MANSION IN THE CITY SPECIAL FEATURE 都心エリアのマンション特集
麻布
著名人が多く住む下町風情が残る街並み
麻布エリアについて
ABOUT
エリアの概要
麻布十番、麻布台、麻布永坂町、麻布狸穴町、西麻布、東麻布、南麻布、元麻布、六本木といった、かつて東京府東京市麻布区に属していたエリアを総称して「麻布」と呼んでいます。明治時代以降は、古川沿いに工場が多くあり、ここで働く人たちが移り住んできたことで、下町風情のある街並みが形成されていきました。都電の廃線、鉄道駅がないということから長らく陸の孤島となっていましたが、2000年に東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番』駅が開業すると、アクセスしやすい街として変貌。著名人が多く住むエリアとしても有名で、セキュリティーやプライバシーを考慮したマンションが多い印象です。老舗の多い麻布十番商店街や各国の大使館が点在しているのも麻布の特徴と言えるでしょう。
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創業は慶応元年。江戸時代から150年以上の歴史がある豆菓子専門店で、豆の持ち味と風味を守る製法で多くのファンを獲得している名店です。その本店があるのは、下町風情が残る「麻布十番商店街」。目に前には雑式通りが通っています。単品、詰め合わせともラインアップが豊富で贈答品などにもおすすめです。
イベントなども開催される、地元民憩いの広場「パティオ十番」。雑式通り沿いにあり、ドラマや映画のロケ地としても頻繁に利用されています。道の起伏に合わせて敷地内が階段状になっているのが特徴。野口雨情の童謡「赤い靴」のモデルとなった少女「きみちゃん」の像もここにあります。
雑式通りを進むと見えてくる「アクシアフォレスタ麻布」は、2000年に竣工した、10階建て、総戸数95戸のマンション。1階にはロビーやテナントがあり、2階以上が住戸となっています。中庭を取り囲むように建物が建っていて、光が取り入れやすい工夫がなされている点が特徴。東京メトロ南北線「麻布十番」駅からエントランスまでは徒歩3分と便利な立地です。目の前を通る「雑式通り」には老舗店などが並び、どこか懐かしい風景が広がっています。
もっと見る「アクシアフォレスタ麻布」の正面から垂直に延びる道をまっすぐ進むと麻布通りに突き当たります。そこを左に曲がると見えるのが「アクシア麻布」。東京メトロ南北線「麻布十番」駅から徒歩1分、駅へ直接アクセス可能なエレベーターが備わっている、駅直結のマンションです。25階建て、総戸数は164戸となっており、21階にはパーティをしたりゲストルームとして利用したりできる眺望の良いスカイラウンジが設けられています。共用部分の廊下には内廊下を採用しプライバシーに配慮。オートロック、24時間有人管理、コンシェルジュサービスと安心して暮らせる環境が整っています。
もっと見る来た道を戻って雑式通りを左へ。1本目を右に入っていくと「善福寺」があります。「善福寺」は弘法大師によって開山。了海上人によって改宗され、現在は浄土真宗のお寺となっています。幕末にはアメリカ公使館として利用されていたという歴史があり、福澤諭吉や益田孝らが足繁く通ったお寺としても有名です。樹齢750年を超える「坂さ銀杏」は、国の天然記念物に指定。本堂の隣には「麻布山幼稚園」があり、開園時には子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
「善福寺」の裏手、麻布十番商店街から1本中に入った場所にある「元麻布ヒルズフォレストタワー」は、上部と下部にボリュームを持たせたインパクトのある外観が特徴のマンションです。フォレストという名前の通り敷地内には緑が多く、四季の丘と称された桜並木や草木を配したスペースがあるほか、屋上にはルーフガーデンが設置されています。フィットネス&スパがあるのもうれしいポイント。駐車場は100%完備されています。
もっと見る「雑式通り」に戻り、外苑東通りに向かって歩きます。「豆源本店」がある十字路を左折して麻布十番大通りを進み、ひとつ目の角から左に延びる坂道が「暗闇坂」。樹木が生い茂った暗い坂だったことから、暗闇坂と呼ばれるようになったと言われています。また、かつて町名として存在した宮村町(現、港区麻布十番二丁目、六本木六丁目、元麻布二・三丁目)を通るため、宮村坂と呼ばれていたこともあったそうです。歩道と車道からなる坂道で、車道はふもととなる麻布十番大通りからの一方通行となっています。
「暗闇坂」の中腹にある、オレンジ色の建物が「オースリア大使館」。1976年に竣工した建築物で、設計・施工はプリッカー賞を受賞した槇文彦によるもの。内装はオーストリアの建築家であるエンメリッヒ・シモンチッチュが手掛けました。
「暗闇坂」をそのまま上り、さらに「一本松坂」に進むと、閑静な住宅街に佇む「プラウド元麻布」が見えてきます。6階建て、総戸数32戸のマンションで、各住戸の広さは110㎡以上。32戸に対して、駐車場45台分、エレベーター2基、自転車用エレベーター1基が設置されているマンションです。エントランスホールの脇にはラウンジが併設されているなど、ゆとりある暮らしを送ることができる環境です。
もっと見る最後は、外苑東通りと麻布通りを超えて、麻布狸穴町へ向かいます。狸穴坂沿いに建つ「ブランズ麻布狸穴町」は、東急不動産のブランドマンションシリーズ。数々の受賞歴があるアーキサイトメビウス(株)がデザイン監督を務めた建物の外観は、スタイリッシュでありながら飽きのこないデザイン。角部屋は2面採光となっているので、明るく開放的な日々を送れるでしょう。住戸数分のトランクルームがあるので季節ものや大きな荷物はこちらへ。床面積は40~137㎡と幅広いラインアップです。
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麻布の魅力とは
麻布のメインストリートともいえる麻布十番商店街を中心に歩いてみました。商店街付近にはマンションが多く、ヴィンテージから最近建てられたものまでその種類はさまざま。個性的な外観のマンションがたくさんあり、多様な人が行き交う麻布という街を象徴しているような印象を受けました。活気ある商店街の近くに住めるという、元気がもらえる街でもありました。
※この記事は2023年2月の情報を元に書かれています。
WRITERライター紹介
橋本 岳子(はしもと たかこ) 住まいと地域の評論家/福祉住環境コーディネーター
WRITERライター紹介
橋本 岳子(はしもと たかこ) 住まいと地域の評論家/福祉住環境コーディネーター
約20年間、不動産情報サービスの会社に在籍。独立後は、売買・賃貸・管理・投資など、不動産のさまざまな分野での執筆を行っている。また、2018年より東京都内の商店街を毎月取材し、地域の抱える問題点などについてもリサーチを続けている。
麻布エリアの店舗情報
- TEL
- 0120-373-240
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 毎週火曜日・水曜日
- 住所
- 〒106-0046 東京都港区元麻布1丁目2-13 元麻布ガーデン2階
- アクセス
- 東京メトロ南北線「麻布十番」駅
徒歩3分 4番出口
都営大江戸線「麻布十番」駅 徒歩3分 7番出口