若年層は中古M購入後に即リフォーム
2011年03月18日
―リフォーム推進協調査、平均6百万台
リフォーム推進協議会は、「10年度第8回住宅リフォーム実例調査」と「第7回住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」をまとめた。「実例調査」では40歳代以下の若年層施主の中古住宅購入後のリフォームという流れが顕著だった。
「実例調査」では、昨年1年間の竣工物件を対象に実施。有効回答数は1032票で、戸建て884件、マンション133件。「当初の住宅の取得方法」は、戸建てで最も多かったのが「注文住宅の建設」で54・6%、次いで「親からの相続」18・9%、「新築分譲住宅の購入」12・1%。マンションは、「中古住宅の購入」が45・1%でトップ、次いで「新築分譲住宅の購入」が39・1%。
「リフォームまでの居住期間」では、戸建てが「20~25年以下」の23・5%が最多だったのに対し、マンションは「0年」が29・3%を占め、中古マンションを購入後、すぐリフォームする流れが顕著だった。リフォームの平均契約金額は戸建てが649・5万円、マンションが615万円。平均自己資金は戸建てが574・8万円、マンションが556・5万円。
「潜在需要者」は、持ち家に居住する30歳代以上を対象にインターネットで実施。回答は1万120件。全体では19・4%が10年以内のリフォームを希望し、45・3%が「時期はわからないがいずれリフォームしたい」と回答。「リフォームしたい」と回答した約2000件から抽出した1078件を対象に調査した結果、平均予算は戸建てが272万円、マンションが212万円となっている。
(提供:日刊不動産経済通信)