後藤 浩子
不動産・賃貸営業から
2015年中途入社
新卒で都内の不動産会社に入社し、5年半ほど賃貸営業をしていました。当時の不動産会社というと鍵の受け渡しやチラシ配りなど全てを一人で行うのが当たり前で、常に忙しい毎日でした。そのため、働いていたときは出産・育児などは考えることすらできず、このままでは今後起こりうるライフイベントと仕事を両立できないと思い、結婚を機に退職。その後、無事出産を終え、子どもが6か月になったタイミングで当社の用賀センターにアルバイトとして勤務を始めました。アルバイトの理由は比較的時間の融通が利きやすく、子育てとの両立ができると考えたからです。3年ほど勤めた時に上司の方からお話をいただき、正社員に。正直、正社員として責任が増えることで残業などが発生しないか、不安もありました。しかし、アルバイトとして勤務していた時から周りに育児をしながら正社員として働いている人がたくさんいたことや、研修制度などもしっかり整っていたので入社を決めました。
正社員となった現在の業務は営業からの物件調査や重要事項説明書の作成依頼を受けて、それらを作成しています。アルバイトの時は重要事項説明書などを作成したことはありませんでした。この書類は契約時に営業がお客様にお渡しして重要事項を説明する大切な書類。抜け漏れや誤った内容を記載することは許されません。そのため、自分でもできるのか非常に不安でしたが、正社員登用後は研修だけでなく、指導員が一人ひとりに付き、丁寧に教えてくれたため問題なく業務を覚えることができました。それでも、まったく同じ物件はないため、毎回緊張の連続です。一方で仕事内容自体には非常に満足していて、同じ物件がないからこそ、日々新鮮な気持ちで業務に取り組めますし、新たな資格を取って自分のスキルを少しでも上げようと考えたりもします。実際に私は前職のときは忙しすぎて取れなかった宅建の資格を取得し、今度はファイナンシャルプランナーの資格も取りたいと考えています。
たとえ同じマンションだとしてもひとつとして同じ部屋はないので、毎回気を遣って資料を作成しています。本当に様々な物件があって、一見した印象は普通の建物であっても役所に物件調査をすると問題が発生したりすることも。一番印象に残っているのは見た目では明らかに道路に接道している物件なのですが、正式には接道していないと言われた物件。原則として接道していないと建物は建てられないので、普通の建物として重要事項説明書は作成できず、いろいろ調べて苦労した覚えがあります。ただ、こういった時も社員同士で相談して知恵を出し合ったり、営業経験の長い上司に質問したりできるので孤独感はありません。
また、やはりいわゆる一般事務とは違うため、周りにも好奇心が強い人が多く、皆でランチや女子会に行っても、メニューより先にまず物件チェックが始まりますね。「この物件、築年数何年かな」みたいに(笑)。私自身、この仕事がどこか趣味の延長のような感覚もあって毎日を楽しく過ごせています。
私にとって東急リバブルという会社は生活の一部というか人生のパートナーみたいな存在になっていて、もう欠かすことのできない存在です。家族と我が家と東急リバブルって言えるくらいとても居心地がいい。子どもの突発的な用事が発生しても、気軽に周りの人と業務を分担して調整ができたり、ワーキングマザーもたくさんいるので小学校どうしたらいいかとか普段から相談し合うような温かい関係性があります。営業アシスタントに対して気を遣ってくれる方が多く、有難いことに「助かっているよ」という声かけをしていただいたり。実は子どもも「自分もリバブルに入る」って言っていまして。大人になってほんとに入社してきて、親子2代となったら面白いですよね。個人的にはこの営業アシスタントの仕事は不動産の専門的な知識を身に付けることができ、営業の基礎が築ける仕事だと思います。ですので息子が入社した際は営業アシスタントを経てから営業になるのも良いのではと思いますね。