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変動金利型住宅ローンのシェアが5割超

2011年03月10日

―国交省、10年固定型と変動型で約8割

 国土交通省が9日に発表した「民間住宅ローンの実態に関する調査の結果」(調査対象=民間金融機関1450機関、回答=1341機関)によると、09年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額で、変動金利の割合が50%を超えた。固定金利では期間10年の商品が最も多く、変動金利と固定金利期間10年の2つの商品が全体の約8割を占めた。同調査は10年10~12月に実施した。

 09年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額では、変動金利型の割合が50・4%で最多、次いで固定金利期間10年が27・1%、固定金利期間3年が6・7%となっている。変動金利と固定金利期間10年で全体の約8割を占めた。変動金利は05年度の10・6%から増加傾向にあり、09年度は前年度比13・1ポイント増加した。一方で、固定金利型の住宅ローンはシェアを減らし続け、05年度に33・6%あった固定金利期間3年は、09年度に6%台まで落ち込んだ。

 今後取扱いを検討する住宅ローン商品としては、環境配慮型の住宅に対する金利優遇が最も多かった。環境配慮型の住宅は担保価値が高いなどの理由で、商品化の検討が進んでいるとみられる。また、取り扱っていたが廃止した商品としては、全期間固定金利型が最も多かった。国交省が活用拡大を目指しているリバースモーゲージについては、95・0%の金融機関が「商品化の予定はない」と回答している。

 融資を実施する際に考慮する項目では、「完済時年齢」「返済負担率」「借入時年齢」「勤続年数」「年収」「健康状態」などで多くの回答があった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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