原宿・神宮前

まずは、原宿駅からスタートします。竹下口改札を出ると「竹下通り」のアーケードがお出迎え。通り沿いには、人気のショップや、話題のスイーツ店などが軒を連ねています。平日・休日問わず多くの人でにぎわっていて、外国人観光客の姿も多く見られるスポットです。「竹下通り」の裏には、勝利と至誠の神様が祭られているパワースポットとして有名な「東郷神社」があります。

「ブリスベージュ神宮前」から竹下通りを抜けて明治通りに出ます。右に曲がり、しばらく歩くと、1978年に誕生した「ラフォーレ原宿」が見えてきます。アパレルショップ、カフェ、レストラン、多目的ホールなどがある複合商業施設で、オープン以来、さまざまなクリエイターやアーティスト、アパレルブランドなどを発掘し、世に送り出してきました。地下0.5階の一角ではクリエイターたちが自分の作品を販売しています。

明治通りを挟んで「ラフォーレ原宿」の向かい側にあるのは、「東急プラザ表参道原宿」。地下1階から7階まで多彩なショップが入っている商業施設で、エントランスホールにあるエスカレーターに乗れば、3階までダイレクトにアクセス可能です。休憩スポットとしておすすめなのは6階にある屋上テラス。樹木や 50種類以上の野草が配された空間で、誰でも気軽に利用できます。

「青山パークタワー」から南に向かいます。青山通りまで出て、左に進むと「箱根駅伝」の強豪校でもある「青山学院大学」の正門が見えてきます。130年余りの歴史をもつ大学で、キャンパス内は在学生以外の立ち入りも可能。初冬にはイチョウ並木でキャンパスの敷地内が黄色く彩られ、その景色を見るために訪れる方も多いようです。うれしいのは学食の一般利用が可能なこと。食堂が2カ所あり、それぞれメニューが異なります。どれもワンコインほどで食べられるのにボリュームがあると評判です。

「青山学院大学」を出て、青山通りを東に向かって歩くと、「南青山五丁目」の信号が見えてきます。ここを右に曲がり、骨董通りを進むと「南青山六丁目」の信号があるので、北に向かって渡ります。しばらく進むと見えてくるのが「根津美術館」です。根津財閥の創始者・初代根津嘉一郎が収集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存・展示するため、1941年に開館したのが始まり。当時の所蔵数は4,643点でしたが、今では7,600点以上あります。なかには、国宝、重要文化財、重要美術品が含まれており、どれも見応えがあります。作品を見た後は、敷地内にあるカフェで休憩を。日本庭園を眺めながらゆったりとした時間が過ごせます。

「根津美術館」から道路を挟んで東側にある「Miele Experience Center 表参道」は、1899年に創業したドイツ家電ブランドのショールームです。完全予約制で、最新の家電を見ることができます。洗練されたデザインかつ、機能性が優れていると世界各国で認められ、創業以来、多くの人に選ばれ続けています。シンプルなデザインのものばかりなので、どんなお部屋にもなじむでしょう。

「Miele Experience Center 表参道」から北側に向かって道路を渡り、1分ほど歩くとあるのが「秋山庄太郎写真芸術館」。写真家・秋山庄太郎は、「美しいものを、より美しく」という信念のもと、たくさんの写真を撮ってきました。とくに、「女性」や「花」を題材とした写真が有名です。「こころの休み時間」をコンセプトにした館内は、秋山庄太郎の作品や、美術品などを展示。落ち着いた空間の中で、心ゆくまで芸術を堪能できます。併設されているカフェには、秋山庄太郎撮影の写真が掲載されている雑誌を所蔵。写真に包まれた空間で、極上のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

「南青山マスターズハウス」の東南に広がる、日本で最初の公営墓地。広大な敷地には、政治家や著名人、外国人のお墓が多くあります。管理所では「青山霊園歴史的墓所ガイド」が貰えますので、ガイドを片手に巡ってみるのもいいでしょう。日中に訪問しましたが、どこからともなく鳥の鳴き声が聞こえてきてリフレッシュできました。豊かな自然に囲まれており、桜の名所としても有名です。