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国交省、販売と施工のマッチングを強化

2011年02月15日

-リフォーム市場活性化に助成制度を検討

 国土交通省は、リフォーム市場の活性化に向けて、市場の整備と新たな助成制度の創設を検討する。リフォーム市場は、販売窓口が拡大傾向にあり、販売業者と施工業者とのマッチングが課題となっている。国交省は、この課題解決に乗り出し、エコリフォームに限定された助成制度の拡充も検討する。

 住宅設備の多様化などによりリフォームの概念が広がっていることから、家電量販店やドラッグストアなどもリフォーム事業を展開している。家電量販店は、太陽光発電システムの設置やオール電化へのリフォームを中心にリフォーム事業を展開。ドラッグストアでは、介護用品を扱うツルハドラッグ(本社=北海道)がバリアフリー等を扱う住宅改修事業を行っている。

 こうしたリフォームを専業としない事業者は、集客力がある一方で施工力に課題を抱えている。そのため自社では施工をせず、グループ会社の管理会社に工事を発注したり、リフォーム会社とパートナーを組んだりするケースが多い。しかし、自社の要望にマッチするリフォーム事業者が見つけにくいのも現状で、国交省は、販売窓口と施工業者のマッチングを強化したい考え。インターネットを通したマッチングサイトの開設を支援するなどし、市場活性化を後押しする方針。

 国交省は、新たな助成制度の創設も検討する。住宅エコポイント制度は、ポイント対象をエコリフォームに限定している。水回りのリフォームやデザイン性を向上させるリフォームも対象に加えて欲しいと要望する市場関係者は少なくない。国交省は、こうした市場の声や「中古・リフォームトータルプラン検討会」での議論を踏まえ、新たな助成制度を検討する方針。

(提供:日刊不動産経済通信)

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