また、リビングにはダウンライトやビルトインエアコンなど、埋め込み式の設備が採用されていることも。このような要素もリビングを開放的に見せるポイントです。

PP分離

PP分離とは、パブリック(共有)な空間とプライベート(私的)な空間が分けられた間取りのことです。

PP分離では、来客が訪れるLDKはパブリックな空間、寝室や浴室はプライベートな空間として、可能な範囲で距離をとって配置したり、動線を分けたりします。

タワーマンションでは、PP分離が採用されていることも多く、来客があっても家族のプライバシーを守ることができます。

充実した収納スペース

タワーマンションは、シューズインクロークやウォークインクローゼットなど、収納が充実していることも特徴です。

収納が確保されていれば、リビングや居室に家具を置く必要性が少なくなり、広々とした居住空間を実現することができます。

タワーマンションによく見られる間取り

タワーマンションには、眺望を活かすための間取り、プライバシーを確保しやすい間取りなど、いくつかのタイプがあります。

ワイドスパン

一般的なマンションのバルコニーの間口は6m前後ですが、ワイドスパンの場合はバルコニーの間口が7m以上と広くつくられています。 ワイドスパンは、タワーマンションの眺望の良さが活きる間取りです。

ワイドスパンの間取りは、リビングに加えて居室1~2部屋がバルコニーに面しています。外部に接する空間が少ないタワーマンションでも、採光を取りやすいことが魅力です。

ワイドスパンはリビングが中心となった間取りが多く、子育て世帯に人気があります。
ただし、廊下が少ないため各居室の独立性は低く、プライバシーを重視する場合には注意が必要です。

センターイン

センターインは、玄関が住戸の中央に配置され、玄関から枝分かれするように居室やリビングが配置された間取りです。

センターインの間取りは、PP分離がしやすく、プライバシーを確保しやすいというメリットがあります。

ただし、センターインの間取りは高級マンションで採用されるケースが多く、物件価格が高い、物件数が少ないといったデメリットがあります。

田の字プラン

田の字プランは、廊下が住戸の中央に通り、その左右に居室が振り分けられた間取りです。

玄関を入ると、廊下を挟んで居室が2部屋あり、玄関から一番奥にバルコニーに面したリビングと居室があります。上から見ると、漢字の「田」の字のような間取り形状をしていることから、田の字プランと呼ばれています。

いずれの部屋も外部空間に接しているので、窓が多く採光や通風を取りやすいことが特徴です。廊下を介して居室が適度に離れ、各居室のプライバシーが確保しやすい間取りでもあります。

最上階がメゾネットになっているタワマンも

メゾネットとは住戸内に内階段があり、2階層以上の間取りとなっているタイプを指します。集合住宅でありながら、戸建て住宅のような住み心地が魅力です。

また、メゾネットは1階層をパブリック空間、2階層をプライベート空間と分けられるので、PP分離もしやすい間取りといえます。

抜群の眺望と開放感に加えて、戸建てのような居住性。タワマンのメゾネットタイプは、ひと味違う贅沢な空間を味わえる間取りです。

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間取りだけじゃない! タワーマンションを選ぶときに見ておきたいポイント

タワーマンション 選ぶ ポイント

タワーマンションを選ぶときには、居住性を左右する階数や方角、利便性に関わる共用施設をチェックしましょう。

階数

タワーマンションは、高層階・中層階・低層階と大きく3つに分けられます。タワーマンションは物件によって何階建てか異なるため、何階から何階までが高層階といった明確な定義はありません。

高層階

高層階は眺望の良さが大きな魅力ですが、眺望は周辺環境にも左右されるため、高層の建物が周囲にないか事前に確認しておきましょう。

高層階で不安要素となるのが災害です。火災時の避難ルート、停電時の対応策、水や食料の備蓄など、あらゆる事態を想定して確認しておくことが重要です。

低層階

低層階は階段を使って移動できるので、外出しやすく、災害時の避難もしやすいので安心感があります。眺望にこだわりがなく、利便性でタワーマンションを選ぶのであれば、低層階も候補に入れると良いでしょう。

中層階

中層階は、眺望の良さを得られつつ、物件価格を抑えられることがメリットです。また、低層階よりは階段の上り下りは大変になりますが、非常時には階段で避難することも可能です。

方角

戸建てや低層のマンションでは南向きが好まれますが、タワーマンションの場合も南向きが良いとは限りません。

高層の南向きは冬は暖かく過ごせる反面、夏は暑くなりすぎることも。一般的には北向きの住戸は敬遠されますが、タワーマンションは周囲の建物が少ないため、北向きでも日当たりを確保できる場合があります。

階数や周囲の環境にもよりますが、北向きや東向きの住戸も検討してみると良いでしょう。

共用施設

多くのタワーマンションには充実した共用施設があります。希望する共用施設の有無によって生活の利便性が変わってくるので、事前にチェックしておきたいポイントです。

共用施設には、24時間ゴミステーションや宅配ボックスなど、生活に欠かせないものもあれば、スカイラウンジやフィットネスジムといった生活を豊かにするものもあります。

共用施設が充実しているほど、管理費などのコストも上がるため、自分にとって必要な共用施設を見極めることも大切です。

まとめ

タワーマンションの間取りには、眺望が活きるワイドスパン、家族のプライバシーを守れるセンターイン、採光や通風を取りやすい田の字プランなどがあります。

間取り選びも大切ですが、タワーマンションは階数や方角も居住性に大きく関わります。さらに、利便性を左右する共用施設もあわせて検討しましょう。

ワンポイントアドバイス

立地や眺望を重視しがちなタワーマンション選びですが、生活する以上は居住性も重要です。一般的なタワーマンションの間取りはご紹介した通りですが、物件によって間取りはさまざまです。

タワーマンションを選んで後悔しないためには、間取り図をよく見て生活動線をイメージすること、内見が可能であれば内見することがポイントになります。

この記事のポイント この記事のポイント

Q. タワーマンションの間取りに特徴はありますか?

A.タワーマンションは大きな窓や高い天井など、開放的な間取りが特徴です。詳しくは「タワーマンションの間取りの特徴」をご覧ください

Q. タワーマンションによくある間取りはどのようなものですか?

A. タワーマンションには、眺望を活かすための間取り、プライバシーを確保しやすい間取りなど、いくつかのタイプがあります。詳しくは「タワーマンションによく見られる間取り」をご覧ください。

Q.間取り以外に見ておくべきところはありますか?

A. タワーマンションを選ぶときには、居住性を左右する階数や方角、利便性に関わる共用施設をチェックしましょう。
詳しくは「間取りだけじゃない! タワーマンションを選ぶときに見ておきたいポイント」をご覧ください。

高山みさと ライター名:高山みさと

CADオペレーター・大手住宅設備メーカー勤務を経て、住宅ライターとして開業。インテリアコーディネーター資格保有。元キッチンスペシャリスト。家づくりやリフォームにおける難しい知識を分かりやすく伝えている。プライベートでは築20年の戸建て住まい。リフォームやDIYで家づくりを楽しんでいる。