FRK、自己居住の既存住宅流通50万件
2011年04月13日
不動産流通経営協会が発表した10年の「FRK既存住宅流通量推計結果」によると、自己居住用の住宅は09年に引き続き、新築着工と既存住宅の流通量の市場規模がほぼ同規模になったことがわかった。
10年の借家・給与住宅を含む新築住宅の着工総数は81・3万戸。既存住宅流通は堅調な住宅取得や住替え需要から、首都圏の取引件数が前年を上回るなど回復の兆しが現れ、流通量を前年比9・1%増の50・2万戸と推計している。既存住宅流通比率(既存住宅流通量を新築着工総数と既存住宅流通量の合計で割った数値)は38・2%(速報値)となり、前年比1・4ポイント上昇した。
一方、自己居住用の新築の持家および分譲住宅の着工戸数は50・7万件と前年よりも拡大したが、ほぼ既存住宅流通市場と同じ市場規模。既存住宅流通量には、法人が自己居住用に保有していた社宅が流通された件数なども含まれている。
(提供:日刊不動産経済通信)